昨年12月17日、工事現場事務所に窃盗目的で侵入したとして逮捕された、野田豪紀容疑者(34)。工事現場から盗む目的だったのは、なんと地下足袋だという。この男の自宅からは、約100足の地下足袋が押収されている。供述によると、
「男性が履いた地下足袋のにおいが好きで盗んでいた」
とのこと。
なんともキモチワルイ話だが、においの好みは千差万別。一般に「良いにおい」とされているものが、必ずしもすべての人の嗅覚に、好ましく受け止められるとは限らないし、逆もまたしかりだ。件の容疑者も、男の汗の染み込んだ地下足袋のにおいが好きで好きでたまらないなら、あのような犯行に及ぶ以外に、その欲求を満たすことは不可能だったと思われる。
そこでここでは、筆者が個人的に遭遇した「においフェチ」のうち、これはエグい……というランキング(名づけて「エグ1グランプリ」)のベスト5を紹介したい。
5位. 足の爪のにおい
「爪切りをしたあとに、足の爪のにおいは必ず確認します。たまった垢を掻き出して、そのにおいを嗅ぐ瞬間が特にシアワセ。彼氏にお願いして、足の爪のにおいを嗅がせてもらったこともありますが、あれは……イイです」(20代女性)
4位. ワキガ
「初体験の相手がワキガだったから、というせいか分からないんですが、ワキガのにおいが大好きなんです。あと、ワキガって、舐めると妙に辛いんですよ。知ってました?」(30代男性)
3位. 自分のウンコ・屁
「他人のウンコや屁のにおいは大嫌いで、悪臭そのものだと思いますが、自分のウンコや屁のにおいだけは、妙に好きなんです。大便をひねり出した後にはほぼ必ずそのスメルを確認しますし、にぎりっ屁をして嗅ぐこともありますね」(20代男性)
2位. 恥垢
「チンカス・マンカスの、独特の発酵臭が大好き!! もの心ついた頃から、自分のチンカスのにおいを嗅ぐのが大好きで、18歳のときに初めて彼女のマンカスのにおいを嗅いでからは、チンカス・マンカスともに愛おしくてたまらなくなりました。食べることもありますね。SEXの前にシャワーなんて許せない!!」(20代男性)
1位. 吐瀉物
「においだけじゃなくて、見た目もなんですが、ゲロに欲情してしまうんですよね、ボク(笑)。特に、若くてカワイイ女性が生でゲボゲボやってるとこ見ると、アドレナリンとかドーパミンといったものが、すごい勢いで分泌されているような感覚になりますね。本人には申し訳ないんですけど」(30代男性)
このように、においには、「男の地下足袋」以上にエグ〜い、多様なフェチシズムが存在するようだ。とはいっても、自分のフェチシズムを満たすために、犯罪行為に及ぶなんて言語道断。変わったフェチシズムを理解してくれるパートナーを探して、法に触れることなく楽しみたいものである。
(文=タコ野パウル)
なんども嗅ぎたくなる匂い。