AKBは「好かれる」なんですねえ

業界内の評判!! 好かれる芸能人、嫌われる芸能人

akb1021.jpg※画像はイメージ 『SET LIST~グレイテストソングス 2006-2007~』

 14日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で、演出家の広井王子(56)と「深夜のお泊りデート」をスクープされたAKB48の秋元才加(22)。34歳差の熱愛か、はたまた「芸能界特有の枕営業か!?」というウワサも流れ、一時騒然としたものの、当事者2人はこれを一貫して否定した。

 広井は自身のブログで、「たくさんいる芝居仲間と同じに考えていました。このたびお騒がせしたことにつきまして、関係者のみなさん、ファンのみなさんに、お詫びいたします。秋元才加さんにも申し訳ない思いです。いくらなんでも56のジジイと恋愛じゃかわいそうです」と苦し紛れにも見える謝罪を掲載。

 一方の秋元は「演技についていろいろアドバイスをしてくださる先生であり、尊敬している演出家です。父親以上に歳が離れているので、まさか、そんな噂になるようなことはないだろうと思っていました」とブログでコメントを発表した。

 だが、どのように謝罪しようとも、秋元宅に広井王子が一泊したという事実だけは肯定されているため、「いいわけにしか聞こえない」「大事な時期だったのに完全に冷めた」「枕営業の実態把握」などとネット上での祭り状態は加速する一方だ。
 
 しかし、どんな手を使ってでも売れたモノ勝ちなのが芸能界。そして、売れるにはやはり露出を増やすことが一番だ。その方法として、大物演出家や放送作家との強い結びつきを持つことは、古典的ではあるが手っ取り早い手段の一つである。事実がどうあれ、ほとんどの場合、コネや評判で仕事の有無が決まる今の芸能界で関係者に好かれることは成功を意味している。そういう意味では、AKB48は、関係者から今最も好かれているアイドルグループと言っていい。

 AKBが関係者を利用しているのか、関係者がAKBを利用しているのか、それはもちろん相互依存ということだが、今はアイドルなんていくらでも代用の効く時代であり、生き残るために関係者から「好かれる」ということは、最も大切なことだ。

 逆に、評判が悪くなればすぐに仕事に行き詰るのが世の常だ。遅刻の常習などはもってのほかで、現在テレビを仕切る芸能界随一の大御所といっても過言ではない島田紳助プロデュースのユニット・新撰組リアンに在籍する榊原徹士(20)は遅刻癖が災いして仕事を干されている。同じく紳助に気に入られていた若手女優・福田沙紀も、時間にルーズなところを叱られ、バラエティー出演の機会が減ってしまったという。

 また、テレビ出演が増えたことで思い上がり、横柄な態度を取る芸能人も当然のことながら嫌われる。山田邦子や森脇健児、最近ではエドはるみ、沢尻エリカなどがいい例だ。

「自己主張が強すぎるタレントは使いづらい。女優・俳優でも監督と衝突する。沢尻が未だに女優として復帰できないのも、沢尻との共演をNGにしている俳優や女優が多いからですよ。ああいうスキャンダラスな女優とはなるべくなら関わり合いたくないというのが、制作スタッフの本音でもあるでしょう。もちろん彼女にクリエイター魂を刺激される、という方もいるでしょうが、スポンサー受けはすこぶる悪いですからね。大作映画にはまず使えませんね」(映画配給会社スタッフ)

 不況の折、低予算の単館系映画はほとんど作られなくなっている映画界。東宝などの大手とテレビ局がタッグを組み、一流企業をスポンサーにつけて製作委員会方式を取ることが多いため、出演者の「イメージ」や「素行」はこれまで以上に重要ということだ。アーティストや表現者を気取っても、「スポンサーウケ」が悪ければ起用されることはないのである。また、共演者とトラブルを起こすタイプも避けられる傾向にある。たとえば、今共演させれば衝突は免れないと言われるのが上野樹里と戸田恵梨香だ。かつてブレイク前にドラマ『エンジン』(フジテレビ系)で共演経験のある二人だが、共に演技に対するこだわりが強く、また主演級の女優であるため、現在は共演不可能だろう。

 さらに、遅刻やドタキャン、暴言など以上にNGなのが、やはりドラッグだ。ドラッグの使用を疑われるような場所に出入りしている芸能人は、どんなに人当たりがよくても仕事を振りづらい。つい先日、キャンドルアーティストのキャンドル・ジュンと再婚した広末涼子は、お相手の仕事や外見的特徴からスポンサー離れは必至、価値暴落とまで言われている。

 一方、大御所に好かれる芸能人の一人として、アンジャッシュの児嶋一哉の名前が挙げられる。アンジャッシュと言えば、最近は相方の渡部建のソロ活動が目立ち、児島は「じゃないほう」と認識されてもおかしくないほど露出が少ない。だが、意外にも児島は、明石家さんまやとんねるず石橋貴明などに深くかわいがられており、仕事終わりや休日を共に過ごすほどの仲だというのである。

 生き馬の目を抜く芸能界で、実力だけを武器に戦っていくのは、非常に稀な例だ。多くの芸能人は、同業者や関係者から好かれることによって仕事を享受している。タレントに限らないが、仕事をしていくうえで必要なのは、たとえ売れても自分を客観的に見つめる目と、いつまでも謙虚な気持ちを忘れない初心なのかもしれない。たとえ芸能人だとしても、容姿だとか話術とかではなく、そういった人間の根本的な道徳心が末永く成功する秘訣なのである。
(文=峯尾/http://mineomineo.vox.com/

 

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