「あ……ありのまま 今 起こった事を話すぜ! そこにいたのは、アイドルじゃねえ、ただの豚だ……」
『ジョジョの奇妙な冒険』(集英社)のポルナレフなら、そうつぶやきそうな、非常事態に遭遇した。
身長168cm、バスト88cm、ウエスト58cm、ヒップ84cmという恵まれたスタイルで、2004年の「ミスマガジン」に選ばれ、連続ドラマ「アキハバラ@DEEP」(TBS系)には、主役級で出演するなど人気を集めたアイドル・小阪由佳。2009年3月を最後にブログの更新が滞り、所属事務所のA-PLUSから情報が削除され、事実上芸能界を引退していた彼女が、11月に個人ブログを開設。かつての美貌は消え失せ、体重がかなり増加したであろう姿を公開し、一大センセーションを巻き起こした。
そんな小阪が、2月11日に東京・吉祥寺のライブハウス「SHUFFLE」で行われたイベントに出演。引退後初となる彼女のイベントに、こっそりと潜入してきた。
この日のライブは、小阪の知人の誕生日を兼ねたバレンタインライブ。小阪のほかには、秋葉原で活躍する地下アイドル・TEAM雪月花、歌姫サプライズらが出演。会場には、40名ほどが訪れていたが、その半数程度はマスコミ陣。TEAM雪月花らの萌え萌えライブに濃ゆいヲタたちがヲタ芸を打ちまくる中、ライブ開始から2時間程度でようやく小阪が登場。小阪は、ハート型のサングラスをかけ、ピンクのセーラー服風の制服の上にヒラヒラをまとった衣装で、ステージに上がると「待ってました!」とばかりにカメラマンたちがフラッシュを焚く。だが、小阪は動じずに自分の世界に陶酔しているかのように、お世辞にもウマイとはいえない歌を次々に熱唱。南明奈、秋山莉奈と結成したアイドルユニット・Peachy’sが、口パクだったことも、うなずける歌唱力だ。
小阪は、かつてのスレンダーボディとは対極にある、ゆるみきった”三段腹”をブルブル揺らせながら5曲を披露。MCでは「今のダー(恋人)とはラブラブだけど、このダー(恋人)の時もラブラブだったわ。ウフフ♪ ”不倫”って言葉が懐かしい!!」とハイテンションで語り、人気バンド・175Rの「ハッピーライフ」を熱唱。さらに続けてSPEEDの「Go! Go! Heaven」を歌った。「175R」「SPEED」「不倫」。その三つキーワードから導き出されるのは、一部で報じられ、小阪もブログで綴っている175Rのヴォーカル・SHOGOとの不倫だ。SPEEDの今井絵理子と04年に結婚し、07年に離婚したSHOGOと、小阪の不倫関係は事実だったようだ。
不倫を自ら認めるその自虐的な選曲に、歴戦のヲタたちからは、大爆笑が起こった。だが、小阪は意に関せず、「Go! Go! Heaven」の途中で「疲れちゃった。もうやめよう」と、途中で演奏をカット。ラストナンバーである「魔法使いサリー」でノリノリのパフォーマンスを見せると、やおら、制服の上に着ていたヒラヒラの衣装を脱ぎ出すサービスを開始。ユーロビート風にアレンジされた「魔法使いサリー」のせいもあり、なぜだか安~いセクキャバに来たかのような気分にさせられる始末。しかも、ヒラヒラ衣装の下から出現したのは、小阪のドップリと脂肪の乗った3段腹。それをブリンブリンと揺らしながら、「ダーとは、最近デート行き過ぎてお金がなくなっちゃった。なんかいい仕事ありますか?」と金欠っぷりをアピールしていた。
さらに、小阪は「ゆうこりんとかキャラ作ってるし、熊曜(熊田曜子)なんて全身整形でしょう。純(夏川純)ちゃんとか年齢ごまかしてたじゃん。あれ顔もごまかしてる(イジってる)、全部じゃん」と、かつてのグラビア界の仲間たちの真相を大胆暴露した。
175RのSHOGO、SPEEDの今井絵理子というビッグカップルを終焉へと導いたであろう不倫の過去を自ら暴露し、さらに、アイドル界禁断の整形事情まで暴露してくれた小阪。今後もタブーを打ち破る大胆不敵さで、自分の信じた道を突っ走ってもらいたいものだ。
(文=ポイズン戸田)
ということは当然、あのブログも本人だったのね…