先日、「週刊ポスト」(小学館)に掲載されたとある記事が話題を呼んでいる。記事のタイトルは「江戸時代の日本 世界と比べ自慰が盛んでグッズも豊富だった」。さまざまな江戸時代の性具を紹介する内容に、ネットユーザーたちは「そんなに凝ったものまで……」「表通りにアダルトショップがあったなんて今と同じ」「昔から日本人は好きモノだったわけか」などと驚きの声を隠せない。
さらに人々の性生活を描く当時の浮世絵(春画)には、自慰をする女性の姿が多くあるという。事実、当時の性具には女性向けのものの方が種類も豊富だったようで、日常的に女性がオナニーしていたのは明らかなようだ。ただ、そうは言っても男性より女性の方がオナニーをしているということはないと思うのだが……。やはり春画というのはいわゆる男性向けのエロ本のようなものだったのか……、春画に詳しい専門家に聞いてみた。
「春画で描かれている自慰行為は圧倒的に女性の方が多いです。有名なところでは、葛飾北斎の『蛸と海女』などでしょうか。確かにそのような作品を見れば、今の人の感覚ではただのオナペットに写るかもしれませんね。でも実はその用途や目的というのは未だにはっきりとは分かっていないんです。性教育の一環として描かれたという説や、はたまた性思想の啓発のためや魔除けなどいろいろと推察されてます。もちろん男性の自慰の手助けとしてあったという説も有力です。どの説も確かではありませんが、その時代にあれだけ赤裸々な性を描いた文化というのが世界的にも珍しいのは間違いありません。日本人というのは性に関して奔放な考え方を持っていたということです」(K大学文学部准教授)
ポストの記事によれば、江戸時代には堂々と表通りに「四つ目屋」というアダルトショップが店を構えていたという。日本にやってきた外国人がコンビニなどで普通にエロ本が売っていることを「おかしい」と指摘する声をよく耳にするが、それもすべては江戸時代から培ってきたエロに対する日本人の大らかな態度ゆえなのかもしれない。
また、女性の性意識に詳しいライターはこんな話をしてくれた。
「セックスレス夫婦を自認する女性を対象にしたあるアンケートでは、その理由を”面倒くさい””疲れる”などと答えているにも関わらず、”セックスはしたいですか?”の問いには6割以上の方が”イエス”と答えているんです。つまり旦那とはしたくないけどセックスしたいと皆さん言っているんです。日本の夫婦のセックスレス率は国際的にも高く非常に問題視されてますが、別にそれはセックスが嫌いなわけではないんです。むしろ好きというか、特定の相手とずっとセックスをすることの方が抵抗になるのかもしれません。さきほどの6割の女性の内、半数は肉体交渉だけの浮気経験を持ったことがあると答えてますし、セックスに関して日本人女性はかなりフリーな考え方を根底に持っているのではないでしょうか」(性風俗専門ライター)
このライターによれば、セックスレス夫婦の妻が日常的(週に1度以上)にオナニーをしている割合は8割にも上るという。それを考えれば、ある主婦向けの有名通販雑誌で、毎年の売り上げランキングトップがバイブレータだという都市伝説もあながちただのウワサともいえない。妻の隠していたバイブを見つけて、思わず興奮した自分がオナニーしてしまったなんて旦那も世の中には多いのかも……。夫婦そろって隠れてオナニーなんて……日本人は変わっている……。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
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