もしも、現役バリバリの黒ギャル・桜りおちゃんが嫁になったら!?
「フツーが一番。フツーに暮らせるのがいい!!」
冒頭のインタビューでそう真面目に答えた彼女だったが、この一言がまさかの死亡フラグ。キッチンでイチャイチャと若い旦那と玩具遊びをしたり、夜のベッドで高校生ごっこを楽しむまでは確かに普通の嫁。しかし、その後とんでもない不幸が彼女に降りかかるのだ!
昼間のリビングで奥さん仲間とエクササイズを楽しんでいる最中、いきなりレズを強要されてしまったりおちゃん。さっきまで涼しい顔でエクササイズしてたはずの若妻が、いきなり豆ローターを取り出すと彼女の乳首にあてがいニンマリ。最初は恥ずかしがっていた彼女だったが、気がつけばレズの虜。若妻を四つん這いにさせて、積極的に責めてしまうのだ。その姿たるやどこが普通の嫁なんだと首をかしげてしまうほど熱っぽい。
さらに、会社からの帰宅直後の彼女が、旦那に電マでマッサージをして貰うという現代夫婦の姿を描いたシーンでもおかしなことに。いきなり、別の男が入ってきて「あれ? 今日は俺の日だろ!?」と首をかしげる。当然、2人は驚いて男を凝視するのだが、その後もぞろぞろと別の男が押し掛けては同じ台詞を吐いていく。気がつけば自称旦那で部屋は密集してしまい、彼らに一気に迫られた彼女は言葉を失ってしまう。しかし、いきなりニンマリと笑った彼女は、反撃態勢に。啖呵を切って男たちをねじ伏せると、電マ奉仕をさせてしまうのだ。
最初から黒ギャルに普通の若妻作品が許されるわけがないとは思っていたが、やってる方も見ている方もまさかの展開に驚かされっぱなしに。結局、最後は旦那の前で、旦那の友人2人にセックスさせられるという変態プレイを強要されるが、その恥ずかしがり方がめちゃくちゃリアル。きっと撮影当日まで詳しいプレイ内容は聞かされず、その場で初めて知ったパターンに違いない。用意された「嫁」というシチュエーションを完全に裏切る内容に、彼女は終始あたふたしっぱなし。半分はドラマなのだが、半分はガチ。普通の嫁を想像したいた彼女が翻弄される様が手にとるように分かるのだ。それはまさにコントを見ているようでもある。
AV女優の演技力が向上し、本格官能ドラマをAVで楽しめるのが当たり前になっている昨今。ここまでユルユルの作品は逆に珍しくなっている。しかし、それが悪くない。秋の夜長、ニタニタと笑いながらユルイ気持ちで楽しめる作品である。
(AV評:文月みほ)
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