＜スウェーデン発＞
泊まっているホテルのドアを叩くノックの音。誰かと覗き穴から外を見ると、そこには3人の若い見知らぬ女性たちが立っている……。
こんな状況の場合、あなたならどうするだろうか。普通の男性であれば、とりあえず何事かとドアを開けてみることだろう。しかし、これは決して夢のような話とは限らないということをしっかり頭に入れておこう。
ドアをノックされた側であるスウェーデン人ビジネスマンは、しばらく話した後、この19歳から21歳の3人の女性たちを自分の部屋へと招き入れた。女性たちは遊ぶ金欲しさに、ホテルのドアを叩いてはセックスの「押し売り」をしようとしていたという。何度か断られた後、やっと獲物が釣られてきたというわけだ。料金は日本円で2万円程度で交渉成立したらしい。
そしてよくある展開だが、すっかりウハウハでその気になった男性がシャワーを浴びているうちに、裸になっていた女性たち3人は心変わりし、服を部屋に置いたままさっさと部屋を出て行った。なぜ服を置いていったのかという部分は定かでないが、3人はホテルのフロントに駆け込み、男性にレイプされそうになったと証言したという。
しかし、やはり素っ裸でそんな嘘をついても分が悪いと感じたか、女性たちは証言を翻して男性の部屋に置いていった洋服を取りに戻ったそうだ。押し売りグループの女性の1人は、こう証言している。
「初めから、お金を取って逃げようと思ってたのよ。もしそれがうまくいかなかったら、仕方ないから3人とも男性とHするってことでね」
しかし、別の女性はこう言っている。
「最初は、貰ったお金の分だけはサービスしようと思ってたわ。でもシャワーから出てきて男性と口論になったから逃げ出したの」
どちらにしても不自然な言い訳だが、しょせん相手は19歳から21歳の遊び盛りの女性たち。スウェーデンでは売春することは違法ではないので、彼女たちは罪には問われない。しかし、買春することは違法であり、男性は現在警察から容疑をかけられているという。男性側は、3人の女性とはまったく性的な関係はなかったと証言しているが、なぜ3人が裸になっていたかについては説明できていないようである。
（文＝相馬 佳）
スウェーデンエロスはロリータの薫り
