浅草ロック座周辺は普段と違う熱気に包まれた
輝かしい実績とその実績に負けないまぶしい肢体、そしてはじけそうな胸を武器にグラビアを飾ってきた小向美奈子。そんなトップアイドルを極めた小向が突如、事務所を解雇されたのが08年9月、動向を心配された矢先、グラドルたちの赤裸々な枕営業の実態を暴露し話題となったのが11月、どうなることかと心配していたいら、あろうことか、翌年09年1月には、覚せい剤使用で逮捕されてしまう。ああ、小向、急転直下、流転の人生をひた走るグラドル小向美奈子っ！
このまま消えてしまうのかとのファンの不安をよそに（駄洒落か!!）、ななんと、ストリップのステージに立つとスクープされたのが5月。うーん、花やしきのジェットコースーよりすごいスピード感！
どこまで露出があるのか期待はピークに!
そんな激しい人生を送る小向美奈子を追って、ストリップ劇場のある浅草ロック座から緊急リポをお伝えします。
6月5日午前7時、人通りはまだ少ない浅草ロックにすでに20名ほどの列が。その周りを囲むようにカメラを持った報道関係者が5、6名が取り巻いている。これに先立つ報道で、元所属事務所が出演禁止を求める仮処分を東京地裁に申請、小向のストリップ劇場での活動中止命令が出ており、公演への出演が危ぶまれていた。そんな不確かな状況にも関わらず、行列は時間を追うごとに長くなっていく。
9時50分、建物裏手でクラックションが響き「あれじゃないの?」というカメラマンの一声を皮切りに、報道人がいっせいに裏口へ殺到ッ! ただのガラの悪い運転手だったということでがっかり。行列は100人を越しそうな勢いへ。
10時10分、小雨がぱらつく中、報道人とすでに150人は並んでいる行列、さらにロックの名物（?）酔っ払いオヤジらが冷やかし入り口付近が渋滞。近くの交番が交通整理すべきかどうかを検討し始める。
齋藤智恵子元会長
11時、齋藤智恵子元会長が会場に登場「私どもはやるつもり、彼女(小向)も踊りたくて仕方ない様子、ただ、先方（元事務所）とは話がついていない」という会見を開く。「今日やりますよね!?」という記者の再度の質問には「ええ! やりたいですよ! でも、分かりません」と微妙なトーンへ。
11時40分、入り口でペーパーが配られ、本日は出演見合わせ(中止)が告げられる。浅草に響くようなどよめきと失望の声が300人に迫りそうな行列（会場をほぼ一周した）入り待ち客から漏れた……。
裸一貫の出直しを決心してストリップ劇場に立つはずだった小向美奈子！ 彼女の明日はどっちなのだろうか……???
