ホストにハマって風俗へ…沼から出てもやめなかったワケ|マリン店蝶インタビュー・前編

フーゾクには女の子の数だけNo.1がある。そんな女のコたちの、普段は見れない素顔やモチベーションを探る《フーゾクNo.1ガール》

お客さんの要望に向き合うランキングNo.1 吉原:マリン

【女のコデータ】
マリン
サイズ:T153cm B92(G)・W58・H86
店キャリア:10ヶ月
風俗キャリア:10年+α
得意技:マット
他:コスプレ、イメージプレイ、他応相談
公式Instagram@marin_hoshi

【店データ】
吉原 ソープランド『グレイシーズ』
TEL 03-6240-6586
営業時間 7時~24時
システム 総額50分1万4000円~
URL:https://www.cityheaven.net/tokyo/A1311/A131101/y-glaces/


 昨年末に続いて2度目の訪問となる吉原「グレイシーズ」さん。店内はフロント、待合室共に新店らしいおしゃれで清潔感あるインテリア。今回は同店のトップランカーでありまた「店蝶」を務める人気嬢の登場だ!

マリン店蝶

 普通の待合室とは別にある待合室に通されて待っていると、現れたのはかわいい浴衣姿の小柄な美女だった。こんな小さな身体で男性の巨体をヘロヘロにしてしまうとは、果たしてどんな女性なのだろうか…。

――よろしくお願いします。えっと、マリンさんは「店蝶」という肩書きになってますが、店長兼任の嬢、プレイングマネージャーってことでいいんでしょうか?

マリン:(笑)そんなところです。元は系列店にいたんですけどオープン前から準備に携わっていて、コンセプト作りや料金設定、あとは女のコ集めとかもスタッフと協力して進めたんです。お互いに顔見知りの女のコばかりなので、雰囲気いい店作りができたんじゃないかなと思います。

――どんなお店なんですか?

マリン:30代、40代中心の人妻店で、有名な「S」や素人妻店の「G」なんかも参考にしました。「G」はマットできる女のコとできない子がいますけど、うちは全員できるコばかりを集めました。

――全員マットできるということは、コース設定は長目なんですか?

マリン:いえ、格安店なので50分1万4000円のコースから200分までありますよ。もちろんダブルもあるし、いろいろな遊び方ができると思います。

――じゃあ、マットは60分以上からとか…。

マリン:いえ、50分からやりますよ。

――えっ、ちょっと慌ただしくないですかね…。

マリン:できないですかね? 50分コースでも身体洗ってマットやって最後ちょっとベッドやって…。私たちは大丈夫ですけどお客さん次第です。50分じゃ忙しいですよとは言いますけどね。ただ、できなくはないので。ベッドよりマットの方が意外と時間を有効に使えるんですよ。

――60分だとしてもヘルス並みの料金ですよね。

マリン:そうですね。例えばヌキたいだけのお客さんにもフルサービスできるし、おしゃべりしたいっていう人にも会話力高い女のコが多いですし。

――コロナに関してはどうですか? 去年たしかウーバーイーツやられて話題になりましたよね。

マリン:(笑)あれは、たまたま知り合いがウーバーを始めて、その様子を楽しそうにツイッターにあげてたんですよ。ウーバーのシステムにも興味あったんで私もやってみたいなって(笑)。まだその頃はコロナはそれほど深刻じゃなかったんです。

 でもそのうちコロナが深刻になってきて、ウーバーのバイトを登録するセンターが閉まるって噂がたって急いで登録したんです。で、始めたのが最初の緊急事態宣言の日で、街に人がほとんどいなくて。エッセンシャルワーカーとして働いてる充実感もあったけど、「ウーバーやってる!」っていうのが楽しかった。 

――その時はお店閉まってたんですか?

マリン:閉まっちゃったからできたってのもありますけどね(笑)。で、それをABEMAの番組で取り上げられて密着取材をやったんですけど、その回がちょうど名古屋の超有名なキャバ嬢さんと同じ回だったんですよ、それでね。面接で 「ABEMA見ました」ってコもいたし、お客さん伝いで、池袋の風俗のコとか、吉原の他の店の女のコが言ってたとか。もちろん、「ABEMA見て来た」っていうお客さんもいらして、けっこう本業の宣伝になっちゃった(笑)。

――ウーバーやったことで接客に活かされてることってありますか?

マリン:ウーバーで稼ぐ人はめちゃくちゃ効率いい方法やってると思うんですよ。だからそれからは効率を考えてテキパキやるようにはなったかな。あと、無駄遣いしなくなりましたね。コロナに関係なく、いつ何が起こるかわからないと思って。

――話は戻りますが、マリンさんの経歴というのは?

マリン:かれこれ10数年前の話ですけど、留学する費用を貯めようと思ってキャバクラに入ったんですけど、そのとき初めて行ったホストクラブでまんまとハマっちゃったんです(笑)。そこからホストに行くお金作ろうとヘルスに行ってソープです(笑)。

――それからずっと吉原ですか?

マリン:いえいえ、新宿に川崎に千葉栄町、大宮…いろんなところを転々として、最終的に居心地がよかったのが吉原ってことで落ち着いてます。

――今はホストの方は?

マリン:とっくに卒業しました(笑)。

――ホスト通いをやめても風俗を続けたその理由というのは?

マリン:そうですね、せっかくこの仕事始めたのにホストに貢ぐだけで終わってしまったら悔しいじゃないですか。ちゃんとお金を貯めて、「私はこういう仕事をした」みたいなのを自分の中で結論付けたかったのかな。それに、来てくれるお客さんもいたので。

――風俗の女のコってホストにハマるコ多いですよね。なんでなんでしょう?

マリン:やっぱりある程度お金持ってるし、癒しを求めてるからじゃないかな。風俗の女のコでホストに通うコっていうのは2パターンいると思うんです。飲み屋気分でライトに遊ぶタイプと、最初はそう思っていたハズなのに、「誕生日に客が来てくれない」とか泣きつかれて母性本能をくすぐられちゃうタイプなんですよ。

 ライトな方はいいけど後者だとホストを助けてあげてるつもりがそこに付け込まれちゃうパターンですね。だからマジメな子ほどハマりやすいんですよ。キャバの女のコを応援したいっていう男の人と一緒。スナックのチーママに大きな子供がいるの知ってても通うじゃないですか、あれと一緒(笑)。

――ハッハ~ン、ただ使う金の桁が違うってだけですね(汗)。

マリン:丸がふたつくらい違いますけどね(笑)。

――そんなマリンさんはどんなプレイがお客さんに受けてると思いますか?

マリン:人によると思うんですけど、初めてのお客さんでリクエストが多いのは、回数無制限ですね。あとは、廊下とかトイレから始まるプレイ(笑)。男の潮吹きも興味ある方多いですね。みなさん、何回できるかチャレンジしたり、潮吹きってどれくらい気持ちいいのか興味あるみたい。

――みんなそんなにタフなのかなぁ。

マリン:いえいえ、無制限ってリクエストしても、「やっぱ1回でいいや」っていう人もいっぱいいますよ。それはやってみて初めて知ることなので、次からの風俗遊びの参考にするのがいいかなって。

――ということは、お客さんて自分スタミナや性癖のことをあまりよく知らないってことですよね。

マリン:確かに。やってみて気付くんでしょうね。本当に無制限で何回も抜いてくれる女のコやお店は意外に少ないですから。でも、本指(本指名)のお客さんは全然違ってて、回数無制限や潮吹きとかあまり興味なくて。そういうサービスより、楽しいから、気が合うから来てくれてる感じです。

――お店の看板嬢として接客やプレイに関して気を付けてる事ってありますか?

マリン:うちはコスプレもやってて、私はドンキなんかで売ってるものなんかにもできる限り対応してるんですけど、一生懸命やってる割にはアンケートで点数低い場合があるんですよ。

 この間も流行のアニメのキャラの衣装をわざわざ買いに行ってプレイしたんですけど、アンケート見たらマットとかは点数高かったのにコスプレだけ低いんです。若いお客さんだったので衣装代も実費程度にオマケしてあげて、私もけっこう一生懸命やったんですけど、「雰囲気がイマイチだった」って…。

 それに、お客さんとの認識のズレを感じることもあって。例えば「イチャイチャ」が好きというので、チュッチュってキスしたり甘えるみたいなプレイしてたのに、「もっと回数やってほしかった」とか、「痴女」ってリクエストだったので一生懸命攻めたのに、「もっと甘えてほしかった」とか書かれることがあったんですよ。「え、イチャイチャって甘えることじゃないの 痴女って攻める女じゃないの!?」ってびっくりしちゃって。

 なので、コスプレやリクエストがあっても事前に具体的に確認しないとダメだなって思ってます。

――なるほど、具体的にどうしたいか確認すると。

マリン:そうですね。人の性癖って十人十色じゃないですか。だからその人に合ったプレイを探してあげるのが一番いいんですけど、初対面だとその辺が難しいですね。

――そんな場合はどうするんですか?

マリン:さっきも話したように、自分の性癖がわかってる人って意外と少ないんですよ。「どういうのが好きなんですか」って聞いても「分かんない」って答える人が多い。だから事前にLINEなんかのSNSでコミニュケーション取っておくと大まかなことがわかるのでいいかなって。私はツイッターやLINEもやってるので。

――いまどきの風俗の遊び方ってことですね(笑)。コロナに関してはお客さんの変化はありますか?

マリン:お店では女のコもお客さんも検温と手指の消毒を徹底してます。でも、1度だけマスクを絶対に外さないお客さんがいましたね。その人は職場の管理職なので下の人たちに、「マスク絶対はずすなよ」って言ってるから、自分がはずすわけにいかないってずっとマスクしてました。

 それと、最後お客さんを見送る前にキスするんですけど、うがいした後のキスは嫌がるお客さんもいますね。

――変わった趣味のお客さんというのもソープに来ることはあるんですか?

マリン:フツーにありますよ。さっき来てくれたお客さんも初めての人で、お尻が好きみたいでリクエストが、ペニバン持って行くんでペニバンをして入れて欲しいっていうのと、おしっこ飲みたいっていうの。

――えっ、ペニバンで自分に入れてくれってこと?

マリン:そうですそうです。エネマグラを入れながら●ッチしたいっていうんですよ。

――エネマグラを自分に入れて?

マリン:それは別に全然イイんですよ。結局、ソープって他の風俗よりできることが多いじゃないですか。そこに自分の趣味を合わせて遊んでもらえば満足度も高いと思うんです。

 そのお客さん、「ソープに初めて来た時、イスとかマットのプレイがすごくて感動したんだよね」って言ってたんで、次来た時はマットでまた感動させてやろっかなと(笑)。

――普段できないようなプレイをしてみたかったのかな。 にしても、ボクが知ってるいわゆる椅子で洗ってマットやってベッドやってっていう流れのソープと全然違う世界になってるんですね。

マリン:もちろんそれが普通なので大半のお客さんはそれで満足しますけど、中にはこんなお客さんもいらっしゃるってことです(笑)。どんなお客さんでも対応しないと、それこそ流れ作業のソープって烙印押されちゃいますから。

 でも、マニアックなリクエストに対応してると、あれしてこれしてって忙しくて作業的になりがちなんですよ。長いコースだったらいいんだけど、でも詰め詰めでやりたいっていう人が多いのも事実。長いコースの人ほどあんまり無理なお願いは言ってこないんです。

 80分ぐらいのコースが「あれもこれも」っていう人が多いかな。その辺が一番コスパがいいみたいですね。80分であれやってこれやってマットやったら、満足感は高いと思う。ただお客さんがそれでよければいいんだけど、「せわしないしなんか違う」って思ってる人もいるみたいです。

――お客さんと事前にコミュニケーションを取っているのに、それでもすれ違いが起きるって言うのは、どうすればもっと満足できると思いますか? 

マリン:そうなの、それが難しいところなんですよ。

 豊富な経験のせいかひとつ聞くと3つも4つも答えが返ってきて、その答えのどれもがおもしろくて頷いてしまうし、風俗に遊びにく時の参考にもなる(笑)。ということで、今回は前編、中編、後編の三部作となります。どうすれば満足できるソープ遊びができるか、マリンさんの答えは中編に続く!!

〈文・撮影=松本雷太Twitter@raitama36

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