「アイドル」。何度聞いても心躍る言葉であるが、そのフレッシュな響きの裏で、次々と新人たちが現れては消えていく芸能界。これだけアイドルが多いと、いくら可愛くても、いくらスタイルが良くても、それだけで生き残るのは至難の技である。そうなると結局、芸能界の生き残りに必要なのは「またこのコと仕事がしたい」と思われる”人柄”なのかもしれない。
そんな中、一緒に仕事をすれば、誰もがその性格の良さにファンになってしまうアイドルがいる。それが今回登場する、種田ちえりちゃんだ。7月に19歳になったばかりの彼女は、中学生の頃にグラビアデビューした。身長166㎝、B88（Eカップ）という抜群のプロポーションと屈託のない、まるで子どものような笑顔を武器に、着々とファンを増やしており、7月31日には約1年ぶりとなる新作DVD『Cookie 種田ちえり』発売を控えている。少女の面影を多分に残しつつも、その肉感的なボディで多くのファンを獲得した”天真爛漫系アイドル”種田ちえりちゃんの魅力を紐解くべく、独占インタビューを敢行した。
──お会いしてまだ5分くらいですけど、めちゃくちゃ人なつっこいですね。
「そうなんですよ！ 全然人見知りしないんですよ！ でも、最初は人見知りしないんですけど、そこから深入りしようとすると人見知りしちゃうんです……」
──それって人見知りって言うのかな（笑）。じゃあ休みの日とかはワイワイ遊んでる感じ？
「それが、1人で遊ぶのが好きなんです。1人で公園のブランコに乗ったり、近所の河川敷で体育座りして、川の流れを見つめてたりしていますよ」
──川を見つめるアイドルって（笑）。デビューのキッカケは何だったんですか？
スカウトですね。地元の駅で声をかけられたんです。
──怪しくなかったですか？
「めっちゃ怪しかったですよ！ 挙動不審気味なスーツのオジサンに、『ちょ、ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと……』って声をかけられて、絶対に援助交際だと思いました」
──確かに怪しいですね……。
「ですよね!? だから私、絶対にダマされてるって思って、でもこんなオジサンにダマされたくないとも思って、でも悪い人じゃなさそうだったんで、お父さんを呼んで2人で話してもらいました」
──えっ、2人で？
「はい。私はすぐに帰ったんで、お父さんに任せて2人で（笑）」
──（笑）。元々、芸能界に興味はあったんですか？
「ちっちゃい時に、『芸能界入りた～い☆』ってのはありましたけど、絶対に大変だろうし、私には縁のない世界だと思ってました。でも、このスカウトをきっかけに、人生は一度きりだしやってみようかなって思ったんです。お父さんも、悪い人じゃないって言ってたし」
──それで中学3年生の時に事務所に入ったんですね。プロフィールを見ていて気になったんですが、この特技「レモンの一気食い」というのは？
「あ、レモンの一気食いは止めました」
──ええっ？ 特技なんですよね？
「こないだ歯医者さんに行ったら、『歯が溶けてるけど、最近何かしてます？』って言われて。ちゃんと寝る前に歯も磨いているし何だろう？ って考えたら、レモンだったんですよ。そもそも、私って特技がなくて、ファミレスでレモンの小さいのをかじっていたら、マネージャーに『酸っぱくないの？』って聞かれて、『じゃあそれを特技にしよう！』ってことになって、次の日に事務所のHPを見たら、『特技：レモンの一気食い』って書かれてたんです。まだやったことないのに……。それからインタビューするたびに食べさせられてました（笑）」
──それでついにドクターストップが（笑）。
「はい（笑）。だから次の特技を何か考えなきゃって思っていたら、マネージャーに『エビ反りしたらエロいんじゃない？』って言われて、リンボーすることになりました」
──ゼロから特技を作ってるんですね……。じゃあせっかくなのでリンボーしてもらってもいいですか？
──ありがとうございました！ 身長がある分、迫力が出ますね。それにしてもちえりちゃんって、見事なモデル体形ですよね。
「そうですか？ 競泳水着が似合うとはよく言われますけど（笑）。でも実は、小学校2年の時から2センチしか身長が伸びてないんです」
──今の身長が166cmということは、小学2年で164cm!! それはまたずいぶんと早熟ですね！ ちなみに、自分の身体で自信のあるところは？ ネットなどでは”お尻”が絶賛されていたりしますが。
「いや、ないです（キッパリ）。自分の身体に全然自信がないんです！ う～ん、強いて言えばホクロかな」
──ホクロ？
「私、ホクロが3つあるんですけど、うなじと、胸元と、股間（笑）。股間のホクロ見ます？これなんですけど……」
──おおっ！ そんなノーモーションでいきなり!! 女性の大切な部分にある、しかもアイドルのホクロ見たの初めてですよ（笑）！
「あーー私もしかして、今、超恥ずかしいことしちゃいました？」
──頭で考えたことを、割とそのまま素直に行動に移しちゃうんですね（笑）。えー、話題を変えて、最新DVDについてお聞きします。ずばり、どういった内容なのでしょうか？
「今回はですね、『お菓子系DVD』って言ってるくらいなので、純粋に女子高生を楽しめるDVDですね」
──今年の3月まで女子高生だったんですもんね。
「そうですよー、撮影は高校生の時だったんで、ギリギリ在学中でした（笑）」
──ちえり的オススメポイントは？
「今まで出したDVDは、『水着を着てきわどい格好を！』って感じじゃないですか？ でも今回は、『純粋に女の子が見れる』DVDなんです。なんて言ったらいいのかな？ 『可愛さの中にあるエロス』というか、『直球じゃないエロ』というか？」
──中2男子に戻った気分で妄想するノスタルジックなエロ？ もしかして、ジャージ姿とかもあったりするんですか？
「もちろん、ありますよー！ 女の子がジャージ姿で体育座りしている所に感じるエロス！ いいですよね～♪ もちろん、スクール水着やブルマもありますけど、日常の何気ないシーンにある、ドキドキしちゃう仕草をお届けしますので、女子高生が好きな人は是非是非観てください！ あっ、原稿には、『ドキっとしちゃうDVDだ！』ってとこを強調して書いといて下さい（笑）」
──了解デス（笑）。では最後に、今後はどんなアイドルになりたいですか？
「型にハマりたくないですね。『わたし!!』って感じで、素の自分を表現していきたいと思います。『○○だぴょんっ☆』みたいにアイドルアイドルするんじゃなくて」
──それも可愛いですけど（笑）。
「ええっ？ じゃあやろうかな（笑）。あと、最初は興味なかったんですけど、ドラマとかしてみたいですね。演技もグラビアも、自分を表現できるお仕事なので。あ！ あと浴衣を着たい！」
──なんですか急に？
「まだお仕事で浴衣を着れてないんですよー（泣）。だから浴衣を着るお仕事下さーい！ これが一番大事―!! うなじラブになりますよ、きっと!!」
インタビュー中も撮影中も、常に笑顔でキャッキャしていた種田ちえりちゃん。プロフィールに書いてあった、「現場の誰もが彼女のファンになってしまう」は本当だった。アイドル戦国時代と呼ばれる現在、その娘の売れる売れないはキャラ付けによる部分が多い。しかし、種田ちえりちゃんのように、本当に性格のいい子には、ずっと残ってほしいと願う。
（取材・文＝福田哲平）
種田 ちえり（たねだ ちえり）
生年月日：1991年7月12日
サイズ：T166／B88（E）・W60・H91
血液型：A型
特技：レモンの一気食い、リンボーくぐり、エビ反り
趣味：音楽鑑賞
オフィシャルブログはこちら。
7月31日発売!!
