白衣に身を包む姿は、鉄の女をイメージさせるクールビューティーな美人女医。しかし、私服になった途端、メス臭を漂わせる魅惑的な美女の素顔を露わにする。そんな魅力溢れる女医のみれいさんが、変態S男集団の餌食になってしまうのが本作品だ。
「女のくせに勉強ばかりしてとか、女らしくしなさいとか言われ続けていて、女性とは何かということに興味があったんです。そこで産婦人科医の道に進みました」
取材と偽って近づいてきた男たちを信用した彼女は、カメラの前で質問に応えていく。しかし、インタビューの途中いきなり画面が切り替わると、さっきまでの知的な顔からは想像もできない怒りに震える顔が現れる。どうやら彼女は取材日以来、男たちに犯され続けていたことがこの一言で知らされる。
「もう今日で最後にして!」
さて、この「脅迫スイートルームシリーズ」ほど、完成されたハメ撮り作品はないだろう。過去と現在を交互につなげた編集は、一見すると乱暴にも見える。しかし、屈辱と快感でぐしゃぐしゃに歪んだ顔の合間に、チラッと現れるインタビュー中の知的な顔が、見る者の加虐性欲をガツンと刺激する。そこには何の説明もない。それがなぜか、「どうかこの女の体裁と本性とのギャップをせせら笑ってくれ」と言っているように感じられるのだ。これぞ、編集の妙技!!
後半は、調教され続けたみれいさんの無残な痴態が露呈されていく。黒いパンストを引き裂かれ露わになった雌壺からは、愛液が糸を引くほど垂れ流れている。マゾヒストであることを暴かれた彼女は、強気な態度から一転、啜り泣くような声で愛撫を受け入れていくのだった。立ったままで膣をかきまわされ乱暴に甚振られ、強制フェラ。高層ホテルから真昼の都会の景色を見下ろす窓辺でハメ犯されながらも、甘い声を漏らし、顔射されるや指ですくってザーメンを飲み干す。
やがてすっかり羞恥心を奪われた彼女は、拘束されると男を懇願するように見つめながらアクメ。知的な女医の姿は見事に消え失せ、欲望の権化と成り下がっていく。
以前、このシリーズに登場したことのあるM女にこんな話を聞いたことがある。
「顔を踏みつけられて気持ちいいと感じたのは、この撮影だけだったんです。後にも先にもね」
この言葉こそ、本シリーズが高い評価を受けている証だろう。頑固なマゾヒストの芯の芯まで快感へと導いていく。彼女たちのアクメと叫びに偽りがないからこそ、見る者の芯も震わせていくのだ。
(AV評:文月みほ)
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