昨年4月発売号で長い歴史に幕を閉じた風俗情報誌『俺の旅』の編集長で、読者から「イコマ師匠」の愛称で親しまれた生駒明氏。雑誌はいったん立ち止まったが、日本屈指の風俗通である氏は今もどこかのフーゾク街をぶらりと歩く。師匠の旅はまだまだ終わらない!
【俺のフーゾク放浪記 第74弾・福岡編】
中洲の特上ソープへ!
寒い季節になってくると、あれだけ暑かった夏も忘れてしまうものです。さあ、気分転換にフーゾクでスッキリしましょう。今回は、福岡・中洲のソープの魅力をご紹介します。
午後1時、昼間の中洲南新地へと向かう。国体道路の南側のフーゾク街は平日の昼間らしくまったりとした空気が漂っている。客の姿もちらほらあり、色街特有の妖しい静けさを感じさせる。
簡単に街を見てから、新地の中にある料亭『河太郎 中洲本店』へ。名物のイカの活造り定食を頂く。生け簀で泳ぐイカの群れを見ながらさばきたてのイカ刺身を食し、贅沢な気分に浸りまくり。イカの天ぷらも美味しい。
食後は近くの喫茶店で少し休みながら、どのフーゾク店へ行こうか思案する。ソープに行きたい。格安店にしようか、コスプレ店にしようか、それとも高級店にしようか。散々迷った挙げ句、案内所でいい店を訊いてみよう、という結論に達する。さっそく南新地の無料案内所『マンゾクステーション』に入り、店員さんに話を訊いてみると、巨大フーゾクビル『パラシティ博多』の最上階のお店がお得な割引使用で遊べるという。
「そこに張ってあるとおりです。安く行けますよ。電話で待ち時間を訊いてみましょうか」
店名はソープ『ティアモ』。トクヨク『リップス』で知られるMYFグループのお店で、通常60分総額2万5000円を日替り割引で50分総額1万7000円で行けるというのだ。これはお得である。高級店を大衆店同様の料金で楽しめるのだから行かなきゃ損だ。店員さんが確認したところ、今なら準備の時間だけで大丈夫とか。お願いすると、共通の割引チケットを手にし、足早にビル最上階のお店へと向かった。
エレベーターを降りると、すぐに受付があり、一旦奥の待合室へと通される。白いシャツに黒いベスト、ネクタイといった正装姿のボーイに50分コースをお願いする。
「ドリンクは何にしましょう?」
「コーラで」
20分ほどフカフカのソファで待っていると、「30番のお客様、準備ができましたので、こちらへどうぞ」とお呼びの声がかかる。さあ、どんな泡姫が迎えてくれるのだろうか。ワクワクしてたまらない。
真っ赤なカーテンを開けて、奥に入ると、赤いドレスを着こなした色白美女がニッコリと迎えてくれた。
「Sです。こちらのお部屋です」
部屋に入り、軽く言葉を交わす。
「24歳。生まれも育ちも福岡。昼間はOLやってます。今日は休みとっちゃった(笑)」
愛嬌たっぷりの笑顔で話す姿が可愛いらしい。小柄な松嶋菜々子といった感じである。
「趣味は探偵小説です。江戸川乱歩が好き。将来の夢? う~ん、結婚することかな。素敵なお嫁さんになりたいです(笑)」
そんな事を話しながらベッドに座りイチャイチャ。瞬く間に服を脱がされ、キスの後にリップサービスを味わう。さすが高級店、即プレイである。興奮が高まってきたところで洗い場へ。身体を洗ってから、湯船に浸かり、混浴しながらキス、乳首舐め、潜望鏡のフルコースを満喫する。すごいサービス精神で、何度も何度も丁寧に尺八されて危うくイキそうに。
「ベッドへ行きましょう。どうぞ」
ベッドで仰向けになると、耳元から首筋、足の付け根から膝、そして足の指まで丹念にしゃぶってくれる。壁に張られた鏡に映る姿がなんとも艶かしい。攻守交代し、クンニで愛撫すると、「ア~ン、アッ、凄く気持ちいい」と、大きなアエギ声をあげて悶えるのだ。まさに高級店の美女である。サービスも受け身もバッチリ。
豊かなお尻を鷲掴みにして激ピストン。そのままさらに激しく腰を振って大放出。ふぅ、気持ちよかった。スッキリ。
「お客さんは年配の方が多いかな。40代、50代。出張で来て遊びに来る人もいる」
「お酒のつまみを作るのにハマってるの。楽しくて」
「旅行に行きたいな。四国の高知に行きたい。四万十川とか(笑)」
「私が男だったら絶対キャバクラやフーゾクで遊ぶ。こういうところを知るのって、すごく大事だと思う」
会話が弾み、あっという間に時間に。最後にキスを交わし、カーテンを開けて店を出る。食後は近くの喫茶店『スパイス』で若鶏カレーを食べて一休み。中洲の最上階高級ソープは味わい豊かな空中の楽園。広くてキレイな部屋で、接客上手なテクニシャン泡姫と、新婚気分で交わりを楽しめる、天界の花園であった。
(取材・文=生駒明)
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