笑福亭鶴瓶公式サイト「つるべ.net」
テレビバラエティ番組の第一線を張る笑福亭鶴瓶。その鶴瓶の弟子で、やはり関西テレビバラエティで活躍していた笑福亭瓶成が、付き合っていた彼女に暴力を振るい松竹の契約を解除(実質の解雇)、鶴瓶から破門されたと新聞などで報道されたのは09年4月23日。温厚さとやんちゃなキャラで知られる鶴瓶だけに、弟子が起こした事件とはいえDVというのはイメージに多少なりとも傷付つけられたようだ。直後、瓶成を破門にしている。
「鶴瓶師匠はああ見えて、弟子には非常に厳しい人なんですよ」というのは上方演芸に詳しいライター。
「今や、上方落語協会の副会長、桂三枝師匠に次いでナンバー2です。NHKをはじめレギュラーを多く持つだけでなく、落語界でも要職にある身、弟子とはいえ厳しい処置をしないと収まらないと思ったんでしょう」
瓶成は路上で彼女に馬乗りになって乱暴しているところを逮捕された。しかし、関係者の話を聞くとそもそも当人のDVは以前からも続いていたようで、一歩間違えれば、師匠である鶴瓶の監督不行届きといわれてもおかしくない状況だ。
関西上方演芸会は、吉本興業が中田カウスの暴力団交際疑惑や、先ごろも脅迫状騒ぎで漫才コンビ「コメディNO.1」の前田五郎が無期限活動休止になるなど、ブラックな話題が尽きない。所属事務所である松竹が異例の厳しい処分を下したのは、見せしめ的なものとも言われているが……。
「鶴瓶さんは弟子思いなんだろうけど、怒鳴ったり手を出したりということはしょっちゅうだったから、お弟子さんもストレスが溜まったんじゃないですかね」
とは演芸ウオッチャー。と、ここへ来てこんな話も伝え聞こえてきた。
所属事務所の契約解除、破門などなど厳正な処分が即効でくだったものの、翌々月の6月にはなんら謝罪コメントもないまま、瓶成が一門への復帰を果たしたことはあまり知られていない。
ナインティナイン・岡村に「メガネの奥の目が笑っていない」と指摘された鶴瓶だが、一門のバイオレンス体質はまだまだよく見えてこないようだ。
人生はスジガキのないドラマだ……