ここ数年、女装男子女優やニューハーフ女優などの作品が数多くリリースされるようになり、1ジャンルとしと指示を集めるようになってきた。だが、ランキングなどを見るとこれらのジャンルはまだまだまだマニア向けの作品と言えよう。
しかし、かつてマニア向けの“女装男子”に近い作品がメーカー売上1位、amazonでのAV売上週間1位を取ったことがある。ナチュラルハイ制作の、世界初となるショタエロアニメ『ぼくのぴこ』だ。
ショタというのは正式名称が「ショウタロー・コンプレックス」であり、少女愛のロリータ・コンプレックスの対義語とし生まれた。略して「ショタコン」で、少年愛を指す言葉として定着している。
『ぼくのぴこ』の開発時のヒロインには、「女装ショタ」という設定が与えられていたそうだ。ショタファンにも一般的なエロアニメファンにも興味を持ってもらえるようにしたらしい。
実際、作中のぴこの容姿は女の子そのもの。肌もツルツルのテカテカ、お尻はぷるぷる。女の子の服を着せて男の娘にしたり、髪を切って少年感をアップさせ、純粋なショタファンへのアプローチがあったり、サービスも旺盛だ。嫉妬から拗ねてしまう描写もあったりし、子供っぽさがまたそそられる。
ショタアニメとして金字塔的作品となったのは、色物とならないよう制作側の熱意が込められていたからに他ならない。エロアニメファンであれば、歴史を知る上でも一度は観ておくべき作品なのだ。
(文=穴リスト猫)