エロ本編集者とハメ撮りモデル/ブッ飛び素人モデルFile127
1998年から2018年7月まで、20年間にわたり編集者としてエロ本に携わってきたという川田拓也氏(50歳)。ハードでエグいマニア誌から始まり、引退までの13年はコンビニ系のアダルト誌を編集。趣味と実益を兼ね「ハメ撮り写真は極力自分で撮る」が信条だったとか。 そんな氏がエロ本編集者人生を振り返り、今思うのは「風俗嬢よりAV女優より、いろんな意味で本当にエグいのは素人女性!」だということだそうで…。川田氏が、足かけ20年でハメ撮った720人以上の女性の中から、今でも忘れられないブッ飛び素人モデルとのエピソードを蔵出しする。 |
友人の彼氏をご奉仕セックスで略奪した女/美樹(38歳・主婦)
あなたの周りに、こんな女性はいませんか?
「私、なぜかダメ男ばっかり好きになっちゃうの」
その吸引力たるや、まさにダメ男ホイホイ。
まぁ、母性本能が人より強いんでしょうね。ダメな男が寄ってくると放っておけなくて、
(私がなんとかしてあげなくちゃ)
って思っちゃう。
で、その揚げ句に母性を恋愛感情と勘違いしてしまうってパターンですよね。
そして痛い目に遭うと、
(今度こそダメンズから卒業する!)
って思うんだけど、なぜか同じことを繰り返してしまう……。
たぶん、見つかってしまうんでしょうね、ダメ男に。
で、見つかっちゃうと、もうアウト。
頭では分かっていても、母性という「本能」が求めちゃってるからどうしようもない。だから、何度でもダメ男を好きになっちゃう(笑)。
そんな中、ダメ男ホイホイを確実に卒業する手段を思いつき、それを実行に移したって女性がいたんです。
その女性の名前は美樹さん(38歳)。
エロ本モデルに応募してきた、結婚4年目だというアラフォーの人妻さんでした。
彼女の応募動機ってのはお金じゃなくて、
「なんか毎日が退屈で(笑)」
という、完全な火遊び感覚。
そもそもセックスは大好きな上に浮気常習犯でもあるらしく、ご主人にバレないよう目線さえ入れてくれれば、ハメ撮りだろうが乱交だろうが、面白そうならしてみたい、って感じでヤル気満々だったんですよね。
で、実際にハメ撮りしてみるとエロいのなんの。
「前回の浮気から3ヶ月くらい開いてるから、エッチするの久しぶり……ああ、クリちゃんすごく感じます……」
「ちょっと触っただけなのに、めっちゃ濡れてくるじゃないですか」
「やだ……恥ずかしい……ああああっ、そこぉ」
かなりの打てば響く敏感体質で……。
「ああ、そんなとこまで舐めなくていいから……うはっ、こ、声出ちゃうよ、ああ」
「うふっ、ここ、舐められるの好きなんですね」
と……攻めては頼みもしないのにアナル舐めまでしてくれるご奉仕気質。
こんな女性を奥さんにした男は幸せ者、って感じで……まさに「床上手」という言葉がぴったりなタイプだったんですね。
でも、夫婦仲が円満だったら、奥さんが浮気なんてしないわけですから……。
なんとなく聞いてみたんです。
「美樹さん、ご主人とはしてるんですか? それともレス?」
って。
すると、彼女の口から意外な話が飛び出したんです。
彼女が結婚したのは35歳のとき。それまでに2年の婚活期間があったそうで、それを踏まえて聞いてください。
この話、最終的には「ダンナってのが退屈な男で」って話に行きついてしまうんですけど……そのご主人との出会いからゲットするまでの婚活の仕方が普通じゃないというか。
「脱ダメ男ホイホイ作戦」の一部始終だったわけでして。
「私、結婚するまで5人の元カレがいるんですけど、これが軒並みダメ男で。貢いだお金なんて、計算するのが恐いくらい。たぶん、4桁万円超えてると思う(笑)」
と言う美樹さん。
で、これでは自分の人生台無しになってしまう、と思った33歳の美樹さん。
(ちゃんとした男性をゲットして結婚しなきゃ)
と、婚活することを決意したそうなんですね。ところが?
「自分が信用できないんですよ。今度好きになる男もダメ男なんじゃないかって(笑)」
こうなると、結婚相談所を介して男性と会っても、婚活パーティに出席しても、
(この男がダメンズでないという保証はない)
とダメな方、ダメな方へ考えてしまうようになったそうで……。
確かに、合コンにしても婚活パーティにしても、出会いの場においては男女ともに自分を“盛る”もの。
そんな中、ちょっと話をしたくらいで本質まで見抜くのは至難のワザですもんね。で、
(本当にちゃんとした男性を確実にゲットする方法はないの!?)
と、そんなことばかり考えていたとき、ふと思いついてしまったそうなんですね。
(あ、彼氏自慢してるヤツから奪っちゃえばいいんじゃね?)
と……。
当時、いたそうなんですよね、美樹さんの友だちに。会うたびに彼氏自慢してくるヤなタイプの、優子って女が(笑)。
ま、それはともかく、方法としては間違ってないですよね。道徳的かどうかはさておき。
なんせ、優子がペラペラ喋ってくれるわけですから。彼氏の職業やら収入やら、性格から性癖まで。で、自分が今まで付き合ってきたダメンズと比べるまでもなく、明らかに優子の彼氏の方がスペックが高い……。
そう考えたとき、迷わず行動に出た美樹さん。その方法とは?
「優子って、SNSに彼氏との写真アップするようなタイプなんですよ。だから、簡単に彼氏を特定できたのね。で、優子に黙って彼氏に友だち申請したの。〈優子から素敵な彼氏だって聞いてます。よかったら友だち申請お願いします〉って」
で、ダイレクトメッセージでやり取りするようになってしばらくした頃合、
〈優子には相談しづらいことがあるんですけど……ちょっと男性のことで悩んでて。よかったら今度、相談に乗ってもらえませんか?〉
と、バーに誘い出したそうなんですね。
で、誘いだしてしまえはこっちのもの(笑)。
「俊彦さんって頼りになる男性ですね。優子には悪いけど……私、好きになっちゃったかも」
「え……」
ってなもんで、その後の展開は推して知るべし。計算の上で終電を逃し、酒の力も借りて、まんまと友人の彼氏を寝取った美樹さん。
「もう、オチ〇チンがふやけるまでフェラしてあげましたよ(笑)。もちろん、仕上げに精子をごっくん。ネットで見たんです、男は自分の精子をゴックンしてくれる女に弱いって(笑)」
で、優子に内緒で付き合い始め、ご奉仕セックスで彼氏を虜に。ついに略奪し、結婚にこぎつけたというから驚くじゃありませんか。
しかし、先ほど少し触れたように、話は最終的には「ダンナってのが退屈な男で」ってところに行きついてしまうわけでして。
「確かに、うちのダンナは見た目も悪くないし、真面目に仕事して、毎月ちゃんと稼いできてくれますけどね……エッチがつまんないというか(笑)。本当は私も受け身が好きなタイプなんだけど、私がご奉仕するのが当たり前みたいになっちゃって」
で、美樹さんの方が、ダンナとするのが面倒臭くなってきて、次第にセックスレスになり……浮気妻へと変貌。
皮肉なことに、彼女自身が、ダンナを「ダメ男6号・マグロ男タイプ」にしてしまったというわけなんですね。
それもこれも、友人から彼氏を奪った報いってやつ?
(文=川田拓也)