『激似!!前●敦● ブッカケに行けるアイドル』

 激似AVブーム真っ只中。国民的アイドルへと成長を遂げたあのグループに至っては、中心メンバーのそっくりさんが続々と現れ、どれもなかなかのクオリティーを誇っている。中でも前●敦●は、激似を名乗る女優が複数存在。特徴のある大きな黒目と丸顔を持つ美少女がこぞって『あっちゃん』役を熱演していく。まるで、キャラコスプレを楽しむように。

 このままでは、せっかくの逸材がマンネリ化してしまうのでは!? そう危惧していた矢先に、あっちゃんコスプレの基本概念=アイドル風セックスをぶち破る衝撃の作品が登場した。それが、本作『ブッカケに行けるアイドル・BKE71』なのだ!

 物語は、先日の総選挙で屈辱の第2位に甘んじた前●敦●が、奇跡の復活を遂げようと突っ走るドロドロストーリー。記者会見で「なんでも言うこと聞いちゃいますので、次回の総選挙では私に1票を!」と、ファン&マスコミに訴えかけ、国民的ぶっかけアイドルになっていくという衝撃の展開だ。しかも、中途半端なぶっかけじゃない。一大ぶっかけブームを生み出したワープテンタテインメント伝統の大量ぶっかけを連発。本人を彷彿とさせる黒目がちな純朴系美少女が、恥ずかしさに泣きそうになりながら、アイドルヲタたちの溜まりきったザーメンを顔で受け止めウットリ。

「もっとアタシにぶっかけて下さい」

 と、狂ったように絶叫を響かせていく。そのウットリとした恍惚の表情は、まるでたちこめるザーメン臭に酔っぱらってしまったかのよう。完全に理性を失い「もっと、もっと」と、男たちに強請る様子が、なぜか生々しく感じられた。

 さらに、スタッフにオナニーを盗撮され強制奉仕させられたり、大物プロデューサーたちにひざまづいてフェラなどの定番のシーンでも、大量にザーメンを飲み干し、顔中にかぶって見事なまでにドロドロになっていく。

 清廉潔白な存在を汚したいと願うのは人の性(さが)。それを満たしてくれる名もなきそっくりさんの彼女は、ある意味本当のアイドルかも。ちなみに、そっくり指数は85%。垢抜けない田舎娘風の立ち振る舞いが、もしかすると前●本人もデビュー前はこんな感じだったかもと思わせてくれる女の子だ。激似と呼ぶには甘いかもしれないが、いずれにしても愛らしい女優さんである。個人的には、似てる似ていないより、もっと重視すべきはロマンにあると思う。こんな風にアレンジされるなら、あっちゃんはもっとコスプレキャラ化されてもいいのではないか。もっと弄って弄られて、アイドルヲタのロマンに応えて欲しい!
(AV評:文月みほ)
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◆メーカー:ワープテンタテインメント◆品番:WDI-015◆時間:130分◆価格:2980円