痩せていると早漏!? 太っていると精子の質が悪い!? SEXと体型を科学する

201102051000debuyase.jpg*イメージ画像:『デブの国ノッポの国』著:アンドレ・モロア

「痩せていたほうがやっぱり健康に良い」「いやいや、太っているほうが統計の上では長生きできる」太った人と痩せた人、どちらが良いかという論争は尽きない。医学界ではさまざまな説が飛び交っているが、性科学の分野においてもかなり興味深い話題であるようだ。

 今年、トルコの国立エルジェス大学が興味深い研究結果を発表した。

「痩せている男性は太っている男性よりも、セックス時の射精が早い」

 つまり、痩せているほうが早漏だというのだ。同大学の研究チームは、1年間をかけて100人以上の男性に聞き取り調査を行った。セックスの持続時間は太っている男性が平均7.3分、痩せた男性は平均して1.8分だったという。単に太っているから、あまり激しい動きができない=刺激が少ないのでは? という疑問の余地もあるが、この研究結果は世界中の痩せ型男性たちに衝撃を与えた。

 しかし、太っちょ男性も笑ってはいられない。アメリカ、ユタ大学の研究チームによると、太っている男性の精子は、痩せている男性の精子と比べて3倍以上質が悪いというのだ。ユタ大学のハムード博士が、不妊治療を受けている390人の男性を調査したところ、彼らのうち標準体型の男性は24%、太り気味が43%、そして太りすぎが33%だった。さらに「運動性など、精子の質が悪い」と判断された人は、BMI値と比例して増加したという。精子の質には、テストステロン(男性ホルモン)とエストロゲン(女性ホルモン)の濃度が関係しているという。男性ホルモンが薄く、女性ホルモンが濃くなれば、精子の質が悪化するというわけだ。女性ホルモンには肉付きをふっくらとさせる作用があるため、男性の肥満と因果関係がありそうだが、全容はまだ解明されていない。

 ちなみに、太った女性についての性科学的な調査もおこなわれている。ハワイ薬科大学のカネシロ博士が調査したところによると、「太っている女性のほうが、セックスする頻度が高い」という。15歳から44歳までのアメリカ人女性7,000人以上を対象に、「最近セックスをしたかどうか」を質問。BMI値が25(太り気味)以上の女性は、92%がYESと答えたのに対し、それ以下の女性でYESと答えたのは8%だったという。前述のユタ大学の研究結果と照らし合わせてみれば、太っている=女性ホルモンが活発に出ているということなのだろう。だからといって「太った女はヤレる」というわけではないので早とちりしないでほしい。

 さて、結局のところ太っているほうがいいのか、それとも痩せていたほうがいいのか。「性」ばかりでなく、「生」の観点からも考えてみよう。一般に、痩せすぎの人はコレステロール値が低いため、血管が弱くなって脳出血のリスクが高い。さらに免疫力が低下するため、病気にかかりやすいという。だからといって、太りすぎても長生きできるというわけではない。血糖値や中性脂肪の値が高ければ、糖尿病や高コレステロール血症など、生活習慣病の原因となるのだ。あまりにもありきたりな結論だが、「ほどほど」が一番いいようだ。

 しかし、「適度な体型を維持するために、運動やバランスのいい食生活を心がける」というのは、現代人には案外難しいものだ。健康のためにライフスタイルを変えようとして「リバウンド」を起こすようでは元も子もない。太っている人はじっくりと結合を楽しみ、痩せている人は活発な精子をガンガン放出する。体型に合わせて豊かなセックスライフを送るのが、最も健康的と言えるだろう。
(文=花子・F・不明)

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