CS放送スカパー!のアダルト有料チャンネルで昨年1年間に放送された約1万本以上のアダルト作品の中から最も輝いた女優と作品を表彰する『スカパー!アダルト大賞2010』が都内某所で行なわれた。当日はあいにくの雨模様にも関わらず、消防法ギリギリ(?)の超満員のファンが詰めかけ、大熱狂のイベントとなった。
このイベントは04年から毎年行なわれており、アダルト放送業界の一大イベントとなっている。女優賞や新人賞などの各賞は各チャンネルが自薦した作品や女優をエントリーし、特設サイトでのネット投票で最も投票数が多かった女優・作品に贈られるという。
さて、イベントはニューハーフ二人による妖艶なショーで幕開け。司会は若手お笑いコンビのベートーベン。最初こそスベっていたが、AVファンらしい彼らの客イジリで会場は時間を追うごとに盛り上がりを見せた。AVファンの熱気、そして女優たちのセクシーなフェロモンでまさにムンムン状態となった会場。外は冷たい雨が降っていたが、会場内は真夏のような熱気に包まれた。
イベントは1部、2部に分かれ、第1部は各賞のノミネートと発表、第2部は「スカパー!アダルト近未来研究所」と題したイベントが行なわれた。
1部では人気女優が登壇するたびに大歓声、そしてサングラスを掛けた”処女”が登場すると大爆笑、といい雰囲気で進行(※この処女とは、番組で処女貫通した一般女性で、つまり「元処女」)。受賞者の撮影タイムがそれぞれ設けられたこともあり、写真撮影もし放題。まさに至れり尽くせりだった。
10分ほどの休憩を挟んで、第2部はファンに3Dメガネを掛けてもらって実際に3D映像をナマ体験してもらう企画。出演したAV女優や安田大サーカスのクロちゃんたちがエロいゲームに挑戦。その模様を生スクリーンに投影すると、女優たちの爆乳やお尻、フェラ顔が飛び出しまくる大迫力映像に歓声が上がっていた。今後の3D映像や3Dテレビの普及はやはりエロから、と思わせる企画であった。
最後は受賞した女優に場を盛り上げた芸人たち、そしてエントリーされた女優たち全員が登場しての撮影タイム。そして生パンティプレゼント。最後までサービス精神満載のイベントとなった。
各賞の受賞者とコメントは以下を見て欲しいが、女優賞の大賞には昨年いろいろな意味で騒がれた原紗央莉が受賞。本名まで公開した自叙伝を出版したり、超大物カメラマンが公然ワイセツで書類送検されると、モデルとして出演していた彼女まで事情聴取されるなど、ある意味AV以外でも大賞クラスの働きぶりを見せた。今年も彼女の動向に注目したい。
(文=高田コウイチロー)
★新人賞
藤井シェリー(レインボーチャンネル)
「こうやって賞が取れたのは皆さんのおかげです。涙で化粧が取れてるので、あんまり撮らないで下さい(笑)。最初は何がなんだか分からなかったんですけど、来年は女優賞を狙いたいと思います」
★熟女女優賞
堀口奈津美(Perfect choice)
「ファンのみんなに応援してもらって、もし取れなかったら自分の力不足なので、取れて良かったです。出る前から泣きそうだったんですけど。色々やらせてもらってる中で、私を知ってもらうきっかけは熟女作品だったので、そういう意味でこの賞を取れて嬉しかったです」
★女優賞
原紗央莉(ミッド・ナイトブルー)
「鳥肌が立ってしまいました。まさか取れるとは思っていなかったので。昔から開けっぴろげな性格で、昨年は本名もぶっちゃけたりしたんですけど、デビューして1年経って最近は肩の力を抜いてやっているのが良かったのかも知れませんね」
★作品賞
木下柚花『新人 木下柚花 舞い降りた巨乳天使』(ミッド・ナイトブルー)
「うれしくて震えちゃっているんですけど。私の力だけではなく、一緒に歩んでくれた事務所やメーカーさん、スタッフの皆さんたちのおかげです。デビュー前に騒がれたこともあるかも知れませんが、純粋に作品の内容で評価されたと思います」
★HD(ハイヴィジョン作品)賞
倖田李梨他『豪華淫乱!絶世の美女大集合! 熟ユニバース 日本代表』(パラダイステレビ)
「スゴい緊張してます。熟女支持が多くて安心しましたね。この作品は女優さんが豪華で10人以上出てますし、バラエティに富んでたので、それが選ばれた理由ですかね」
★メディア賞(今年より新設)
ライブドア賞/小澤マリア(QUEENBEE)
日刊ゲンダイ賞/月野りさ(エンタ!371)
納得の大賞女優!