降りた場所から5分ほど歩くと、とんでもなく大きなマンションに到着した。どうやらここが由美子さんの家のようだ。
エレベーターに乗ると、由美子さんはなんと最上階のボタンを押した。
このマンションの最上階!?
そう驚いていると、エレベーターが最上階に到着した。しかも最上階には一部屋しかなかった。
「さっ、どうぞ~。」
「はっ、はい。お邪魔します」
おそらく玄関だけで、自分の1DKアパートより余裕で広い。その先に長い廊下があり、たくさんの部屋があるようだった。
案内されたのはリビング。信じられないほど広いのだが、あるのはテレビとテーブル、そして大きなソファが二つというとてもシンプルなインテリアだった。
「1人暮らしだから殺風景でごめんね~」
「いえいえ、殺風景だなんて。シンプルで素敵ですよ」
「ふふふ、ありがとう。すぐにそう言ってくれたの初めてだよ」
あまりの光景に圧倒されて立ち尽くしていたところに、
「とりあえずソファに座っていて。私、着替えてきちゃうから」
と由美子さんは自分の部屋に着替えに向かった。
改めて1人になったので部屋を見渡してみると、なんというか生活感がほんとにない空間だ。やはり、読者モデルとはいってもほぼタレントとして日々忙しくしている人だけあって、庶民にはわからない色々なことがあるのだろう。
そんなことを考えているとガチャとドアの開く音がした。
「ごめんね~。お待たせ」
「いえ。えっ!?」
着替えを済ましたはずなのだが、由美子さんはどう見ても下着姿だった。
「ふふふ。普段は全裸なんだけど、さすがにはじめてだと失礼かと思って下着は着たの」
「えっと…」
もう言葉が出てこなかった。
その状況を察してくれたのか由美子さんはニコリと微笑んでキッチンに向かい、一本のワインとグラスを持ってきた。
「さて、じゃ飲むか!」
「はっ、はい」
手慣れた感じでワインを開栓する由美子さん。グラスに注がれる紫色の液体がとてもキレイに見えた。それ同時に、下着姿の由美子さんに思わず見惚れてしまった。
「あー、いま胸みたでしょ!?」
「はっ、はい。つい…」
「ふふふ。正直でよろしい!」
由美子さんがグラスを渡してくれた。
「では、今日一緒に飲めることに乾杯!」
「乾杯」
軽くグラスを近づけてワインを口にした。驚くほど美味しいワインだった。
「これ、すっごい美味しいですね」
「あっ、嬉しい~。有名じゃないけどお気に入りのワインなんだよ」
そう言って微笑む由美子さん。そこからワインを飲みながら色んな話をした。
由美子さんはやはり今の仕事が大変らしく、誰かにかまって欲しいという想いがどんどん積み重なり、現在、彼氏が5人と彼女が4人いるという。もう普通の感覚では理解できない状況だが、それほど人前にでる商売というのは精神的に大変なんだなとも、なんとなく理解することはできた。
その後も、なぜこのマンションを買ったのか、周りからいろんな噂をされているのは知っていることなど、なんでも教えてくれた。
気がつくとワインが1本空いていた。時間もまもなく日付が変わろうとしている。
「今日はこのまま泊まっていきなよ」
由美子さんがそんなことを突然言うので、どうしていいか困ってしまった。
「ふふふ。じゃ、帰れないようにしちゃうからね」
妖艶な微笑みを浮かべながら、由美子さんはこちらに近づき、キスをしてきた。いきなりのことでされるがままではあったが、お酒も入っていたので、もうどうにでもなれと入ってくる舌に自分の舌を絡めた。
「んん…上手じゃない」
自然と由美子さんがこちらの股間を手で擦る。
こちらも由美子さんのボリュームたっぷりの胸を手で愛撫した。
「ふふふ。いいじゃない。やっぱり誘ってよかったわ」
由美子さんは唇を離し、こちらをソファに押し倒すようにもたれかかってきた。
「さて、じゃあもう準備できてるし、いただいちゃおうかな?」
由美子さんはこちらのズボンと下着を器用に脱がすと、またがるようにして大きくなったアレをアソコに挿入した。