片桐えりりか再登場!!

ネット上で脱ぎたがる女たちの危機感の欠如

katagiri1222_02.jpg画像はニコニコ動画より

 「片桐えりりか」、みなさんはこの女性を知っているだろうか。

 ニコニコ生放送で自身の肉体を晒す少女が増えていることは、先日の記事でお伝えした通り(https://www.menscyzo.com/2010/01/post_799.html)。「踊ってみた」、「歌ってみた」カテゴリなどで自分の技術、作品を公開する女の子たちも、スカートが短いのは当たり前、さらに水着、下着のチラ見えなども珍しいことではない。彼女たちは芸能人ブロガーが「より多くの人に見てもらいたい」がためにプライベートを垂れ流すのと同じように、「より多くの人に見てもらって、ニコ生ランキング上位に食い込みたい」がために露出度を上げていく。そんなニコ生でも最も有名な女性配信者の一人が片桐えりりか嬢だ。彼女が「片桐えりりか」としてニコ生に登場したのは2010年6月だが、そのエスニックなベイビーフェイスと完璧ボディで瞬く間にニコ生リスナーの人気を獲得。なんと1週間でコミュニティ人数4,000人以上を突破する。しかし、それだけの人気を獲得したことから彼女の身辺情報も続々と寄せられるようになり、一度は自らアカウントを削除した。

 しかし、アカウントを削除した理由はそれだけではない。なんと彼女、その間の6月28日に児童買春・ポルノ禁止法違反で京都府南丹署に逮捕されていたのだ。逮捕容疑は、2009年12月から今年の4月までネットの掲示板に「写真と下着売ります」と書き込み、京都市山科区の男性(40)と名古屋市の男性(26)に自身の下着33枚を計1万2千円で売った疑い。府警によれば、彼女は購入者に振込先口座を指定しており、全国から147人(計107万円)が口座に振り込んでいたという。 彼女が捕まった原因である、自分で自分の性器を広げて見せる「くぱぁ」写メは、モザイク付きではあるがいまだに多くの掲示板に貼られている。そしてこの一件以降、えりりか嬢は「くぱぁ姫」と呼ばれるようになる。

 未成年が「自分のエッチな写メを売る」という行為で逮捕されるということは非常に稀であり、判決がどのようなものだったのか正確には不明だが、おそらく罰金で済んだのではないだろうか。それを裏付けるようにアカウントを消去した数日後、彼女は新たなコミュニティで吹っ切れたかのように復活し、怒濤のエロ放送を始める。水着や下着、入浴中の生中継はもちろん、当時の彼氏との微エロな絡みまで披露。最もリスナーを惹き付けたのはおそらくその彼氏、510神こと後藤さんと、えりりかとの絡みだったのではないだろうか。えりりかは多くの放送を当時同棲中だったと見られる後藤さんと行なっており、二人の恋人同士という関係性から、当然のように絡みは性的意味合いを帯びてくる。当時の動画はいまもニコニコ動画やYouTubeにアップされているが、その内容はひたすら恋人同士がジャレ合っている、なんのエンターテインメント性もないものばかりだ。コメントも「(二人が性行為を)はやくヤレ」的なものばかりで、そうした期待感から「釣られて」見る人が多かった模様。結果、熱狂的なファンと同じように、アンチもかなり多いようだ。

 それでもまるで生きがいのようにニコ生を続ける彼女。「片桐えりりか」コミュニティには今現在5万1,539人が参加しており、参加者のことはえりりか自ら「くぱぁ団」と呼んでいる。団長はもちろん片桐えりりか。つい先日の12月12日にもニコニコ動画にえりりかが全裸で踊っている動画「片桐えりりか・全裸で男女を踊ってBAN」がアップされ話題になった。えりりか嬢は局部を手で隠し、胸も髪の毛を垂らして見えなくしているのだが、「男女」の曲に合わせ軽快に踊っているうちに全部見えそうになる。「乳首見えるよ、完全にコレ!!」「見える~見える~」と全裸で叫びながら踊り続けるえりりか嬢の姿には、もはやエロスではなく狂気が見え隠れする。さらにその数日後には札幌の路上でほぼ裸で「男女」を踊っていたために警察8人に取り押さえられるという事件も生中継している。どうしてここまでするのか。彼女のブログからは放送にかける意気込みが痛いほど伝わってくる。

「放送みて反省会 糞もっとはじければよかったと(´;ω;`)あーあー反省っっっっ」

「あたしはあたしの放送しますw 楽しければいいだけなのでw」

「今日もリスナー様見てくれてありがとw アンチも多いけど本当に好きで見てくれるリスナー様もいてくれて(*´ω`*) がんばって放送してるかいがある!!!!」
 そして、ネットの噂通り彼女は仙台と札幌の風俗店に勤めているようだ。そのことについても彼女は10月、ブログで言及している。

「本当は今月仕事をやめて正社員で仕事を見つけてこれから平凡に生きていこうって考えていたけど あたしはあたしで決めた生き方をしていく 後悔するかも知れないけどあたしが決めたことだから」

 ここまで自分を晒して生きていくことは、人が想像する以上に苦痛を伴うものなのではないだろうか。それが一過性のものならばいいのかもしれないが、えりりか嬢が下した決断と覚悟は、19歳の女の子にはいささか過酷すぎるように思える。

 ニコ生、Stickam、USTREAMなど、一般人もカンタンに情報を配信する側に回れるようになった現代。えりりか嬢まではいかずとも、過激な配信によって注目されることに依存してしまう未成年は多い。それは2ちゃんねるで「女神」と呼ばれている女性たちも同様だ。2ちゃんねるの「女神」とは、BBSPINKの女神版に、自分で撮った自分の体の写メをアップする女性たちのこと。そうした画像が貼られることは「女神が降臨中!!」と表され、過激な写メや動画ほどスレは大混雑する。なかには顔が写っている子までいるというから驚きだ。しかしこちらでは「みなみ」「しおり」などハンドルネーム以外の個人情報が出回っているケースは少ない様子。「ニコ生」ユーザーと比べると、ユーザー同士の交流が少ないからかもしれない。もともとえりりか嬢のようにプライベートを晒す気などさらさらないのだろう。彼女たちの素性はまったく分からないが、「体だけならバレない」、「知っている人は見ていないだろう」、「ごく短時間だけの公開なら大丈夫」という危機感の欠如があるのは想像に難くない。それに加えて、リアルタイムでエロ写メや動画を夜な夜なアップする女性が途切れないのは、それがネットの中だけであっても「注目される」「ありがたがられる」「褒めてもらえる」からなのかもしれない。

 ネットの中では、脱ぎさえすれば「女神」になれる。それがある種の快感を彼女たちに与えているのは間違いなさそうだ。
(文=ヨーコ)

『イキまくる絶頂女神。 福山さやか』

 
どこまでイキつくのか!

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