アナタハン事件を知っているだろうか。大戦末期の1945年から終戦後の1950年にかけて太平洋マリアナ諸島に位置する孤島アナタハン島で発生した失踪・死亡事件のことだが、この事件は内容の特異性で大きな注目を浴び、後に映画化や、事件をもとにした小説など数多くのメディアに影響を与えた。
孤島に32人の男に対してひとりの女が共同生活を送り、徐々にその女を巡り骨肉の争いが展開されていたというのだから、映画や小説のネタになるのもうなずける。事実は小説よりも奇なりという諺は的を射ているというわけだ。
そんなアナタハン事件をもとにしていたかは分からないが、この事件と真逆の設定のエロゲーがある。ルネからリリースされた『受胎島』だ。
「極限状態で中出しを懇願させるADV」と名付けられた今作は、その名称だけで全てを理解できそうだが抜きゲーとしての評価は高く、ルネピクチャーズからエロアニメ版が2本リリースされている。
以下があらすじだ。
海難事故で遭難した主人公達がたどり着いたのは絶海の孤島だった。
しかもそこには新種のウィルスが蔓延しており、感染したヒロインたちは常に発情し男の精液で妊娠しなければ絶命してしまう状況だった。実際、何人もの仲間が命を失った。
孤島に男は主人公しかいない。彼は容姿が悪く、クラスメートからいじめられているキモ男だった。しかし自分が嫌いなキモい男に膣内射精されなければならない死んでしまう。ヒロインたちは処女だろうがなんだろうが、彼にささげるのであった。
なぜ彼らは孤島に遭難したのか、このウィルスの正体は一体何か……。全てが明からになったとき、衝撃的ラストを迎える。
絶海の孤島で謎の病気が蔓延し、次々に人が死んでいく……。あらすじだけ見ると、ちょっとしたソリッドシチュエーションスリラーで、パンデミックホラーでもありそうだ。しかし実際は舞台と設定はさほど重要ではなく、モテない主人公が孤島で神のような存在になって、いままで自分をバカにしてきた女たちをひたすら凌辱する抜きゲーである。
エロアニメ版はどうかというと、さらに抜きに振り切った内容となっている。孤島へ漂流したことについては冒頭の90秒でサクッと説明し、あとはひたすらヒロインたちとのエロシーンとなる。
エロシーンはヒロインごとに「実験サンプル No.1」と表示されるのだが、女医の一条静にだけはその表示がされない。ここにストーリーの核心が隠されているものの、オチに関してはお約束みたいなものなので、深く考えてはいけない。
エロシーンはやたらと豊富なので実用性はかなり高い。しかし、物語を理解したい方は原作をプレイすることをお勧めする。
(文=穴リスト猫)
【視聴はこちらから!】
■『OVA 受胎島 #1 『どうしてアンタみたいなブサ男に種付けされなきゃいけないのよ!?』
■『OVA 受胎島 #2 『ご主人様のぶっといお●んぽ…あたしのエロま●こにぶち込んで◆ 』
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