イギリス発
イギリスで行われたアンケートにより、イギリス人女性の多くが常識では考えられないような避妊法が効くと思い込んでいることが判明した。
BBCによると、保健衛生系のアンケート会社「オピニオン・ヘルス」社がイギリス在住の女性1000人を対象としてアンケートを行った結果、多くの女性たちがポテトチップやコカコーラ、ニンニク、チューインガムなどが避妊方法として有効であると答えたという。
さらに驚くことに、アンケートを受けた女性のうち5人に1人が、「パン」や「鶏肉の皮」が受精を阻止するためのバリアになるという、ほとんど中世的ともいえる思い込みをしており、また半数の女性が「避妊用ピルを使用すると不妊症になる」と信じていたそうだ。
そして「避妊用ピルはHIVや他の性病を予防するのに有効である」などという危険な思い違いをしている女性が何人もいたという。
この結果を受けて、ブリストル・セクシャル・ヘルス・センターのアニー・エバンス氏は、
「イギリス人女性が間違った避妊方法を信じており、また実践しているであろうことが判明した事実は驚くにあたりませんね。イギリスは欧州連合の中で最も望まない妊娠をするカップルが多く、妊娠の5割は避妊の失敗によるものというデータがあります。私たちはこの国における、特に女性に対する性教育方法を見直すべきでしょう」というコメントを残している。
(文=相馬佳)
もちろん、望む人も多いわけで……