佐伯由美香インタビュー
佐伯由美香というAV女優をご存じだろうか。コアなAV好きなら当然のように知っているだろうが、美しい見た目とは裏腹に激烈なプレイで男たちを翻弄する最狂エロ女優だ。
今回、そんな佐伯由美香のインタビューに成功。いまもっとも狂っていると言われる美しき女豹の情熱的で真摯なセックス観を聞いてほしい。
佐伯 由美香 Yumika Saekiプロフィール
生年月日:1988年5月5日
身長:160センチ
スリーサイズ:B87・W60・H88
出身地:東京
公式Twitter (@umeet03)
「AV撮影以外の活動に興味がなかった」佐伯由美香
――佐伯さんは人気があるんですけど、これまでメディアの露出がなくてインタビューは珍しいですよね?
佐伯由美香(以下、佐伯):話すのが下手でキャッチボールができないんです(笑)。
――だから、インタビューは出なかったんですか?
佐伯:いや、AV撮影以外の活動に興味がなかったんです。
――肉体同士のコミュニケーションなら得意だけど、言語のコミュニケーションは苦手ですか?
佐伯:人見知りなんです。
――今回はどういうきっかけでインタビューに応じてくれたんですか?
佐伯:たまたま呼ばれました。
――ははは(大爆笑)。そういう正直な佐伯さんが好きです。呼び出してしまい申し訳ないです(笑)。佐伯さんと言えばフェラチオ作品や舌が長いことで人気があります。でも、パーソナリティーがあまり知られていないので、そこから聞いていきます。いつからAVに出ているんですか?
佐伯:結構、前にデビューしたんですけど、出たり出なかったりした時期がありました。
――佐伯由美香としてデビューしたのはいつですか?
佐伯:2019年の冬くらいです。
――これまで何本くらい出演しましたか?
佐伯:数えたことがないです。
――ということはかなり出演作があるんですか?
佐伯:佐伯由美香としては約60作品くらいです。
純粋にエッチが好きだから、AV女優に
――そもそもこの業界にはどうして入ったんですか?
佐伯:紹介で入りました。
――そういう物理的な話ではなくて心理面の話が聞きたいのですが。
佐伯:ははは(笑)。「好きだ~~!」ってことです。
――それを聞きたかったんです。純粋にエッチが好きだから、AV女優になったんですね。
佐伯:はい。
佐伯由美香の初体験とは
――エッチが好きということは初体験も早かったんですか?
佐伯:高校1年生くらいです。
――意外と遅いですね。初めて得意のフェラチオを経験したのは何歳ですか?
佐伯:初体験の彼だから高校に入ってからです。
――初体験は気持ちよかったですか?
佐伯:初体験の記憶はほとんどないんですけど、1階に彼氏のお母さんがいることに興奮しました。
――高校生だとラブホテルなどにはなかなか行けないですからね。
佐伯:そうなんです。
――順調に終わったかも覚えていないですか?
佐伯:スッと終わったような気がします。
――彼が早く出しちゃったんですか?
佐伯:そうなんです。
――それは佐伯さんが名器だから気持ちよかったんじゃないですか?
佐伯:そういうわけではないと思いますけど (笑)。
――そもそも性の目覚めはなんですか?
佐伯:お兄ちゃんが2人いたのでアダルトなものが家にいっぱいあったんです。エロ本や深夜のエロ番組や、ちょっとエロいドラマを観ていました。
――そういうエロいものを観て興奮を覚えたんですか?
佐伯:はい、小学生でオナニーを覚えたんです。
――オナニーの知識はどこで得たんですか?
佐伯:ただ、がむしゃらに触っていました。
――自然とオマ○コに手が伸びていたんですか?
佐伯:そうです。「ここを触ると気持ちいい」っていう感覚でした。
――本能の赴くままですね。AVを初めて観たのはいつですか?
佐伯:小学生のときにお兄ちゃんが持っているDVDを観ました。
――そちらは早いですね! 初めて男女が裸でエッチなことをしているシーンを観てなにか感じましたか?
佐伯:キラキラして見えました。
――それを見て「私もやりたい」って思いましたか?
佐伯:そうなんです。
佐伯由美香のハンパない性体験
――そのモチベーションが続いたとすれば経験人数も多いのでしょうか?
佐伯:覚えていないんです。
――それくらい大人数なんですか?
佐伯:セックスと思えるセックスは少なかったかな。
――どういうことですか?
佐伯:勢いみたいなセックスはあるんですけど、それはセックスとしてカウントしていないので。
――ベッドで愛撫から始まるセックスじゃなくて、交通事故みたいな出会いがしらの衝突で、知らない間に合体していたんですか?
佐伯:そう、そう、そう。
――まるで野武士のようなセックスですね(笑)。そのなかでも面白いエッチなエピソードはありますか?
佐伯:面白いエピソードはいっぱいあったんですけど記憶力がないんです(笑)。でも、外ではよくやっていました。
――「よく」って(笑)。野外が日常ですか?
佐伯:そう、田舎だったので外でのセックスは慣れています。
――それは田舎でラブホテルがなかったからですか? それとも野外プレイが好きだからですか?
佐伯:元々外でのセックスが好きなんです。
――それは分かる気がします。
佐伯:分かっちゃうんですか(笑)。
――解放感を味わいたいんですよね。それでも、上半身は服を着ていたり、挿入部はスカートを穿いていたりするんですよね?
佐伯:全裸のときもあります。
――野性というよりも動物じゃないですか(笑)。人が来たらどうするんですか?
佐伯:普通に人は来ていました。
――ははは(大爆笑)。みんな木陰から覗いているんですか?
佐伯:田舎なんで、そもそもそんなに人が多くないので。
――少人数でもイヤじゃないですか。
佐伯:ねえ。
――「ねえ」って(笑)。
佐伯:確かに今考えるとアブノーマルですね。いまの方が羞恥心があるかも。本当、当時住んでいた町は開放的でした。「フェラチオされたい人は駅に集まって」とか。
――えっ!? どういうことですか?
佐伯:駅でフェラをしていたんです。
――ますますわかりません…。そういうフェラチオネットワークがあったんですか?
佐伯:なんか、そんなのがあったみたいです。みんなが自然と集まって、私はいきなりフェラチオしていました。
――すごいシステムですね。男たちはフェラチオ待ちで並んでいるんですか?
佐伯:さすがに並んではいないですよ(笑)。街灯に集まる蛾みたいに知らぬ間に集まってくるんです。
――すごいこともあるんですね! そうした経験をしているとAVでは物足りなくなるんじゃないですか?
佐伯:普段から変態の人ってAVに来るとつまらなくて帰っちゃいますよね。でも、私はプライベートの変態行為も好きなんですけど、AVの方が面白いです。
――それはどういう意味でAVが好きなんですか?
佐伯:エロのエリートが集まっているから、刺激的なことをちゃんと追及している感じですよね。逆に素人はしつこい(笑)。
――素人は節制がないですからね。
佐伯:過激なんですけど、しつこいんです。「ここがいちばんエロくていいのに」っていうところで終わらずにダラダラしているんです。
――ではここで出演作品のお話を聞かせてください。最近の『エグい程下品な舐めしゃぶり女 妖しい裏路地で見つけたイカれた蛇舌ビッチと一日中ラブホに籠ってしゃぶられ放題』もすごい内容ですね。
佐伯:この作品はいちばん緊張した監督さんでした。
――どなたですか?
佐伯:嵐山みちるさんです。この作品は本当に舐め狂い、しゃぶって精液を出させるんです。
――何本のチ○チンから精液を搾り取りましたか?
佐伯:何本だろう? めちゃめちゃ舐めたので覚えていないんです。
――フェラチオはいつ目覚めたんですか?
佐伯:昔から大好きだったんですけど、AVでフェラチオ作品に目覚めたのはレズ作品がきっかけです。
――レズ作品ですか? 意外ですね。
佐伯:女の子の体をペロペロ舐めまわしたのがきっかけです。
――女性の体を舐めるのとフェラチオは同じ感覚ですか?
佐伯:フェラチオの感覚とは違います。でも、そのレズ作品で私に「舐めるイメージ」が付いたように思います。
――レズ作品からフェラチオ作品に舐めの技術が発展したのは面白いですね。
佐伯:フェラチオをしていたら舌使いが上手くなりました。
――男性に教えてもらったわけではなくて?
佐伯:教わるのは嫌いです!(笑)
――今回の作品で変わったフェラチオはありましたか?
佐伯:前立腺から竿を舐めるフェラチオはたくさんやりました。オチ○チンだけじゃなくて前後から舐めました。
――好きなチ○チンの形などはありますか?
佐伯:特にないです。なんでも来いって感じで、オチ○チンはなんでも好きです!
――ハッキリと言ってくれて気持ちいいです。精液は好きですか?
佐伯:浴びるのもゴックンも大好きです!
――精液が好きっていうのはどういう感覚なんですか?
佐伯:受け止める感じが好きなんです。愛です! 愛です!
――今日は名言が多いです(笑)。精液の味は違いますか?
佐伯:微妙に違いますけど、だいたい同じ味かな。
――前日に食べたものの味がするって聞きますが?
佐伯:全然、感じたことがないです。
――フェラチオのなかでも得意技はありますか?
佐伯:特にないですけど、他の女優さんはカメラ映りを気にしますけど、私は猟奇的に舐めるので、それが得意技かもしれないです。
――猟奇的なフェラチオ! いいキャッチコピーです。
佐伯:カメラ映りは関係なく舐めています。
――素晴らしいですね。ユーザーはそこを評価してるんです。続いて、『僕だけが知っている女上司の裏顔。もの凄いジュポフェラで竿がバカになるまで焦らされ続けたデート後の猛烈なベロキス中出し』の話も聞きたいです。こちらはどういう内容ですか?
佐伯:上司役の私が痴女なんです。普通のセックスだけではなく、この作品でも舐めまくっています。
――痴女ってことは自分から貪るんですか?
佐伯:そうです。
――プライベートでも実際に自分から貪ることはあるんですか?
佐伯:プライベートは全然、痴女っぽくないです。すべて受け止めます。
――それはまた面白い話です。じゃあ、痴女はやりにくくないですか?
佐伯:やりにくくないです。本当のMの人の目を見ると吸い込まれて痴女になるんです。Sっ気もあるんです。
――SとMは表裏一体ですからね。性癖としては両方あるんですか?
佐伯:両方あります。でも、普段はMの人の目を見たことがないです。ビジネスMと本物のMでは目が違うんです。
――本物はどういう目つきですか?
佐伯:殺したくなるくらいの受け止め方をしている目なんです。なんだろうなあ、吸い込まれるんです。
――プライベートでは本物のMがいないから、どうしても受けになるんですね。
佐伯:そうなんです。
――受けるときはどういう反応になるんですか?
佐伯:基本的に激しいセックスが多いです。私が奉仕型Sなので、男性に愛撫はするんですけど、私がクンニとかされると、恥ずかしくて顔が真っ赤になるんです。気持ちいいんですけど恥ずかしいんです。
――複雑ですね?
佐伯:私、性に関しては複雑なんです。
――SとMが行ったり来たりすることもあるんですか?
佐伯:はい、あります。
――性を心底楽しんでいる感じですか?
佐伯:そう! 楽しむセックスが好きなんです。
――いまはセックスってマニュアル化しているから礼儀や技術にうるさいじゃないですか。そういう面倒なことは取っ払った方が佐伯さんとしてはいいんですか?
佐伯:はい、ガチンコでやります! だから、私生活の方がAVよりも激しいです。
――ぜひ、私生活を覗きたいですね。この作品のヌキどころはどこですか?
佐伯:母性と狂気の境目が見られます。
――また名言が飛び出しました! それも表裏一体なんですか?
佐伯:私の中では常に母性と狂気が交互になっているんです。
――母性のときのセックスはどんな感じですか?
佐伯:母性は最初からあるんです。でも、途中から狂気が勝っちゃってコントロールできなくなるんです。AVを作るためには暴走しちゃうとよくないんですけど、この作品はバランスよくできました。
――最近は狂気じみたAVってあまりないから、そういう作品を観たいユーザーは多いと思います。
佐伯:狂気がどの作品にも出てきちゃうんです。いまがいちばん狂っていると思います。
――じゃあ、AVに出ていて相当、楽しいんじゃないですか?
佐伯:めっちゃ楽しいです。でも、緊張します。
――両面あるのが人間です。
佐伯:いまは淡白な人が多いから、セックスってこんなに楽しいし、狂っちゃうんだよってところを見せたいです。
――それは楽しみです。今後、さらに磨きたいセックスの技術はありますか?
佐伯:ここからさらに発展したらどうなるんでしょう(笑)。でも、最後はおとなしく終わりたいです。
――意外な発言ですね。やってみたい役はありますか?
佐伯:この前、職業系をやりましたけど、多分、向いていないんです。
――どうして向いていないんですか?
佐伯:凌辱系や崩れていく様とかは向いていないんです。凌辱されていても喜ぶんです。
――「ああ、ダメ……」とかできないんですか?
佐伯:かわいそうって思われる演技ができないんです。かわいそうじゃないから(笑)。
――むしろ喜んでいるという。
佐伯:犯されるとき、眉間のしわの入れ方が分からないんです。
――それは話を聞いていると分かります。
佐伯:私の作品はセックスを楽しんでいる作品がおすすめです。
――そうすると今回紹介した2作品はバッチリですね!
佐伯:はい。ぜひ、観てください。
――このインタビューで佐伯由美香としてのパーソナリティーが分かったので、フェラチオがすごい女優から、個人として興味を持ったユーザーが多いと思います。そこで佐伯さんのことが分かった読者へメッセージをお願いします。
佐伯:私の作品を観て、性癖を開花してほしいし、癖のある人にみなさんなってほしいです。あとは精神的にも肉体的にもエネルギーを使うセックスをしてほしいです。
――佐伯さんの作品を観れば、セックスにポジティブになりますか?
佐伯:そうです。最初は「なんだこの狂っている女優は!」って思うかもしれないけど(笑)。
――今後、狂った女優が佐伯さんと認知されるので、さらに狂気を見せてください。
佐伯:やるからには狂って終わります!
(撮影・インタビュー=神楽坂文人・公式Twitter@kagurazakabunji)