ヒロシ・ローラ・ナンシー…昭和歌謡と人名|架乃ゆら昭和コラム「美徳のゆらめき」

昭和大好きAV女優・架乃ゆら連載コラム第3弾!

架乃ゆらちゃん

 「昭和」が大好きな大人気セクシー女優の架乃ゆらちゃんの大好評コラムが3回目を迎えた。

 昭和歌謡、純喫茶、特撮作品、古着など古き良き「昭和」時代のカルチャーが大好きで、造詣が深い彼女が、その圧倒的な熱量を原稿に向け、自身が推す昭和カルチャーを独自に解説。今回は高田みづえの『そんなヒロシに騙されて』を筆頭に、何故か人名がタイトルに付けられた現象を熱く語ってくれた。

 それでは「架乃ゆら昭和コラム・美徳のゆらめき#3」をご覧あれ!

架乃ゆら昭和コラム「美徳のゆらめき#3」

 メンズサイゾーをご覧のみなさんこんにちは! 『S1』専属女優の架乃ゆらです。

 季節はもうすっかり春ですね~。

 近所に大きな桜の木があるので、玄関を開けると毎日桜の花びらがこちらまで飛んできているのを見て季節を感じています。

 満開の桜のもとでお花見をするのも憧れですが、わたしは桜が散っている景色を見ながらお散歩するほうが性に合っている気がします。

 花は咲く前も、咲いたときも、散るときも、全部の瞬間が絵になるので素敵ですよね。

 家に猫がいるとあまり自由に部屋に花を飾ることができないので、いつもお散歩をしつつ花たちを眺めて満足しています。

 そして気温もかなり上がってきて、ついこの前まで上着の厚みで迷っていたのが嘘のように、いまでは上着なしの身軽な状態で外出できるのが本当に嬉しいです!

 基本わたしは身軽でいたく、荷物もなるだけ最小限に収まるように努力をしています。でも、仕事などで仕方なく荷物が多い日は無意識に体が疲れたり、気が滅入ったりするのに最近気付きました。

 孫悟空とクリリンが受けた亀仙人の修行とは真逆で、身に纏うものを全て軽いものにしてからは気持ちも軽く穏やかに過ごせるような気がします。

 できるだけ身軽でいたいことの弊害としては、特に必要じゃないものを衝動で買ってしまうことでしょうか。ふらっと立ち寄ったお洋服屋さんで「この服かわいい! 今日、荷物少ないし買っちゃお!!」が続いて、いつの間にか部屋中お洋服だらけ…がしょっちゅうあります。

 とは言ってもわたしが特段お洋服大好き! ファッションにこだわりあり! なタイプではないと思うのですが…。

 言い訳をすると案外このAV女優という職業に衣服は必要であり、例えばイベントなどでファンのみなさんの前に登場するときに身につけている私服を再び別のイベントで身につけることはできるだけやりたくありません。

 なぜならファンのみなさんに「かのちゃんまた同じ服着てる…」と思われるのは絶対イヤだからです!!!

 イベントで着たお洋服は普段身につけるワードローブに加えなければならず、ワードローブを把握しながらそれに合うように、かつイベントに映えるようなちょうどいいくらいのお洋服を毎回こしらえております。これはAV女優の影の努力あるあるなのではないでしょうか。

 ですが、あまりにもお洋服やらモノやらが部屋中に溢れかえってきたので、最近は一念発起して本格的な断捨離に励んでいます! いらないものをまとめた袋だけで部屋がぎゅうぎゅうなのが心をも圧迫させていますが、これが終わる頃には心身ともにスッキリした状態になっていることでしょう。

 いらなくなったお洋服をメルカリで売るのも考えたのですが、売れるまで保管しないといけないのがめんどくさいので、次からはファンのみなさん向けにオークションでもしたい気持ちです(実現するかは分かりませんが…)。

 今月もここからは昭和趣味について書いていこうと思います!

 今回のおすすめ純喫茶は、阿佐ヶ谷にある「gion(ギオン)」さんです。

 わたしの大好きな漫画『A子さんの恋人』にも登場するお店で、JR阿佐ヶ谷駅から徒歩10歩(くらい)の距離にある、なんともいえない趣のある小さな外観ですが、中に入ると空間が広く、席数も多いので友達と内緒話をするのに向いているお店です。

 いまは情勢により早めにお店が閉まりますが、いつもなら深夜2時まで営業しているとのことで、グリーンのネオンライトでつくられたgionという文字がチラチラ光る中、深夜にひとり立ち寄るのもいつかやってみたいです。

 gionさん名物といえばメルヘンなブランコ席にネオンカラーで色とりどりなクリームソーダ! ですが、無類のナポリタン好きのわたしはgionさんの全部乗せナポリタンを推します!

 一皿にサラダもどっしり入っていて、ソースの味がしっかりする麺を中和できるし、お腹も満足するので、ぜひ一度は食べてほしいナポリタンです。

 さて、こと昭和歌謡においては現代流行りの曲との違う点として、感情をオブラートに包まずにまっすぐに表現すること、熱い情のようなものが一曲を通して漂っていることだとわたしは思っていますが、その顕著な例として歌詞に時折、人名が出てくることがあります。

 例えば高田みづえさんの『そんなヒロシに騙されて』だと、横須賀のイケてる男としてヒロシが何度も登場します。何気なしに聴いていると、唐突にヒロシと思いっきり個人名が出てくるので「いや誰?」と拍子抜けしますがなんともムーディな曲調と甘ったるい歌声で歌われるヒロシの人物像やヒロシとの恋愛模様…まるでわたしの記憶の中にヒロシという男が存在していて、過去に刹那的な恋愛を経験したかのような気持ちになります。

 これがもし「あの人」や「あなた」といった象徴的な言葉だとしたらここまで身近な印象は持てないかもしれません。

 人名が出てくる楽曲は他にも『夏色のナンシー』、『傷だらけのローラ』、『燃えろいい女』などなど探せばもっとたくさんあると思うので、みなさんが知ってる人名が出てくる昭和歌謡があれば教えてください!

 今回はこのあたりで終わります。次回もよろしくお願いします!

ギャラリーはコチラ

【架乃ゆら(KANO YURA)】
身長:156cm
スリーサイズ:B84(D)・W55・H86
生年月日:1998年12月28日
趣味・特技:昭和歌謡、特撮ヒーロー鑑賞
ツイッター:@kano_yura
インスタグラム:@kano__yura
公式ブログ:架乃ゆらオフィシャルブログ
YouTube:かのちゃんねる

(写真・構成=神楽坂文人Twitter@kagurazakabunji

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