タイトルを観た瞬間、誰もが無理だと思うはず。しかし、よ~く目を凝らして欲しい。『8』の数字が記載してあることに気づくだろう。そうだ、これはシリーズ8作目。ということは、ナンパ師は相当なテクニシャンだということが判明する。フフ……どうだ! この名探偵級の推理力。
というわけで、早速中身を確認してみると、酒の勢いって怖い。否、女って怖いといった方がいいだろうか。とにかく、ズバズバとナンパに成功していくのだ。仲良く飲んでいるカップルをカラオケに誘うというテクニックで、ノリのいい女の子を彼氏ごと連れ出していく。そして、酒とカラオケでテンションがマックスになったとみるや、トイレに行こうと誘い出し、彼氏が居眠りしてる隙に近くのホテルへ連れ込んでしまうのだ! すげ~。移動する途中、異次元のドアでもくぐってるのかと思ったよ。流行りの歌を熱唱してた彼女が数分後には初対面の男のチ●ポにあんあんヨガってるんだから!
しかも、決して強引ではない。彼女は泥酔していながらも、彼氏の目を盗んできたというスリルで、興奮もひとしお。「チ●コ入れてぇ」と自らねだってしまう勢いなのだ。しかも最後には「一回きりじゃいやよぉ……」だって。女って怖い……。
全部で4人登場するのだが、うち1人はナンパされた彼女の紹介。友達にも同じ快感を味わってほしかったのか、罪を2人でかぶろうという魂胆なのか分からないが、最終的には快感に溺れていってしまう。
さて、気になるナンパ師のテクニックだが、筆者が思うに一番有効打がこれ。「い~から、いいから」。どんなにヤバい状況も、どんなに理不尽な要求も、このおおらかな一声のおかげで「うん、いいよね!」と納得させられてしまう。完全に安心はできないにせよ、なんとなく心強く聞こえてしまうのだ。勿論、言い方にコツがあるのだが。
そんなマジックワードの効力を知りたい人も、魔法にかかった女たちの酒乱セックスを観たい人にも大満足の1作。
「い~から、いいから」
このひと言をいつか使いこなしてみたいものだ。一体、どれだけの恍惚と満足感としっぺ返しが待っているのだろう。
(AV評:文月みほ)
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◆メーカー:ホットエンターテイメント◆品番:HSM-027◆時間:120分◆価格:2940円