フーゾクには女の子の数だけNo.１がある。そんな女のコたちの、普段は見れない素顔やモチベーションを探る《フーゾクNo.１ガール》
NGプレイなしNo.１ 品川 ひな
【プロフィール】
ひな 24歳
サイズ：T167㎝ ・ B89 (G) ・ W56 ・ H85
店キャリア：２年
風俗キャリア：６年
趣味：洋服集め
初体験：17歳
経験人数：50～100の間
必殺技：いままで経験したことがないようなフ●ラ
ヘアーの形：パイパン
【店情報】
品川 デリヘル『贅沢なひと時』
TEL 03-6278-9731
営業時間 11時～翌５時
システム 60分２万3000円～
URL https://www.zeitaku48.com/
Gカップにパ○パ○ボディ あれしてこれして言われるのが楽しい！
【前編】では初体験や風俗の経歴、お客さんの心を読む方法などを聞いたが、後編はお店での体験や働くやりがいに迫る！
――こちらのお店に入って2年ということですけど、楽しいお客さんと嫌なお客さんってどう分かれますか？
ひな：今は人と喋るのが好きなので、だいたい楽しいお客さんばかりです。「今日はこういうコスプレしたいから持ってきたよ」とか、「今日はこれして欲しいです」とか要求をめちゃくちゃぶつけてきてくれたり、あれしてこれしてって全部言ってくれる人だとめっちゃ楽しい。
――でもそういうお客さんばかりじゃないじゃないですか。ずっとブスッとしてて、何して欲しいんだろうってお客さんも…。
ひな：いるいる。
――そういう場合はどう対応しますか？
ひな：ん～、ひととおり全部やるみたいな。全部やって良かった場所を重点的に。
――それでも閉じた貝の扉は開けないことはないですか？ 60分、80分程度じゃ難しい場合もありますよね。
ひな：こっちが「教えて欲しい」っていう姿勢でいるだけで、お客さんも多少は解放できてるんじゃないかって思ってます。
――なるほど。逆に、教えて欲しいっていう側に立つと心を開いてくれるのかな。
ひな：そうかもしれないですね。
――最後まで閉じこもってる人っています？
ひな：あんまりいないです。そういう人って何聞いても「うん…。」てなっておもしろくないんで、（逆に）どんどんいじっちゃいますね。楽しまないと続かないので。「どうなの、どうなの？」とか「チン毛剃っていい？チン毛剃っていい？」っていじり倒すと、「それはやめて」って（笑）。
――アハハ、そうやって懐柔していくんですね（笑）。そういうお客さんて何割ぐらいっているんですか。
ひな：んー、2割ぐらいかな。でも残りの8割は言ってくれるか、わかりやすく「これがしたくてたまらないです」みたいな顔してるからわかっちゃう（笑）。「おっぱい舐めたいです」みたいな（笑）。
――（笑）ちなみにおっぱいのサイズは？
ひな：Gカップです。
――おおっ。昔から大きかったんですか？
ひな：そうでもない、普通だったかなと思いますけど、整体とか行って猫背だったのを直して、それからなんか急にEだったのがＦ、Gって2カップ上がっちゃって。 掲示板に豊胸とか書かれてた（笑）。
――さわりに来ればわかるのにね（笑）。ちなみに下のヘアーの形はどんな感じですか？
ひな：パイパンです。
――いつ頃から？
ひな：始まりは中学生ぐらいから。
――中学生!?
ひな：なんか毛が生え始めてやだなーと思って、生えるたびにちょいちょい剃ってたら、それ以降、生えまくってるところを見たことなくて。
――ボーボーになったのを見たことないってことですか。
ひな：はい。剃っちゃうから、邪魔で。
――逆に濃くなったり痛くなったりしないですか？
ひな：痛くなったときはハンパに生やします。でも、今は脱毛に行ってるんで。生えてるのが好きっていうお客さんもたまにいるけど、プロフィールに書いてあんじゃんって（笑）。
――最近パイパンの方多いですよね。ボクとしては嬉しいです（笑）。
ひな：アハハ、そうなんですね（笑）。私、電動のシェーバーを持ってて、お客さんのもたまに刈るんです。硬めの毛とかも巻き込まずに、長さとかも調節できるやつ。仲良いお客さんには「剃らせて、いらないから」って。
――それはお客さん専用てこと？
ひな：そうですね（笑）。
――シェー！ チンチンもボーボーはイヤ？
ひな：イヤってことはないけど、なかったら嬉しい。
やり残したことがないように完全に満足して帰って欲しいから
――さっき待ってる間にちらっとHPを見させてもらったんですけど、ひなさんはプレミアムキャストさんなんですね。
ひな：はい。レギュラーが普通でゴールド、プラチナ、ブラックがあって、私はゴールドです。
――それは女の子の外見とかスタイルで変わるんですか？
ひな：いえ、それは全く関係なくて、本指名数です。前の店での実績があれば、最初からプレミアムなんです。確実に人気だけで。だから小柄な子もいるしおっぱい小さい子もいるし。
――モデルさんみたいな子って意味じゃないんですね。
ひな：中身重視なんです。だから、超可愛い子がとかいうよりは、しゃべってサービスを受けて満足した人っていう。
――ひなさんはプレミアムな自分の特徴ってどのへんだと思いますか。
ひな：…性格がいい。ほっこりしてるみたい。
――なんか怒らなそうですよね。
ひな：怒ったことないです。
――そうなんですか!?
ひな：一緒に働いてる時、お客さんに失礼なことをした同僚に怒ったりはするけど、それ以外は…。
――そんなひなさんが接客やプレーに関してちょっとこだわってるととか、気をつけようと思っていることはありますか？
ひな：う～ん、とにかく喜んで欲しい。それだけ。帰るときに足りなかったって思われたくなくて。 「もうちょっとあれして欲しかった」とか悔いを残してほしくないんです。完全に満足させたいです。
自分には強引に、「アンタこうしなさい」みたいな女王様みたいな気持ちはなくて、「これしてあげるよ。あれしてあげるよ」って感じで、おっきなお皿からこぼれないように…。
――お釈迦様みたいですね…。そもそもひなさんは何で風俗始めたんですか？
ひな：オカネ（笑）。
――あ、お金が必要でね。高校出る時にはもう決めてたんですか？
ひな：興味ある仕事っていくつもあったから、一通り全部アルバイトしてみたんです。飲食店とか工事現場…。
――工事現場？
ひな：人と喋らなくていいとこがいいかなと思って。
――今は人と話すのが好きって言ってましたけど、元々はそういう感じだったんですか？ その辺は18歳の時から成長したってことなのかな。
ひな：そうですね。18歳のときは、「あ」とか「え」しか言わなかったので初対面の人は、「この子、大丈夫？」って思ったらしいです。
――人見知りなのかな？
ひな：あまり喋りたくなかった。今は喋れるようになりました。
――17歳の時に初体験して18歳から風俗初めるって、ハードル高くなかったですか？
ひな：ん～や、何でもできるって思ってたんで（笑）。
――怖くなかった？
ひな：んー、極論、死んでも別にいっかって…。自分の命が大事だとかいう気持ちがあんまりなくて。たとえば、バンジー飛んでくださいって言われても、立ち止まらずに「タッタッタ」っていけると思う。怖いとか危ないとかいう感覚があんまりないんで。なんでも楽しそうだなと思ったらやろうと思う。
――好奇心なのかな。
ひな：好奇心が強いんです。
――今でもそう？
ひな：はい。でも、立場とか周りからの信頼みたいなのが芽生えてきたんで、さすがにそんな危ないことはできないってことが増えてきましたけど。
キモ客が勝手に開いたパーティー 会場にはなぜか知人、友人も
――大人になるとしがらみが多くなるからね…。お顔は完成しましたか？
ひな：（鏡を覗いて）眉毛がない！
――風俗始めたときってこの業種はこういうことをやる、この業種はNGだってわかってました？
ひな：はい、もちろん。
――そういう知識って女子高生はどこで？
ひな：んー、ネットで。スマホも普及してたので、「稼げるお店、私が紹介するよ」「いいの？」みたいなやりとりも、親に買ってもらったスマホでしてました（笑）。
――風俗の仕事をやっていて、「風俗っておもしろいなー」と思うような事件とか出来事ってありましたか？
ひな：んー、生涯で唯一出禁にしたお客さんがいたことかな。私の誕生パーティーを勝手に開いてたんです。「いついつ、パーティーがあります」っていうDＭが送られて来て、「その日出勤ですけど」って当日を迎えたら300分くらいの予約が入ってて。あいつだなと思って行ったら、レンタルスペースに私の知り合いとか友達が数人で食べたり飲んだりしてて…。
――知ってる人だったってこと？
ひな：私にガチ恋したお客さんだったんです。
――なんでお客さんがひなさんの友達を知ってるわけ？
ひな：なんか勝手に知ってて、私のツイッターのフォロワーに「こういうのやるんですけどどうですか？」って誘って勝手に開かれてて。私は主役としてそこにお金をもらって参戦したんです。
――コワ！
ひな：風呂桶の倍くらいのサイズの鉢植えにペンペン草みたいの生えたの渡されて、誕生花ってのがあるらしくて、そのなんとかっていう鉢植えをボンってもらって、いらねって持って帰らせました。その時が一番おもしろかったし怖かった。
――何歳くらいの人なんですか？
ひな：ゴジュウ、ロクジュウあたり？
――えっ、分別盛の年齢じゃないですか。じゃあ、来てくれた友達というかフォロワーさんもちょっと戸惑う感じだったんじゃないですか？
ひな：「何このジジイ？」ってなってた（笑）。でも、私の友達も頭おかしいんで楽しんでましたね（笑）。
――実害とかはなかったんですね。
ひな：そういうのはなくて。ただ、デリヘルを始めてから店の名前とかあんま言ってなかったんですけど、その人、会話の中の情報から特定して友達探したんです。
――スゲ！ プロファイリングのプロじゃないの？
ひな：イラッとしました。「そういうのは見つけても言わないもんだよ」っていうのはちゃんと怒ったら、「あ、そう思うんだね。ごめんよ、悪かったよ」って言ってたんですけど、そういう風に言われないと嫌なこともわかんないんだなって理解した。
――それで出禁に。
ひな：そう。嫌いとかじゃないんだけど、なんか害がありそうだから出禁に。
――ちょと気持ち悪いですね。
ひな：キモかった。他にはなかったですね。
――では、ひなさんが風俗で働くやりがいって何ですか？
ひな：お客さんに喜んでもらえて、自分はお金がもらえてそれで喜んで。
――お互いにハッピーで。
ひな：いろんな職業の中で、お客さんが喜んでる姿を直接見れない職業…工場勤務とか研究とかしてる人はわからないですよね。風俗はそういう喜んでもらった瞬間が直接わかるんですよ。
――喜ばれていることをリアルに実感できるということですね。では、お客さんが風俗をより楽しむにはどうしたらいいと思いますか？
ひな：毎回違う女の子と遊んでると、短い時間で楽しめることも限界があるので、ひとりの子と遊び続けることかな。毎月とか隔月で同じ子を指名してたら、前と違う雰囲気とか、お互いの好みもわかるから、だんだんノリが良くなってきて、「今日はちょっと違うことをしよう」とかいう風になるだろうし。
――お互いに人となりというか性癖もわかるだろうし。
ひな：人と人とが交流する遊びだから、同じ子と遊び続けることで新しい自分に気づくことがあるんじゃないかと思います。いつも違うコと遊ぶのは勿体無い。
――あ～、どうもスミマセン。
ひな：アハハハハ、そうなんですか？
――ま、風俗ライターという職業柄…。2022年はお気に入りの女の子を作れるように頑張ります。ひなさんをオキニにしていいですか？
ひな：勝手に誕生パーティー開かなければ大丈夫です（笑）。
化粧しながらのインタビューだったせいか、最初は回答も途切れ途切れで、「感情を上手に伝えられない子かな」と思ったが、化粧が仕上がりに近づくと感情も笑顔もたっぷりで、逆に非常に楽しい取材となった。一度会ったらもう一度、知れば知るほど興味を惹かれていく女の子という印象だ。一度、魂のぶつかり合いを…。
〈文・撮影＝松本雷太Twitter@raitama36〉