2月11日に電撃復活ライブを行い、かつて「ミスマガジン」に選ばれたナイスバディとは対極にある、ゆるみきった”三段腹”を公開した”自称トップアイドル”小阪由佳。顔もパンパンに膨らみ、森三中の大島美幸か、あるいはスーザン・ボイルのようなルックスになった由佳サマはその際、「ゆうこりん(小倉優子)とかキャラ作ってるし、熊曜(熊田曜子)なんて全身整形でしょう」とグラビア時代の仲間にも暴言を吐き、物議を醸した。そんな彼女が復活後第2弾となるライブを4月4日に開催した!!
前回は、丈の短いピンクのセーラー服を身にまとい、常時”三段腹”をご開帳してくれた由佳サマ。今回は下半身はショートパンツで、練馬大根のようにムッチリと肉厚の太ももをアピール。上半身は、白黒ボーダーシャツの上に、彼女の現在の”ダー(恋人)”であるバンド・RA-SE Soundsのベース・岩崎貞文が買ってくれたという”T-BONE”なるTシャツを一部破いてアレンジして着用。ブログでは「センスよすぎでしょーうふふ☆ 由佳さんやっぱファッションリーダーだよね」と自画自賛するファッションだが、頭につけていた白いヘアアクセサリーはねじり鉢巻きにしか見えず、さながら『天才バカボン』のパパのようであった。
そんなバカボンパパ……ではなく、由佳サマは前回同様、お世辞にも上手いとは言えない浮遊感のある独特なボーカルで、アキバ系アイドル・桜川ひめこの「ダメ!お兄ちゃん☆でも大CHUき☆」をカバーし、ステージの客を見るでもなく、あるいは彼女にしか見えない誰かがいるのか、虚空をにらむように据わった目で熱唱。歌唱後には、「どうも皆さんこんにちは~小阪由佳です。集まってくれてありがとうございます」とにこやかに挨拶した。
続いて「私のために書いてくれた曲が世の中にありまして~、歌っちゃおうかと。運命決まってたのかな。桜舞う頃、出会っちゃったみたいな? 私、今のダーリンと幸せだし、裏切っちゃったのかな? でもお互い幸せだったらいいよね、みたいな」と思わせぶりなフリから、元カレのバンド・175Rの「君に溢れるこの世界」を披露。
前回も「今のダーとはラブラブだけど、このダーの時もラブラブだったわ。ウフフ♪ ”不倫”って言葉が懐かしい!!」と175Rの「ハッピーライフ」と、続けてSPEEDの「Go! Go! Heaven」を歌った由佳サマ。一部で報じられ、自身もブログで綴っているように175Rのヴォーカル・SHOGOとSPEEDの今井絵理子の夫婦を離婚に追いやったSHOGOの不倫相手が自分だったことを認める自虐的な選曲をぶちかました。今回、またしても175Rの、しかも自分のために作られたという曲を歌い、非常に満足げな由佳サマ。さらに「チョー照れるんですけど。『(歌詞の)君と歩きたい』とか私も思ってた!!」と、SHOGOとかつて”不倫”という背徳の恋に燃えた思い出を反芻するかのように、ハイテンションでぶっちゃけた。ファンから声援を送られると由佳サマは「マジ応援してあげて。がんばらなくちゃならない、彼のためにも」と、現在も彼を気に掛けているご様子。
ここまで、他の出演者たちは2曲ずつの披露だったのだが、由佳サマはさらに地下アイドル二人を従えて、3人組としても曲を披露。由佳サマ在籍の3人組といえば、南明奈、秋山莉奈と結成した口パクアイドルユニット・Peachy’sを思い出すが、今回は口パクではなく、正真正銘ナマウタ。ただし、由佳サマはからっきし歌詞を覚えておらず、まるでお経のようで、ダンスはgdgd(グダグダ)の踏んだり蹴ったりのシロモノであった。
最後に告知として、「ステキなTシャツを販売します」と、今日着ていたTシャツと同タイプのシャツを物販することと「撮影会やることになりました。今月の24日、25日あたりを狙ってます」と、アイドルならではの”撮影会”の開催予定も発表。三段腹の元トップグラドルを撮影できるとあって、今から応募が殺到しそうな予感だ。
ライブ終了後、由佳サマは物販コーナーにご登場。三段腹をフィーチャーした写真は物好きなファンやマスコミがそこそこお買い上げ。ところが、ウワサのTシャツは、ランダムでサイン入りもあったものの5000円というちょっと足元を見た値段設定のせいか、売れ行きは芳しくなさそうであった。
またしても、不倫の過去を自ら暴露するなど、奔放な発言が目立つ由佳サマだが、そんな彼女の生き方に賛同した女性ファンもいたようで、ライブ後にはブログで「女の子からファンレターももらったよ☆前の由佳さんも好きだけど今の由佳さんも好きだって書いてあった☆最高ー☆」と喜びを表現。”三段腹トップアイドル”として、前人未踏の領域に足を踏み込んだ彼女から、これからも目が離せない。
(文=ポイズン戸田)
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思えば、これがキャリアのピークか?