「オウゥ〜オウゥ〜、カミィ〜ング」
ユリコは私の頭を抱え上げて口にむしゃぶりつくと、脚を私の腰に巻きつけ、快感を膣の奥底で吸い尽くそうとするように締め付けた。
しばらくそのままの格好でキスをしながら抱きつき、そして口を離すと、お互いの口が唾液でベチャベチャになっていた。
「も、もぉおう。こんなにしちゃってえぇ、バカぁ」
そう言うと、ユリコはまた私の頭をつかんで、大きく口を開いて私にむしゃぶりついた。
肉棒をぐちゃぐちゃになったオマンコに突き刺したまま、私たちはキスを続けた。ねっとりとした唾液が二人の頰を濡らした。
「もおうぅ」
ユリコは私の首に抱きつき、ぎゅっとしがみついてきた。
そのままユリコのほっそりとした身体を抱きしめていると、ユリコの身体が小刻みに震え始めた。
あれっと思って抱きしめていると、私に抱きついたままユリコが嗚咽を漏らしてむせび泣いているのがわかった。
酒に酔ってセックスしたことを後悔しているのだろうか。ユリコに悲しい思いをさせたのではないかと思うと、私の肉棒は急速に縮こまってしまった。
ユリコの涙が私の背中に落ちて濡らすのを感じた。
ユリコの背中をさすってやると、すすり泣きが一層高まった。
「大丈夫だよ、ユリコ。大丈夫」
ユリコの身体を横に寝かせて抱きしめる。
しばらくそのままの格好でユリコを抱いていると、だんだん泣き声が収まり、そのうちスースーと寝息に変わっていった。どうやら眠ってしまったらしい。
私はユリコを起こさないようにコンドームを右手で押さえながら、肉棒をゆっくり抜き取り、枕元のティッシュをとって後の処理をした。
ユリコに腕枕をした格好で布団をかけ、私たちはシングルベッドの上で抱き合った。
どうしてユリコは私とエッチしたんだろう。なんでユリコは泣いたんだろう。
いろいろ考えたが、それらしい答えは思い浮かばなかった。酔っ払って誰でもよかったんじゃないかとか、行きずりのセックスをしたことを後悔したんじゃないかなどと考えたが、そのうち私もユリコの寝息に誘われていつの間にか夢の住人になっていた。
翌朝、私の腕の上でモゾモゾと動くのを感じて目を開けると、目の前にユリコの顔があった。
ユリコは寝起きの腫れぼったい目を開いて私を見た。
「おはよう」
「おはよう」
「昨日はごめんね」
「なんで謝るの?」
「なんか、いろいろと」
「いろいろって?」
「酔っ払っちゃったり、エッチしたあと泣いちゃったり」
「エッチしたこと後悔してる?」
「してないよ。するわけないじゃん」
「よかった」
私がそう言うと、ユリコは抱きついてきて裸の胸を押し付けてきた。そのまま私の耳元で囁く。
「ホントはね、彼氏とケンカしていてムシャクシャしてたの。あのアメリカ人、傲慢で自分勝手だし、嘘つきでホントにイヤなやつ」
「でも、好きなんでしょ」
「うん」
「それで泣いてたんだ」
「うーん、どうしてなのかわかんない。でも、たけしとエッチしたら、なんか涙が出てきちゃった」
「彼氏に悪いと思ったから? やっぱり後悔してるんじゃない?」
「してないよ。してないったらぁ。するわけないでしょ!」
「なら、よかった」
するとユリコがギュッとしがみついた。
「たけしだったらよかったのに」
聞こえるか聞こえないくらいの小さな声で、ユリコは言った。私は聞こえないふりをして、ユリコを抱きしめた。