伝説の美少女AVシリーズ『ミス本番』とは
1980年代前半、世の男たちを熱狂の渦へと巻き込んだ伝説の美少女AVシリーズがあったことをご存じだろうか? その作品こそ宇宙企画の『ミス本番』。宇宙企画と言えば、現在でも美少女単体メーカーの筆頭格だが、その礎を築いたのがこの作品に代表される美少女本番もの。それまではストーリー仕立てで描かれることが多かった日本のポルノ作品の常識を一変。物語性を排除し、美少女の本番行為をドキュメンタリーに写し撮ったことで圧倒的な臨場感と興奮を得られる作品へと進化させた。中でも1983年にリリースされた『ミス本番・裕美子19歳』は、あまりの人気から、ブルーフィルムの時代に終止符を打たせ、のちにAV黄金期を築くきっかけにもなったと称されている。
『ミス本番』平成版として復活!
まさに昭和を代表する幻の傑作『ミス本番』であるが、なんと約20年の時を経て今年4月16日に復活することとなった。平成版ミス本番に選ばれたのは、山梨県在住の素人娘・優子ちゃん(25歳)。20代半ばでありながら、あどけなさを残すキュートすぎるツンデレ娘だ。もしかすると、かつてのウブで世間知らずな女の子と位置付けられていたミス本番娘たちとの違いに戸惑いを覚える人もいるかもしれない。しかし、緊張のあまり突っけんどんになってしまうシャイな人柄こそ、平成版清純娘なのだということは、デビュー作『ミス本番 優子 緊張と恥じらいのデビュー』を見れば納得できるはず。「別にエッチはそんなに好きじゃないけど……」と、不機嫌そうな発言にヒヤッとさせられるものの、セックス本番が始まると一変。戸惑いながらも甘えん坊な素顔を晒し、つぶらな瞳を潤めて快感を露わにしていくという、瑞々しいセックスを堪能させてくれる。
そんな優子ちゃんのさらなる素顔に迫るべくインタビューに答えて貰った。
──デビューのきっかけは?
「きっかけというきっかけはないんですよ。街でスカウトされて話だけでも聞いてみようかなと思っただけで。これまでAVをちゃんと見たこともなかったし」
──AVに興味がなかったの?
「そういうわけでは……。私、ヤキモチ焼きなんです。ラブホに行くと彼氏がつけたがってたけど必ず消しちゃってたんですよ。だって、私以外の女の子を見てほしくないから」
──エッチが好きじゃないって本当?
「たぶん、そこまで好きではない気がする。25歳だし、つきあった数はそれなりにいますよ。私、カッコイイ人に弱くって(笑)。だけど、エッチしたのは5人だけなんです。一緒にいられたらそれで幸せってタイプだから」
──エッチよりオナニーが好きとか?
「あはは……そうなんです(笑)。いつもはシャワーでしてます。たまたまアソコにあてたら気持ちよくって。なんか素敵な感覚がこみ上げてきて、これはいいな~って思ってオナニーし始めたんですよね。撮影でもしたけど、うちのシャワーヘッドと違うから、なかなかイケなくて困りました」
──初めてのAV出演の感想は?
「う~んと、忘れたぁ…。緊張しててあまり覚えてないんです。でも、初脱ぎの時は覚えてます。やたらと人が多くて、みんな遠くに立ってて。シーンとした中で、ひたすら注目されるから恥ずかしくて、変な汗かいちゃいました」
──でも、脱がされる前からパンティは濡れてたよね? もしかしてあれも汗だったの?
「あれ……そうでしたっけ?(照)」
──感じやすい?
「オナニーだと感じるんだけど、エッチでイッたことはまだないんです。イク時の感覚とエッチの気持ち良さは、何か違うから。あの感覚ではイケないなぁ」
──男優さんとのエッチでもイケなかった?
「私、雰囲気に弱いんです。だからハメ撮りみたいに、2人きりでイチャイチャしてたらイケるかも? 3Pとか凄い体位とかは少し違うかな」
──逆に優子ちゃんのテクニックで彼をイカせた経験はある?
「フェラで、ということですよね。なくはないです。口で出ちゃった場合は一応飲みますね。その方が喜ばれるので。にが~ってなりますけど(笑)」
──今後の目標は?
「目標というか、プロの方が相手なので、どんなテクニックを持った人とエッチできるのか楽しみにしてます。プレイとしては、コスプレが好きなので、制服を着てやってみたいとは思います。高校卒業しても自分から制服を着てエッチするくらい好きなので」
──デビュー作で見てほしいポイントは?
「私からこれを見てというのはないけど、ここまで恥ずかしい思いをしたからには、これを見て是非オナニーをして欲しいな。これからも見守っていてね」
実際に会ってみて分かったことだが、彼女のミス本番たる所以は、ストレートなまでの素直さだ。いわゆる単体系AV女優とは違い、等身大の女の子としての意見を躊躇なくぶつけてくる。きっとセックスも同じなのだろう。思ったままに意見するように、感じたままに声を荒げる。彼女の喘ぎに嘘はない。正直な話、筆者は80年代のオリジナル版を知らない。しかし、そのありのままのセックスこそが、嬉しい衝撃を与えてくれた。時代こそ変われど、この興奮はかつてAV界に革命を起こしたミス本番たちとなんら変わりはないはずだ。
(取材・文=文月みほ)
●優子プロフィール
生年月日:1984年10月1日
出身地:山梨県
身長:166cm
スリーサイズ:B84(Bカップ)/W59/H87
趣味:買い物・カラオケ
●作品クレジット