AVを見ているとAV撮影現場ってどうなってるの?と疑問に思うことはないだろうか。
大人気AV女優の三上悠亜はそんな疑問に応えて、AV撮影現場を自らのyoutubeチャンネルにアップ。100万回越えという再生数を叩き出している。
AVが撮影される場所はどんなところなのか、実際の撮影現場の雰囲気はどうなっているのか、サイト開設以来、AVカルチャーを追ってきたメンズサイゾーの過去記事とともに解説する。
AVの撮影場所はどこ?
・スタジオ
上記の三上悠亜の動画では、教室やシャワールームが映っている。これは撮影スタジオで間違いないだろう。現状、AVのほとんどは東京近郊のスタジオで撮影されているという。
痴漢、バスガイド、CAといったジャンルのAVでは電車、バス、飛行機などが舞台になるが、こうした乗り物についても撮影用のスタジオを使って撮影されたものが多い。
ただ、スタジオは多くあれど、AV撮影可能という場所は限られているため撮影場所が重なってしまうことも。有名な「例のプール」をはじめ、多くのAVを見ていると「ここ他のAVでも見たな」と思う場所が出てくることも少なくない。
・ラブホテル
素人、ナンパ系の撮影によく使われる。SMモノなどでは特殊な拘束具が備え付けられているラブホテルのSMルームを利用することもある。
・一般人の家
AV女優が素人男性の家に突撃するAVがあるが、こうした作品では、素人男性の家で撮影が行われる。
プレステージの専属女優になったのが2016年4月、すっかり同メーカーの顔となり、数々の主演作を世に送り出してきた園田みおん。プレステージ移籍第1作目は『新・絶対的美少女、お貸しします。57』だったが、2018年第一弾作品も『絶対的美少女、お貸しします。 全国縦断Special』で、同シリーズ2回目の登板となる。しかも今回は2泊3日で福岡、広島、新潟、北海道を縦断して各地の素人男性とセックスする強行軍。移動距離は4,731㎞、収録時間は215分の超大作となっている。
AV女優の部屋でセックスをするという設定のAVでは、一般人の住居を業者が仲介して貸し出すサービスを利用して、普通の一人暮らし女性の部屋を女優の部屋と称し撮影する場合もあるという。
・その他
「マジックミラー号シリーズ」で有名なマジックミラー号や、1996年に発売された「地上20m 空中ファック」での、地上20ⅿの高さに吊り下げられた透明な板の上など、企画に応じて特殊な撮影場所が準備されることがある。
AV撮影現場のスケジュールは?
メンズサイゾーでは2000年代にAV撮影現場取材を取材してきたライターによる連載「AV撮影現場今昔」を掲載してきた。
ちょうど2000年からAV撮影現場取材を始めた(それまではイチAVファン)筆者の回顧録(大ゲサ)を短期集中連載! この15年間で大きく変わったAV業界と時代を、撮影現場を通して物語る企画。シリーズ初回は、現在はほぼ絶滅している「擬似本番女優」にフォーカス。当時のAV女優事情と撮影現場は果たしてどんな様子だったのか? 個人的な過去の原稿や取材写真などを引っ張り出し、この機会に振り返ってみた。
連載によると、AVの撮影は基本的に1日がかり。
朝7~8時にはAD、撮影スタッフたちがスタジオに到着。9時前後には監督と女優&マネージャーが到着。午前10時くらいから、作品のメインシーンの衣装に着替えた女優がイメージシーン、ドラマ物であればそれに加えて芝居シーンの撮影に入る。ここから続いて作品のメインとなる絡みシーンの撮影が行われる。
絡みシーンが終了するのは正午前後から午後2時くらいで、その後長めの休憩&昼食を取り、午後からは細々としたシーンの撮影があり、夕方に撮影終了、というスケジュールのようだ。
企画や女優のスケジュールによって時間は変わるというが、冒頭の三上悠亜の動画の現場入りなどの時間を見るに、現在もおおむね上記スケジュールで動いていると考えてよさそうだ。
AV撮影現場の雰囲気ってどんな感じ?
冒頭に挙げた三上悠亜の動画で紹介されたAVの撮影現場では絡みのシーンについては詳しく触れられていない。
AV作品の要である絡みのシーンの撮影現場はどうなっているのか。
メンズサイゾーに掲載されているAV女優のインタビューによると、撮影現場では大勢のスタッフに囲まれ、照明で明るく照らされながら男優とセックスする。
ハイクオリティ・ゴージャス・エロティックをテーマとする業界最高級メーカー『アイデアポケット』から、身長148センチ、Eカップのスーパーキュートな栗山莉緒ちゃんが10月13日に専属デビュー! 54センチの極細くびれに85センチの美巨乳を誇る莉緒ちゃんはプライベートでは経験人数も少なく、ごくごく普通のエッチ体験しかない清純派。しかし、エッチに対する好奇心が抑えきれずにデビュー作では3Pをエンジョイ! ダブルフェラに感激したとか。
「箱入り娘のAVデビュー」と聞けば、男なら誰もが気になることだろう。しかも、「鎌倉生まれ」で「趣味は茶道」で「特技は書道、着付け」という超お嬢様。もちろんルックスも清楚で透明感抜群で、バストサイズは驚異の96センチHカップ――。もはやマンガの世界でも敬遠されそうな超ハイスペックだ。そんなデタラメな美少女が実在するのだから世の中は不思議。誰あろう、それは10月7日にAVメーカー・ディープスの専属女優としてデビューする月野かすみちゃんだ!
プライベートでのセックスとは全く異なる環境での撮影になるため「緊張した」「恥ずかしかった」という感想を漏らす女優が多い。
そして、どんなに可愛い新人AV女優でも暗黙の了解のようにヤッている現在のAVのセックスシーンだが、かつてのAVは実際には性器の挿入をせずに撮影されているものも多かった。
先に挙げた「AV撮影現場今昔」によると、2000年代のAV撮影現場は、本番NG(セックスシーンで性器を挿入せず『しているふり』で済ませる)の女優も少なくなく、絡みシーンは「疑似本番」で射精シーンはペニスの裏に添えたスポイトから擬似精子をピュッと発射させて終了させていたとのこと。男優の「勃ち待ち」や「発射待ち」もないので撮影が長引くこともなかったようだ。
今では当たり前となった潮吹きも、昔はできる女優が少なかった。
10年ひと昔前のAVと今日の最新トレンドを撮影現場の模様から振り返る短期集中連載『AV撮影現場今昔』。第2回は、今やすっかりおなじみとなった「潮吹き」プレイが辿ってきた進化の歴史だ。 女性の「潮吹き」が認知されてきた経緯ははっきりしていないようだが、遡れば江戸時代からアダルトな“水芸”として一部の好事家には知られていたらしい。戦後、高度経済成長を終えた1970年代くらいからはストリップショーの芸のひとつであったり、ポルノ映画のワンシーンであったりとエグイ見世物的な存在として徐々に一般にも知られてきたようだ。
2000年代にAVでの潮吹きプレイは一般化していたができる女優が少なかったため「擬似潮吹き」ができる装置(ストロー部分が異常に長いスポーツドリンクのボトルのようなもの)をお尻の割れ目に挟み、「ポンプさん」と呼ばれるADがボトルを押して水を出し、潮を吹いているように見せていたという。
AV撮影現場の見学はできる?
ここまで読んで、AV撮影現場のことをもっと知りたい、生の雰囲気を感じてみたい、と思った人もいるのではないだろうか。しかし一般人のAV撮影現場の見学は、残念ながら受け付けていないことが多い。ただし、衆人環境シチュエーションなど、作品の設定によってはエキストラが募集され、AV撮影現場の見学が可能になることもある。
エキストラ募集はAVメーカーのサイトやTwitterなどで不定期に告知されているようなので、AV撮影現場に行ってみたい人はこまめにチェックするといいかもしれない。