男子3人と酒が揃えば、夜半過ぎにはエロ話、とはよく言ったもので何歳になっても男性は下ネタが大好きだ。しかし、女性はどうなのだろうか、女性のは男性の前で下ネタを拒絶することが未だに少なくない。そんな男性たちに朗報(?)なのが、6月16日に新宿ロフトプラスワンにて行われたY-1グランプリ! なんの略称かといえば、ズバリ「ヤリマン」。そう、このイベントは自称ヤリマンが集まり、ヤリマンのNo.1を決めようというイベントなのだ。
そもそも、なぜこのようなイベントを開催しようと思ったのだろうか? 主催者であり出場者でもあるりえ坊、ドルショック竹下、神無月ひろ、はるうらら、大泉りかの5名にお話を聞いてみた。
大泉りか「1度、お酒を飲みながら関係を持った男たちの相関図を書いていたんですよ。すると、微妙に男がカブっていて、ヤリマン小宇宙を形成している、いわゆるヤリマンダラが完成したんです。じゃ、これイベントでやってみようって決めたのが今年の3月くらい」
――イベントに出ることに対して抵抗はありませんか?
全員「今さらです。まったくありません(きっぱり)」
ううむ、たくましいぞ。女性なのにそこら辺の男よりかずっと潔いようだ。
開演時には客席も満員御礼。男性が8割程度で、女性もグループもチラホラ散見できる。かわいい子だったり、真面目そうな子だったり、立ち見客が出るほどになり、世間のヤリマンに対する潜在的な興味がうかがい知れた。ニポンジン スケベネー! ちなみに、このイベントには「ヤリマン席・出演者とヤった男子席」なる、特別なお座敷席が用意されていた。こんな場所に誰か来るのかと思いきや、なんと満席! 男は誇らしげに、女性はあっけらかんと席についていた。
イベントは3部構成。まず第1部では映像で10分間の自己アピール。先陣を切ったのが自称ヤリマン見習いの、はるうらら。「アタシとセックスすると、いろんなオプションが付いてくるよ」との言葉通り、お兄ちゃんと遊園地デートするというほんわかしたノリの自作PVを上映した。しかし、直後にSMプレイ映像に突入!! さらに昔、出演したというスカトロものAVも数カット上映し、この日の特別カクテル、ザーハイ(ザーメンハイ。豆乳の焼酎割り)を片手にした観客一同をフリーズさせた。
それはもちろん続く4人も同じ。りえ坊は、バンド「マンコス」時代の映像。もちろん全裸・亀甲縛り状態。ロリータファッションに身を包んだ神無月ひろは、「ヤリマンじゃなく、させ子。童貞なんでさせて下さいと頼まれたら断れない」と迷言。大泉りかは、飲んだビールをおしっことしてビアグラスに注ぐ”自己ビアサーバー”のカット、ドルショック竹下は関係を持った男性につくらせたというPVを持って参上した。
その後、ヤリワンビンゴ対決に突入。お題の書かれたビンゴカードを出演者たちが持ち、特製のパンツくじ引きを引きながら、お題のエピソードを話して列が揃った者が勝者というものだ。お題「童貞」ではドルショック竹下が、2ちゃんねるの掲示板で男子高校生を集め合コンを開催し、かわいいジャニーズ系の男の子を食べちゃったという話や「親子丼」でははるうららが母と共通のM男(71)を飼っていると爆弾発言。どれもヤリマンの名に恥じぬ名エピソード揃いであった。
第2部は実技アピールが開始される。まず1回戦は「口説き対決」。場内にいる好みの男性を捕まえて、どのようにセックスに持ち込むか各自アピール。
大泉りかは、居酒屋シチュエーションで、酔ったフリをしながら「暑いよー」と甘えた声で男性にすり寄る。「キャミソールがヒョウ柄だけど、下も同じなんだよ。見る?」と言いながらチラリ。「この先はホテルでね」とリアルな手法を再現。はるうららさんは「お兄ちゃん、お願い事聞いてくれる? はるのう○ちするところ見て下さい!」と独自路線でアピール(?)。
2回戦は「キス対決」。ここでは、他を圧倒したのはりえ坊。酔いつぶれた男性に向かって「あれ、どしたー?」と聞きながら反応がないのをいいことに「チューしちゃおっか」。その直後、顎から頬からベロンと舐め上げ、人形につけられたメガネもお構いなしに舐めまくる。「痴女だ!」「妖怪だ!」と会場から悲鳴が上がり、出演者たちからは「すっごいリアルだ、本当にやってる手口じゃん!」と野次が飛んだ!! なんと恐ろしい……。
3回戦は「フェラチオ対決」。各自好みの擬似イチモツを持参してきており、そのテクニックを披露。笑いと興奮を誘ったのはドルショック竹下。「大きければ大きいほどイイ」という彼女は、まずパンツの上から匂いを嗅ぎ「え?臭くないよ。大丈夫」と言いながら上から唾液で満たす。スンスンと匂いを嗅ぎながらも「臭くないよ?」と終始笑顔で相手に気を遣わせない対応に好感を持ちつつ、かつ行為自体も時折歯を立てるなど変化を加え”持ち技”の多さを存分に発揮しながら射精まで導いていた。「汚くないよ。汚くない」と最後まで心遣いを忘れないのは見事の一言!!
そして、最後の第3部は、今まで誰とやってきたのかを語るヤリトーーク。風貌が似ているマンガのキャラクターを各自用意しており、模造紙に貼りながら「ヤった、ヤってない」の相関図を書いていく。彼女たちの口から業界人や関係者の名前が出てくる、出てくる。しかもそこで「あ、それ私もヤったよ」と繋がっちゃうのだ。”特別席”の男性は、どのような思いで見ていたのだろうか。そして、思わぬビッグネームが飛び出し、会場は騒然となりながらの暴露が続く。残念ながら、あまりにも過激なためここは参加者だけの秘密とされてしまった。どうしても知りたい!! という方は、次回も予定されているそうなので、そちらをお待ちいただきたい。
3時間に渡る長い戦いは終了。優勝者は、観客の投票で決定される。誰が1番ヤリマンなのか――名誉なのか不名誉なのかは本人たちのみぞ知るところだが、「ヤリマンは意外に純情(大泉)」の言葉通り、できれば優勝したくない――そんな空気が一瞬流れる。
集計の結果、栄えあるヤリマン優勝者に選ばれたのは大泉りか。「ヤリマン! ヤリマン!」のかけ声がこだまする中、「負けようと思って来たのに……」とポツリ。ちなみに優勝者へのプレゼントはバリアンリゾート(ラブホテル)のペア宿泊券、下-1グランプリの審査員になれるという輝かしい(?)もの。
こうして幕を閉じたY-1グランプリ。第2回、第3回開催も視野に入れているとのこと。生でヤリマンの勇姿を見るなら是非! ただし、純情な男性には少々刺激が強いので、知らぬが仏……かもね!?
Y-1グランプリ 投票結果
優勝 大泉りか(26ポイント)「負けようと思って来たのに……」
2位 りえ坊(24ポイント)「ありがとうございます」
3位 ドルショック竹下(23ポイント)「まだモテるラインだ」
4位 神無月ひろ(12ポイント)「もっと話していないエピソードがあった」
5位 はるうらら(9ポイント)「ヤリマンじゃないですから」
(構成/鼠オヤヂ)
出演者ブログ
◆大泉りか「フシダラな果実」
◆ドルショック竹下「今日のドルちゃん情報」
◆神無月ひろ「神無月ひろの徒然騒乱日記」
是非とも研究に協力したい
素晴らしいダイエット本
先生は、どんな絵を想像してるの?