『宅配エンジェル』星野あかり　他

AV 2009年11月26日

　風俗といえば、無店舗型が主流になった現在。デリヘルサービスはすでに飽和状態に。そこで厳しい生存競争に打ち勝つため、各店がさまざまな個性派サービスを行うようになってきた。そこで生まれたのが、女社長あかりが運営する『宅配家政婦の桃色エンジェル』。女性経営者だからこそ、思いついたきめ細やかなサービスが受けて大繁盛。電話はいつも鳴りっぱなしだった！

──というのが、本作の設定。しかし、これがなかなかリアルだったりもするのだ。宅配家政婦というだけあって、客のニーズに合わせて掃除、洗濯、お料理と、さまざまな家事をこなしてくれるのは勿論なのだが、実はこれもプレーの序章。たとえば、掃除中にエロ本を見つけては「あらら、もう仕方ないわねぇ～」と客に迫り、そこから一気にエロモードに突入！　痴女家政婦となって客をベッドに押し倒してしまう。まさにサプライズ。その流れがあまりに自然で、どこまでが家事で、どこからがプレーなのか全く分からない、という仕掛けなのだ。これは、本当にあったらハマるだろうなぁ。

　他にも、家庭料理編、マッサージ編などがあるのだが、注目は洗濯編。野獣系熟女としてお馴染みの松浦ユキさんが、客の依頼を受け、たまりにたまった洗濯をするのだが、山のような汚れものの中にザーメンつきのパンティを見つけてしまうのだ。

「まぁ、これは!?」

　ここからが野獣の本領発揮!!　

「こっちも綺麗にしないとね！」

　と、目をランランと輝かせて客を押し倒し、あっという間にセックスへとなだれ込んでしまう。ただ難点と言えば、喘ぎ声が凄まじく、隣近所に怪しまれること……。それさえ覚悟を決めておけば、どんなマグロくんも即効で極楽に連れていってくれる。

　デリヘル嬢を呼んだはいいが、あまり楽しめなかったという人は、これを観れば、絶対にうらやましいと思うはず。家も片付くしね（笑）。
（AV評：文月みほ）