風俗No.1ガールを探し求めて――。前回紹介した【エロスのエンターテナーNo.1:吉原ソープランド『グレイシーズ』あまね】の後編をどうぞ。
▼前編は▼
風俗には女の子の数だけNo.1がある。そんな女のコたちの普段は見れない素顔やモチベーションを探る! それが【風俗No.1ガール】だ! エロスのエンターテナーNo.1:吉原ソープランド『グレイシーズ』あまね 【女のコデー
吉原ソープランド『グレイシーズ』あまねインタビュー(後編)
【女のコデータ】
名前:あまね
サイズ:T152・B82(D)・W55・H85(cm)
店キャリア:1ヶ月
得意技:騎乗位
【店】
吉原ソープランド『グレイシーズ』
TEL:03-6240-6586
営業時間:7時~24時
システム:総額50分1万4000円~
URL:https://www.cityheaven.net/tokyo/A1311/A131101/y-glaces/
勃たなかった人に発射してもらえる歓びと充実感
素人ストリップに出演しながら、昼職に学校と三足のわらじ生活から始まったフーゾク人生。現在、吉原の人妻店で超エロい騎乗位を武器に働くあまねさんの、風俗で働くやりがいとは?
――風俗に入る前って、怖さとか偏見はありましたか?
あまね:怖さはありました。どんな世界なのか、「風呂に沈む」とかいう言葉があったけど、やればやるほど今はもう最高のふれあい産業と思ってるんですね。肉体と肉体のぶつかり合いというか、エロから入るから、性格とか相性は二の次なんですよ。むき出しのこの仕事が好きですね。
その当時は今みたいに経験がなかったんで、やっぱり怖さも嫌悪感もあったし。あとは、やっぱいいことばっかし言う方が多かったので、すべてを信じてましたよね。いろいろ揉まれて成長したのかな。
――凹むこともあったでしょうが辛い思い出とかはありましたか?
あまね:ん~へこんだこと…お客様の帰り際、だいたいこう、笑顔でありがとうってさよならするんですけど、背中と言うか、「あー、この人あかんかってんなー」っていうのが分かるというか。言われるんじゃなくて、雰囲気であかんかってんなっていうのがわかって、すごい悲しくなった時ありますね。
気に入ってくれた方ってだいたい二度振り返ってくれたりとか、なんかその感覚ってあるんですよね。それがなしで帰られた人いましたね、1回。お付き合いでイヤイヤ来られたこともあったと思うんですけど。 あれはあかんなって、なんか落ちたね、うんうん。
――逆にやりがいを感じる瞬間というのもあると思うんですけど。
あまね:やっぱり病気の方、たとえば糖尿病とかリウマチ、持病でしばらくエッチをしてなかった人をサポートして5年6年ぶりに出せたっていう時ですね。「ホンマや、何年もやってなかってんな」っていうような精子を見た時に、「どんだけ溜めてたん?」て。
何しても全然フニャフニャさんでも、渾身の技術をもってフルサポートして、なんとか出した時のね、あれ。今まで出来なかった人が出来ると嬉しいですね 。ありきたりですけどね、普段イカないって人がイってくれたら嬉しいし、普段1回しかできない人が2回できると嬉しくなるし…。
なんか、本物の放出というか、「あ、ひとつになった」っていうね。私も集中するから集中してというちょっとした一体感というか、同じ呼吸になるというか…。多分好きなんでしょうね私も。人も好きやし、なんかこう、エロって同じ作業というか、一番同じ方向を向いてると言うか…。
――お客さんを接客したりプレイしてるにして時に 気をつけていることとか、私はここにこだわってるんだみたいなことはありますか?
あまね:指先。うん、タッチするのも服脱がすのも、「ガッ」とさわらずに、何て言うのかな、肌を走るじゃないけれどちょっとした所作というか、絶対雑にならないよう指まで神経はほとばしると言うか。脱がすとき、服たたむとき、吸うとき、おチ●コ触るときも全部こうなんていうかな、指ひとつ丁寧にと言うか。触る、添えるってのも、指に神経行き渡らしてますね。変態やね(笑)。
抱きしめることもするしタッチもするんですけども、タッチの中でも「ガッ」でなくて、「サワッ」。「サワ」ていうおとなしいものじゃないんですけど、とにかくこう舐めてるように触る…。
――舐めてるように触る!
あまね:そうそう、そういう意識で、服脱がしながら乳首ちょっとしながらも、「指で舐めてんで」っていうような気持ちで指を走らせてますよね、変態的観点なんですけど。靴下脱がすのも、「この人、爪あるな、ないな、大丈夫かな」そう言いながらぬがして…。そんなそんな感じでやってます。だから指かな。
――指ねー、初めて聞きました(笑)。さっきストリップで東京と大阪のお客さんの違いって聞いたんですけど、ソープのお客さんも違いますか?
あまね:違いますね。 福原にいてた時はすごい高い店だったんですけど、その時は、どんだけ金持ちさんでも金持ちじゃない方でも、元取ろうとするんですよ、お客様の大半が。例えば8万円の店なら、誰も8万円の元取りたいってか、シャンプー持って帰るぞ、化粧水持って帰るぞ、これ持って帰るぞって冗談でもそういうことをするんですね(笑)。
元とろうっていう気持ちがすごく強いんですね西の方は。お話にしてもエロにしても、エロが足りなかったらそういう備品持って帰ったりとか。
東京来て思ったのは、「吉原、狭まっ」ていうのと、最初はちょっと高い店やったんですけど、どんな人もガツガツしてないからびっくりしました。「ね、もっとエロいこと言ってよ」みたいな(笑)。
――逆にね。
あまね:「なんかしたいことないの?」て言っても、「いいよ、君のペースで」とか。「もったいないやん、せっかくやから色々やろうよ」って言っても、「いいよ」とか控えめ。意思をちゃんと伝えてくれる方もいてるけど、関西と比べると意思表現が控えめですね。
――女性からしたらどっちが仕事しやすいんですか?
あまね:西の方はほとんどの方がそうやって言ってくれるんですね。それで、それ以上のことをすると褒めてくれるので、それ以上のことで返すんです。
でも、関東は言わない分、探るのがおもしろいですね。この人はおまかせとか言いながらも実はって。「マットは面倒くさいからいいよ」っていう人ほど、やると喜ぶみたいな感じで探るのが楽しいかもね、うんうん。
今は、前もってLINEでリクエストしていただけるようになったので、今後はいろいろ充実したプレイをもっと楽しんでいただけると思います。
――風俗で働く立場の方からすれば、どうすればもっと風俗を楽しめると思いますか?
あまね:やっぱし、清潔感ですよねウン。清潔であれば私の場合はもう舐め倒すよね(笑)。身なりとか匂いとかで、「この人ひとり者かな、パートナーいらっしゃるかな」とか探って、ガンガンやっちゃっていいかなとかね。
OKサイン出てたらブワー舐めますよ。ありとあらゆるところを舐め倒すし、全てのパフォーマンスが整うとフル行っちゃうよね。指も誘導して入れてもらうし、ボルテージ上がりますので。「清潔感=安心感」みたいな。
――清潔感っていうのは、パッと見の印象って、どの辺から感じるもんなんですか? 身なりが多いんですかね?
あまね:それが、建築関係のドロドロの方でも、「顔洗ってきたよ」、「歯磨いてきたよ」って、ほんとに爽やかな香りがしたり、服はドロドロやのに、「一応拭いてきたんだよ」って、汗の匂いはほんのり残ってるけど、ホンマに大事なところはちゃんと拭いてきたよって言われると、「よしっ」ってなります。
――あ、即々ですからそうですよね。
あまね:そうそう。首回りやおっぱいとかに汗かくのは当たり前なんで、体臭とかは全然大丈夫なんですよ。ただ、最低限、局部を拭いてきてくれるだけでもね。
あとは爪ですよね。自分が指先にこだわってるんで、爪が無い方はもうベロベロ舐めちゃいますよね。…私ってどんな目線なのかな(笑)。
――では、あまねさんの将来の夢というのは?
あまね:なにかお店、飲食店がやりたいですよね。親がやってたってこともあって、何かやりたいんですよね、ゆくゆくは。昔ながらの喫茶店かな~。
――喫茶店?
あまね:喫茶店が好きです。ウーン、なんでしょうね、あの安定感のあるモーニングとかそういうのが。チェーン店も好きですよ、嫌いじゃないんですけどもうほんと、レトロ喫茶とかそういうなんか古き良き喫茶店が好きです、はい。
――ありがとうございました。
将来は「有望なソープ嬢を育てたい」とかおっしゃるのかと思ったら、意外にも夢は「喫茶店」ということで…。忙しかった人生をゆっくり過ごしたいという想いだろうか。
ちなみに、インタビュー後の撮影の最中に、あまねさんが極薄ヘアだということがわかった。お願いして見せてもらうと、ツルッツルの地肌に、おぼろ昆布より細いヘアーが20本くらいホワホワッと生えてる感じ。
「パイパンやないんですよ、少女が大人になる感じのホワ毛。毛根が残らないようにエステでなく皮膚科で処置してもらったの。5年かかりました」
マットや騎乗位の楽しみもさることながら、美丘の眺めも楽しめることがわかった(笑)。
〈取材・撮影=松本雷太〉