『隣の浴衣夫人』秋吉小百合ほか

AV 2010年07月27日

　連日のように熱帯夜が続き、寝苦しい日々に悩まされている人もいるのでは？　そんな方たちに涼しげな夏の夕べの薫り感じる癒し系作品をご紹介しよう。

　この作品はタイトルを見てお分かりの通り、浴衣をテーマにした人妻作品。浴衣にまつわるちょっとイイ話から、刺激的な夏の恋まで3つのストーリーが用意されている。

　第壱話は、七夕の夕べの奇跡を描いたロマンチックな作品だ。艶やかな浴衣に袖を通し、亡き婚約者を想いながらオナニーにふけっていた小百合さん。短冊に「もう一度、彼に逢いたい……」と書きしたためたところ、なんと目の前に死んだはずの彼が現れた。しかし、彼女は今は人妻。「結婚しているのよ……」と打ち明けるのだが、夏の恋はあわてん坊。迷う隙さえ与えられず、マジカルな恋に溺れていくのだった。

　第弐話では、隣に住む受験生を摘み食いしてしまった淫乱妻が主人公。夏祭りでざわめく夏の日の夕方。多忙な夫を顧みることもなく、紫の浴衣で若い男を誘いにきた美人妻の綾は、熱っぽい身体を彼に預け、不倫セックスを堪能。どんどんと深みにハマっていく。

　第参話は、熱帯夜を舞台にデンジャラスなセックスに堕ちていく35歳のスケベ妻・京香が主役。若い浮気相手に別れ話を切り出すのだが、京香の色っぽい浴衣姿を目の前にして、男は彼女を諦めるはずもなく……。

　男の強引さに酔いしれながら、絶叫を響かせる人妻たち。浴衣の奥から現れる彼女らの汗ばんだ柔肌に、過ぎた夏の淡い想い出を重ね合わせ、しっぽりと燃え上がりたい。そんな夏特有の作品である。
（AV評：文月みほ）
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