──一度芸能界を離れてから、また自ら活動するようになったいきさつを教えてください。
金井 事務所の契約が切れるのと、父親が定年になるタイミングが重なって、将来の事も真剣に考えないと……って思って。もともとアイドル向きの性格ではなかったんですね(笑)。グラビア撮影はすごい好きだったんですが、取材用にブリブリのスカートを穿いたり、ロリっぽいイメージを保つために髪の毛をショートにしたり……っていうのがすごい苦手だったんです。あと、金井さん使われるのは嫌なので(笑)。
一度辞めた後は「綺麗な女の子がいる職場に勤めたい!」と思って歯科助手のお仕事を始めました。今も普通に週5のフルタイムで働いてます。雑誌の「あのアイドルは今?」っていう企画(笑)で声を掛けていただいて、インタビューの最後に「もし仕事があれば下さい!」って言ったら本当にオファーがあって。
4月にDVD「ジュピター」(マーレインターナショナル)、6月にDVD「Cara」(デジワークス)が発売されて、12月にも1本DVDが決まってます。事務所に所属していたときとあまり変わらないペース(笑)。当時から泊まりのロケにマネージャーがつかないパターンもあったので、現場でのお仕事はあまり変わらない気がしますね。
──活動再開の滑り出しは好調な彼女、なんと自身のグラビアや直筆のイラストを掲載した写真集も自ら制作・販売しているのだ!
金井 経営に詳しい方に相談して、ちゃんと利益が出るように原価計算したりして。セレクトや編集も自分でやっているので、ほかの人の写真集を見て、写真の並べ方を勉強しました。「初めは爽やかにしといて、ここでいきなりお尻のアップで……」って、見ている人の気持ちを考えながら並べるのが楽しかったです。
──通常のグラビアでは画像処理で消されてしまう毛穴とか鳥肌がなんだかエロくって、もしかして何かよからぬものが映っているのではっ!? という妄想もかき立てられるのがイイですね!
金井 あ……男の人ってそんな事まで考えてるんですね……勉強になりますっ!
──エロい目で見られるのには抵抗はないの?
金井 撮られてる時はキャンバスの中にいる自分を想像して動いているので、素の自分とは違うんです。シチュエーションごとに表情のバリエーションも変えたりして、「この衣装だったらこのパーツをこう見せるのが一番エロいかな……」って。だから「あそこがエロかったよ」って言われるのが一番嬉しいです。
そもそも、昔からエロが好きだったんですよ。小さい頃から女性の裸の絵を描いてお姉ちゃんに怒られてました。だから「なぜエロが好きなの?」って聞かれても困っちゃいますね。芸大でも風景画と女性のヌードを組み合わせたものを制作していましたし。今でもグラフィックソフトを使ってかなりエロいイラストを描いてます。参考にするのは『快楽天』(ワニマガジン社)とかですね(苦笑)。これも同人誌にまとめて販売させてもらってます。必要とあらばエロ漫画も描きますよ!
──好きな漫画のキャラクターは?
金井 『CITY HUNTER』(集英社)の冴羽獠が大好きです! エロネタが「もっこり」ばっかりのところとか(笑)。あと池上遼一さん。『クライングフリーマン』(小学館)とか、たまらんです! なぜか劇画の汗臭い感じに惹かれてしまうんですね。
──DVDの他に活動は?
金井 今はグラビアサイトやラジオのお仕事を頂きつつ、撮影会や『金井を仙台に里帰りさせようツアー』を企画したり。次は大阪に行きたいので関西方面で参加者を募っているところです(笑)。ファン同士の横のつながりが強いので、イベント後は皆さんに駅まで送って頂いたりして……そのあと、交流会が開かれたりしてるみたいです。私抜きで(笑)。
──それでは、ファンの皆様及び業界関係者様に(笑)メッセージをお願いします!
金井 きちんと自己プロデュースできるように、デビュー5年目にして模索しているところです。自分のアートな部分と裸婦が好きなところを生かして、グラビアを撮る側にもまわれれば面白いなと思っています♪
金井あや(かない・あや)
生年月日:1985年1月24日/出身地:宮城県/身長:156cm/スリーサイズ:B90(Hカップ)・W58 H87/趣味:カラオケ、映画鑑賞、油絵/特技:バトミントン、卓球、アクセサリー作り