世知辛い……。今年8月。100万円の借金を返済するため一大決心をして着エロDVD『がけっぷちアイドル 茜笑美』(BAGUS)に、出演した茜笑美ちゃん。売れれば借金一括返済。売れなかったらAV出演を条件に、清純派アイドルとして生き残るための最後の勝負にかけた。アイドルとしてだけでなく、人生の崖っぷちにも立たされ必死に頑張ったのだが、あの日から2カ月。遂に恐れていた結果が下されてしまった。
見てお分かりの通り、結果はアウト~!! AV出演となってしまったわけだが、それが悲劇の結末だとは限らない!?
遂に、これまでありとあらゆる方法で隠してきた秘部を公開することになってしまった彼女。アナルまで丸出しにされ、恥ずかしさにうつむいてしまうのだが、その姿が惨めかと言えば逆。積極的に全裸を晒したわけでもないのに、妙に清々しいオーラが立ち込めていたのだ。
「あってる? これであってる?」
AV男優の巨根にソロソロと舌を寄せながら何度も問いかける彼女。フェラと呼ぶにはぎこちない舌使いで懸命に舐めまわし、大きすぎて入らないカリ首を、よだれを垂らしながら咥えこむ。初めてのフェラではないだろうが、大きな瞳はみるみるうちに涙でいっぱいになってしまい、本当に苦しそうだ。
そして、そのままセックスに突入。泣き声にしか聞こえない喘ぎ声を漏らし、挿入時間もわずか数分というあっさりとしたカラミだ。しかし、その短さが彼女の限界値を知らせているのも確か。ヘタな演出をしたり、恍惚の表情を取り繕う余裕さえない、ギリギリの表情にドキリとするほど興奮させられてしまう。こんなガチな顔、本物の彼女でもなかなか見せてくれはしないだろう。
ラストシーン、こんな頑張り屋の彼女に最後のチャンスがやってきた。セックス中に100万円の束を口に咥えて落とさなかったら全額支給。彼女の顔も一気にほころぶのだが、やっぱり世の中は世知辛い。どんなにねちっこく全身を舐められても歯を食いしばっていたのに、立ちバックで挿入されると……。
「あぁぁ~ん」
遂に声を漏らしてしまったのだ。これまた大きく口を開けて……。う~む、そこがツボだったか。
一大決心に敗れ、AV出演をすることになった彼女。失ったものはたしかに大きい。しかし、得たものの方がもっと大きかったのではないか? そう感じたのは、ラストシーンで、ご褒美のピンクローターを手にした瞬間の嬉しそうな顔を見つけた時だ。
わずか数百円の大人の玩具を手にしてニヤリと顔を歪めて喜ぶ笑美ちゃん。本当の逆転劇はきっとこの瞬間にスタートしたに違いない。下手なプライドを捨てた美女の巻き返しは、少しの迷いもないもの。次回作では凄いことになってるんだろうなぁ……。
(AV評:文月みほ)
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