＊イメージ画像：『私の婚活恋愛術』販売元: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 自分にふさわしい結婚相手を探すいわゆる「婚活」がブームとして広がる中、東京都内に新たに「結婚予備校」が誕生した。「青山結婚予備校 インフィニスクール」では、結婚を希望する男女に、パートナーやその両親に好印象を与え るための話し方や歩き方、自分を優雅に演出する方法などを教授。中には、デートの シミュレーションを行った上で、講師が改善すべき点をアドバイスするという授業もあるという。
同校によると、先月に開校して以降、受講生は女性が約30人、男性もほぼ同数が入学 登録をしたが、実際に授業に出席しているのは圧倒的に女性が多い。女性受講者の平均年齢は 30歳となっている。同スクールにかかる費用は、入会金と会費などを合わせて１年間20万円。 政府の統計によると、現在、34歳未満の女性の3分の2近くが未婚となっている。少子化の主な原因は男女ともに明らかに晩婚化したからだろう。
さて、同校HPを見てみると、開講時間は年中無休で11時～20時で、特別講師にセイン・カミュ（育メンセミナーなど）、アレハンドロ・デラトレ（シュミレーションデート／合コン講座など）、ベリッシモ・フランチェスコ・喜広（婚活力UP恋するイタリアン講座／婚活力UPワイントークセミナーなど）とガイジンばかりがラインナップしている。ミス・ユニバースを目指すワケでもあるまいし、ワインやイタ飯を勉強してお婿さんが寄ってくるのか疑問だが、通常の講師にはメーク、食事マナー、メンタルセミナーなどの担当がいるようで、普通（？）の授業もあるようだ。男性そうだが、ほとんどメインは女性向けとなっている。
ネットでこの記事が紹介さえると、自分のことは棚に上げて（？）コキ下ろしレスのオンパレードだったが、目標のために自分から積極的に動く女性が多い、というのは時代なのだろう。
“婚活”といえば恋愛に消極的な草食系男子と、少しでもイイ男を見つけて結婚したい肉食系女子という図式がテレビの婚活パーティ特集などで定着しているが、実はこうした傾向はニッポンだけの問題ではないのだそうだ。
サッカー選手などを見てもそうだが、イケメンの宝庫、ナンパなイメージの強いイタ～リアでも草食系男子のための「ナンパ塾」というのが開設されたという。
ナンパといえばイタリア男性の文化。近年その文化にも危機が訪れている。「ナンパできない症候群」といって、最近では女性に声をかけられない男性が増えてきたという。
しかし、その危機を救うべく救世主が現れたという。「カルロ ナンパ塾」塾長のカルロ・デラ・トッレ。彼は百戦錬磨のナンパ師で、昨今のナンパ弱体化を憂い、自らの長年経験を元にナンパ塾を開いたのだそうだ。
今年1月末に「サタデーバリューフィーバー 」（日本テレビ系)で放送されたので、ご覧になった人もいると思うが、彼の信条は「ナンパに失敗なんてものない。ただ、その女性と縁がなかった。そう思えばいいだよ」だという。深い！ 深すぎる！ とにかく失敗を恐れないで、焦らないでリラックスすることだという。
このナンパ塾、日本からの参加もOKで、ナンパ塾グループコース4日間1,000ユーロ（13万円程度）で、今なら塾長の見本ナンパ付き。とはいえ、どこの都市にあるかも分からないし、連絡先も不明。しかもイタリア語も知らないのに、ナンパなんて出来るはずがないんですけどね。
いずれにしてもイケメンだらけで陽気なイタリア人でさえも、草食系男子が増えてると知ったら、多少気楽になるのは私だけだろうか。
（文＝高田コウイチロー）
ガチです、コレ！
