エロ本編集者とハメ撮りモデル/ブッ飛び素人モデルFile138
1998年から2018年7月まで、20年間にわたり編集者としてエロ本に携わってきたという川田拓也氏(50歳)。ハードでエグいマニア誌から始まり、引退までの13年はコンビニ系のアダルト誌を編集。趣味と実益を兼ね「ハメ撮り写真は極力自分で撮る」が信条だったとか。 そんな氏がエロ本編集者人生を振り返り、今思うのは「風俗嬢よりAV女優より、いろんな意味で本当にエグいのは素人女性!」だということだそうで…。川田氏が、足かけ20年でハメ撮った720人以上の女性の中から、今でも忘れられないブッ飛び素人モデルとのエピソードを蔵出しする。 |
ハメ撮りしたホステスさんから聞き出した、場末のスナックお色気事情!/夏子(40歳・ホステス)
コロナ禍でお酒の話をするのもナンですが(笑)。
今回は、スナックのホステスさんに関するネタをひとつ。
スナックっていうと、よく“下町の”とか“場末の”なんてネガティブな言い方をされたりしますが……。
ポジティブに言えば、そこはまさに“オヤジたちのオアシス”であり、若者がおいそれと犯してはいけない中年男の聖域(笑)。
僕も、若い時分はスナックなんか足が向きませんでしたよ。
どうせ女性と飲むなら若いキャバ嬢の方がいいに決まってんじゃん、って感じでしたから。
でも、40歳になったあたりからですかねぇ。なんか、1時間5000円~7000円も払って、客なのにキャバ嬢に気を使ってる自分がバカみたいに思えてきちゃって。しかも、ヤラせてくれそうで、絶対ヤラせてくんないし(笑)。
そんな僕に、
(俺、キャバよりスナックの方がいいかも)
と思わせてくれた女性がいたんです。
「すみませんねぇ、声がガラガラで~。私、スナックでホステスしてるもんで。酒焼けってやつ? あははは」
その日、エロ本モデル面接にやってきたのは、当時の僕と同じ四十路がらみで、とにかく明るい中年女性、夏子さん。
鎖骨まで伸びたパーマがかった黒髪に、派手目のワンピース姿。そして、服の下で存在感を示すのはパッと見Fカップ確定の巨乳といった具合で、ほどよく脂の乗ったお色気系って印象だったんですが……。
誰に例えればいいでしょう。そうだなぁ、見た目は女優の高岡早紀を地味にした感じ……で、中身は高岡早紀を100倍お下品にした感じですかね(笑)。
で、そんな夏子さん相手にラブホでハメ撮りすると……彼女、まぁ、いい仕事をするんです。
「ひとくちにフェラっていっても、男の人によって気持ちいい場所って違うわよねぇ。川田さんはどこがいい? ここかな……ちゅぷ、ちゃぷ……それともこっちの方かな……」
こんな調子で、チ〇ポを差し出せば玉から竿、亀頭をまんべんなく舐めた上で一番気持ちいい場所を探し出し、ピンポイントで刺激してきたり。
逆に、こちらが攻めに回ると、熟れたボディは、それはそれは敏感体質。どこを触ってもビクビクと反応し、その証拠に指マンする前からアソコはビッショビショって具合なんですね。
なもんで、聞いてみたんです。
「男性経験、相当ありそうですよね?」
すると彼女の口から興味深い話を聞くことができたんです。
「まぁ、水商売やってますからねぇ、あはは」
「水商売やってると、男性経験が増えるもんですか?」
「ほら、お客さんに誘われてアフターとかするじゃない。そうするとねぇ、私もほろ酔いでムラムラする時期だったりするとさ。それに、若いキャバクラのコたちみたいに、ヤラせそうな素振りで焦らして指名を長引かせるなんて作戦、この歳になると通用しないじゃなぁ~い(笑)。逆に私みたいなオバサンとセックスしたいって言ってくれる男がいるっていうのが有り難いわよぉ」
そこで、思ったんですよね。
(スナック、通ってみたら、いいコトありそうじゃん?)
って。
で、せっかくだからエロ本の企画記事にしてみようと思ったわけです。題して『場末のスナックお色気事情』。
取材に飛んだのは僕を含め4人の中年オヤジライター。
文字通り、蒲田や亀戸といった場末のスナックに潜入し、ガードの緩そうなホステスさんに取材協力費をチラつかせ「店名も源氏名も出さないから、お客とホステスの下半身事情、聞かせてくれない?」と取材して回ったんですね。
で、その結果からお伝えしますと……お客さんとセックスしたことがあるホステスさんは、20人中11人と半数超え。
どうです、意外に多くないっすか?
とはいえ、相手はいずれも常連のお客さんばかり。さすがに一見客となると、よほどビビビと来る相手じゃないとセックスまでは持ち込めないってのはあるんですが……。
せっかくですので、当時の記事から興味深い証言をいくつかご紹介させていただきましょう。
「ほら、スナックのお客さんで下ネタしない人なんていないじゃない? で、私の常連さんの中に、いつも“俺のチ〇コは日本人平均の1.5倍だから”って自慢する人がいるんですよ。あるとき“乳首いじってくれたらすぐ勃つ”って言うから、ふざけて服の上から乳首をいじってあげたのね。そしたら、ズボンの中心がみるみる盛り上がってきて。驚いて思わず握っちゃったわよ(笑)。そしたらマジで大きいの! 味見? もちろんしたわよぉ(笑)」(45歳・ホステス歴8年)
いいですねぇ。下ネタが飛び交うスナックでは、嘘でもいいからクンニ自慢とかしとけばいいかもしれないですね。
逆に、誘ってこないお客にしびれを切らすホステスさんもいらっしゃいました。
「スナックのお客さんって、ガラが悪いようで実は品行方正って人が多いですよね。お店で飲んでるときには“いつになったらヤラせてくれんだよぉ”なんて言うんですけど、何度もしつこく迫ってくるお客さんは稀。私の欲求不満具合とタイミングが合えば、エッチしてもいいと思ってるお客さんは結構いますよ。実際どうかって? まぁ、なくはない(笑)」(39歳/ホステス歴3年)
なるほど、しつこく誘えばいいってもんでもないけど、誘わないとチャンスを逃すってことですな。また、こんな事例も。
「私がホステス始めたばかりのころから、8年来の付き合いになるお客さんがいるんだけどね。毎年、誕生日にお花とプレゼントをくれるのに……全然誘ってこないの。つい最近、痺れを切らして私から誘って、8年越しでようやくエッチしたのよねぇ(笑)」(46歳/ホステス歴8年)
お次はこんな証言。ホステスさんとお客がセックスする場合は、アフターからのラブホって流れがほとんどだったんですが……中にはこんなケースも。
「普段は三枚目のお客さんなんだけどね。その日はヒマでヒマで。9時から閉店までお客は彼だけ。ほかの女のコもママも12時前に“戸締まりよろしく〜”って帰っちゃったの。で、ふたりで飲んでたら彼が急に照れ始めて。なんか可愛く思えてきちゃって。魔が刺して、鍵締めてそのままお店のソファでヤッちゃった(笑)」(44歳/ホステス歴5年)
どうです、スナックに興味でてきたんじゃありませんか?
ですが、せっかくホステスさんがヤラせてくれたのに、その後で問題児になるお客もいるようで……。
「一番困るのはあれよ、一度やったくらいで彼氏気取りかよ、的な? そういうんじゃないんだよなぁ(笑)」(38歳/ホステス歴3年)
聞けば、そのセックスした男性客……その後、店にきた際、彼女がほかのお客さんと楽しげに話しているだけで不機嫌になり、怒って出てったそうなんですね。確かに、1回やったくらいで自分の女になったと思ったら大間違いって感じですよね。彼女、ママにその客とやっちゃったことを正直に白状して出禁にしてもらったそうですが……。
聞いて回った感じだと、基本的には、お店的にアフター以降は自由恋愛ってことみたいで。
お客とエッチしたことがバレたとしても、ママもな〜んにも言わないってケースがほとんどみたいですね。
いかがでしたか、場末のスナックお色気事情。
「スナックの扉を開けるのって、勇気いるんだよねぇ」
なんていう、未経験の方も多いと思いますが、一度その楽しさを味わってみてはいかがでしょうか!
(文=川田拓也)