SM愛好家たちで構成されているスワッピングサークルに入会を希望する夫婦が、会の代表者と面接を行い、その妻は夫の目の前で緊縛調教を受ける。古い日本家屋の中、天井から吊るされ、激しい玩具責めやディープスロート。そして、夫の目の前でセックスをするという羞恥プレイの数々を身体の芯から受け入れ、苦しみの果ての恍惚に喘ぎ、真の夫婦愛に目覚めていく。この『しつけてください 若妻・奴隷志願』シリーズは、毎回、同じシチュエーションで、同じプレイを行っているドラマ作品なのだが、コアな支持者が多い隠れた傑作だ。
本格的な麻縄緊縛を行うことから出演する女優のレベルも高く、皆、真性M女ばかり。そんな話題の作品に遂に晶エリーちゃんが登場！ 現役女優屈指のハードコアプレイヤーだけに、これまで出演していなかったことに驚いてしまうのだが、さすがに満を持しただけあり、内容は最高クラス。これは本人に聞いた話なのだが、撮影のラストシーンでは、あまりの快感にゾクッと鳥肌が立ったというから、観て損はない保証付きの作品となっている。
毎回、同じ内容だとは書いたが実はこれ、シチュエーションは決まっているものの、調教シーンが始まると完全にアドリブなのだそう（エリーちゃん情報）。フェラのシーンで興奮のあまり自らの指を使ってセルフ潮吹きをしてしまうエリーちゃんなのだが、勿論、これもアドリブとのこと。
「ここまでするつもりなかったんだけど、凄く世界に入っていたみたい。畳の上に吹いちゃったから後が心配ですけどね（笑）」
そして、激しい緊縛調教のラスト、彼女は意外なひと言を漏らし感動を呼ぶ。そして、そのひと言こそが本作をシリーズ最高傑作にしたのだといっても過言ではない。
「自分でも言った後にゾクッとしたんです。なぜか湧いてきたひと言なんですよね」
夫婦愛の深さにしみじみと酔いしれることができる大人のための感動作。SMに興味がない人さえも興奮に鳥肌が立ってしまうことだろう。
（AV評：文月みほ）
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