言わずもがな、誰もが認める大人気現役AV女優・吉沢明歩が、自身のセックス観を赤裸々に語った著書『ポリネシアン・セックス』（ベストセラーズ）が今、爆発的に売れている。5月8日に発売された本書は、その2週間後には増刷が決定したという。何がここまで読者の興味を引いたのかを知るべく、本人を直撃インタビューした！
――『ポリネシアン・セックス』、大変興味深く読ませていただきました。すごく参考になることが多かったんですが、なぜ今回このような本を出版されることになったのでしょうか？
明歩 AVをやっていると、自分が実際にしたいセックスからかなり外れたプレイでも、感じている演技をしなければいけません。男性ユーザーに向けてより興奮を煽るものですから。しかし、女性というか、私は「本当はこういうセックスがしたい」という考えを持っていました。でもそれを言える場所がない。今回の本は、そういう自分の考える幸せなセックスを自分の言葉で表現した、発表の場ですね。
――なるほど。AVとは違う、素の明歩チャンのセックス観を知ることができるんですね！ 一番力を入れて書かれたのはどういうところでしょうか？
明歩 ”焦らし”についてですね。私は焦らされるのが大好き。想像力も膨らむし、とてもHな気分になれますから。セックスにおいて「私ならこうして欲しい」という願いを赤裸々に書いています。
――本当に、リアルに描写されてましたよね！ それまでのセックスでは、その期待を裏切られることが多かったんですか？
明歩 そうですね。若い人ほどガツガツしているというか、激しいセックスを求めがちな気がします。寝る前に機械的にこなすこととかもあったし……。対して、おじさんのするセックスはねっとりしていてスローだし、包まれている安心感があるんです。年代でもセックスに差があるんですね。
――歳がいくと、よく”中折れ”の心配なんかもしますけど……。
明歩 全然気にならないです！ 男性は中折れなんかすると「申し訳ない」「土下座したいくらいだ」なんて言いますけど、そんなことありません。むしろ、ふにゃふにゃのおちんちんが自分の中で大きくなるのを感じるのがとても好き。母性をかき立てられますね(笑)。
男性は”女性をイかせたい””イくところが見たい”と力を入れるようですが、女性はイかなくても気持ちイイんです。もともとイきづらい女性は、そういう男性の要望に応えられませんしね。そこでも男女のすれ違いが生じる。男性がセックスをどういうものだと考えているのか、実際わからないところもあるんですけど、好きな女性をより安心させてあげられる、幸せだねと言い合えるセックスをして欲しいんです。ポリネシアン・セックスは、そのひとつの良い方法ですよ。
――ポリネシアン・セックスを実行して、セックス観が変わられたとのことですが、どのように変化したのでしょうか？
明歩 自分からしたいなと思えるようになったり、どうしたら自分が感じるか、積極的に相手に言えるようになりましたね。それまで性に対して多少のうしろめたさもあったんですが、相手を想う気持ちでセックスに臨めるようになりました。
――とても素晴らしいことですね！ 実際にポリネシアン・セックスをするにあたって、注意点などはありますか？
明歩 ゆっくりできる時間に行なうことですね。例えば、休みの日に朝起きてご飯を食べて、少し休んでから1日かけてするくらいの余裕を持って欲しいです。あと、”最初の30分”は守って。忠実にやろうとしすぎるととっかかりづらいんで、本にあるとおりのことをガチガチに守らなくてもいいと思うんです。でも、最初の30分で自分の中でも色々な心境の変化があったので、これは経験して欲しい。気と気の交流をしているような、不思議な力を感じられますよ！
――ポリネシアン・セックスは未経験なんですが、自分もぜひ体験してみたいと思いました！ では、最後に読者の方へのメッセージをお願いします。
明歩 好きな人とのセックスは究極の癒しです！ 相手への思いやりはいいセックスにつながります。カップルで読んでいただいて、”ポリネシアン・セックス”をきっかけにふたりでよりよい関係を築いてくれたらうれしいです。まあ、私は今はする相手もいないんですけどね(笑)。
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◆ポリネシアン・セックスとは
南太平洋諸島、ポリネシアに暮らすの人々の間に伝わるセックススタイル。セックスは５日に1回とし、間の４日間は肌を密着させて眠る。前戯、抱擁、愛撫に最低でも1時間かけ、挿入後も30分は身動きせずに抱き合い、それから前後運動を始める。
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