サイゾー本誌にも以前登場していただいた、この美女。実は『魔法先生ネギま!』『ラブひな』(講談社)などの漫画家・赤松健様の奥様、赤松佳音さん。コスプレ大好き・アイドル大好き・グラビア大好きな一風変わった女性なのであります。以前より自身のブログ『プリンセス☆ナナヒカリ』にて、撮影したコスプレ写真を公開していましたが、なんとこのたび「水着グラビア」にも挑戦を始めたとのことで……その真意と、秘められた漫画家の夫婦生活を知るために、あらためてインタビューを敢行しました!
――お久しぶりです。相変わらずお若いですね~。
佳音 もう、そんなことないですよー。でもありがとうございます★
――いやいや、写真よりも実物はさらにお若いです。さて、佳音さんがコスプレを始められた経緯には、やはり漫画家である旦那様の影響があるとか?
佳音 そうですね。私は音大を出てすぐに11歳年上の主人と結婚してしまったので、全然社会を知らなかったし、オタク趣味も元々なかったので主人のオタク仲間の方々とも、なかなか打ち解けることができなかったんです。でもやっぱり妻として、主人のお友達の輪にももっと入りたいな、と思って……唯一、共通点というか、私が興味を持てたのがコスプレだったんです。
――そして、可愛いコスチュームを纏って写真を撮られることに、いつしか快感を覚えるようになった?
佳音 ふふ、そうかもしれないです。今では、すごくいいきっかけだったなと思いますね。
――結婚生活も、もう8年目ですよね。未だにお互いベタ惚れ状態だと業界内では有名なおしどり夫婦ですが。
佳音 そうですね、ウフフ……とか言って(笑)。あんまりノロケちゃうと引かれません? 大丈夫ですか?
――いやいや羨ましいです。
佳音 新婚のときとは、愛の形も変わりましたけど、その分、深くなるところもやっぱりあったりするかな。仲良しですよ、今でもすごく。
――でもぶっちゃけ……そんなに長く一人の人といるって、飽きませんか?
佳音 それはもちろん、若干飽きますよ(笑)。でも、私も彼もやりたいことが尽きないタイプなので。いろんな方との出会いや、社会に出たりすることで、お互いに外見も中身も変わってきたなと思います。うん、常にそういう変化があることが飽きない要素のひとつかなって。
――社会に出た、というのは?
佳音 去年から今年の8月末まで、一年間だけですけれど、原宿に写真撮影用のスタジオを開いていたんです。とは言っても、実業家になるつもりだったわけじゃなくて、人のために何かしたい、と思ったことがきっかけです。自分がコスプレして写真を撮ってもらうのもすごく楽しいんですけど、それって自己満足じゃないですか。それよりももっと、世の中の普通の女の子たちの力になれることとして、自己表現の場所や人を提供できたらなあって。ただ、「儲けよう!」という計画がなく、「やってみたい!」という勢いで始めちゃったがためにですね……(苦笑)。
――経営は苦手だったと(苦笑)。
佳音 そうなんです。だから結局、8月いっぱいでスタジオは手放してしまったんですけど、まだ一応会社は存続しています。ハコがなくても、私自身が持っているカメラマンやヘアメイクさんとの繋がりは生かせるかなと思うので……ご連絡をいただければ、撮影のコーディネイトはできる体制を残しています。
――なるほど。そのスタジオ経営をする一方で、コスプレのみならず、最近は水着グラビアも個人的に撮影しているそうですね。
佳音 ええ、ちょっと恥ずかしいんですけど(笑)。
――あまり露出度が高くなると、さすがに旦那様もNGを出しませんか? 「人妻の水着姿」というのは、個人的にはとてもムラムラしますが。
佳音 NGを出されたことはないですね。主人は「まったく、よくやるよ」っていう呆れた感じでいます。
――カメラマンさんに嫉妬したり、敵意を表したりすることは?
佳音 全然! ああ、でも男の人って普通嫉妬しますよね、よく言われます。ただ、主人の場合はよっぽど自信があるんだと思います。私がどこにも行かないなってわかってる。
――逆に、佳音さんがご主人の浮気を心配することは?
佳音 浮気はですね、いつも言ってるんですけど、絶対男の人って……したくなるらしいじゃないですか(苦笑)。だから私は、(浮気を)したくなったらしてきていいよ、って言っています。
――おぉ~。
佳音 主人の周りにはアイドル声優さんのような、私より可愛くて若い子がたくさんいるんでしょうけど、「一日だったらいざ知らず、一週間付き合ったら絶対私よりいい女はいないと思うよ」って。それは自信があって。見た目とかはやっぱり、他人と比較すればそんなに自信もないんですけど、主人のことを一番知ってて、主人の居心地がいいように動けるのは私だ!って思うので。そういう女になれるよう、自分も努力しているつもりですし。
――なるほど。
佳音 もし浮気をしたとしても、一週間くらい経って「あぁ、やっぱりウチの奥さんのほうが良かった」って絶対後悔すると思うんですね。「それのほうがもっとツライと思うよ。やってみればわかるよ~」って話すと、主人には「コワッ」って言われます、うふふ。
――夫婦とも、お互いへの愛情にものすごい自信を持ってらっしゃるんですね。やっぱりベタ惚れですね。
佳音 そうですね。あ、それから、私が水着の写真を撮っても何も言わないのは、主人が私に対して「なるべくやりたいことをやらせてあげたい」って考えているから、というのもあると思います。私たち夫婦は11歳の差があるので、主人は私を父親や兄のような目線で見ることもあるみたいで。それと、主人自身、好きなことを職にしていますけど、お父さまが厳しい方で、一度は漫画家になるのを反対されたことがあるんですって。だから自分は、私がやりたいということを、やらせてあげたいと。
――素敵な旦那様ですね。ちなみに、佳音さんがこれからやりたいことは?
佳音 もう、かなりたくさん水着写真を撮りためているんですけど、発表の場がブログしかないんですよね。だから……。
――グラビア雑誌に進出ですね!!
佳音 そうですね(笑)。
――是非、『週刊プレイボーイ』あたりに出演してほしいです!
佳音 わあ、すごい。でも、もう年齢もなかなかイッてますし、人妻ですし、需要があるのかなあって……。
――いやいや、ほしのあきちゃんも優木まおみちゃんも30代ですから大丈夫ですよ。頑張って売り込んでいきましょう!
佳音 よろしくお願いします★
◆赤松佳音(あかまつ・かのん)
1979年8月24日生。国立音楽大学声楽学科卒。web上で数々のコスプレ写真を発表、2007年9月には旦那様への愛情を歌ったシングルCD『それが、かのん流!』をインディーズで発売。
◆赤松佳音さんギャラリー※画像をクリックすると拡大されます。
※ギャラリー写真 撮影/松川コウジ、玉木淳、永塚眞也