昨年4月発売号で長い歴史に幕を閉じた風俗情報誌『俺の旅』の編集長で、読者から「イコマ師匠」の愛称で親しまれた生駒明氏。雑誌はいったん立ち止まったが、日本屈指の風俗通である氏は今もどこかのフーゾク街をぶらりと歩く。師匠の旅はまだまだ終わらない!
【俺のフーゾク放浪記 第64弾・愛知編】
名古屋の穴場ソープへ!
夏真っ盛りです。羽を伸ばすのにちょうどいい季節です。旅に出て、フーゾクで遊んで、新しい気持ちになりましょう。今回は、名古屋のソープの魅力をご紹介します。
朝9時、名古屋駅に到着すると、名駅西の歓楽街へ。相変わらず賑やかな所だが、こちらにも縮小の波は押し寄せているようで、老舗ヘルス『ジプシークィーン』が閉店している。時間は着実に流れており、時代は新しくなっていくのだ。ヘルス『星の王子様』もエステに変わっている。駅前の大型ビルの中のキャバクラやガールズバーも新しい店に入れ替わっている。歓楽街は生きているのである。
街の様子を一通りチェックしてから、名古屋駅構内にある「名古屋うまいもん通り」へ。名古屋のあらゆる名物が食べられるストリートで、麺類から丼物まで、様々なタイプの飲食店が軒を連ねている。
地元の有名な老舗『キッチンなごや』に入り、一番人気のメニュー「名古屋ぜいたく定食」を頂く。みそかつ、手羽先、どて煮込みと、名古屋名物がセットになったもので、食べ応えたっぷり。味の濃い名古屋の風味を存分に楽しむ。
食後はJRで隣の駅の尾頭橋へ。お目当ての店はソープ『ニュー山水』だ。創業50年以上、名古屋の人でも知る人ぞ知る隠れた老舗である。街を歩いて行くと、閑静な住宅街の中にポツンとソープが一軒、姿を現した。まるで隠れ家だ。
入店すると、広々としたロビーで正装の若いボーイが迎えてくれる。通常なら50分入浴料9000円だが、フリー限定のホームページ割引を使用し、4000円オフの5000円となる。あらかじめ下調べしておくと、こんなにもお得になるのだ。これにサービス料を加えたものが総額となる。5分ほど待つと、ご案内に。「どうぞ。ごゆっくり」とボーイ。カーテンを開けると、白い上着に黒いタイトなミニスカートの長髪ギャルが迎えてくれた。
「Nです。こちらのお部屋です」
広い。そそくさと服を脱いで、赤いスケベ椅子に座り、身体を洗ってもらいながら会話を楽しむ。
「ここに来て8カ月くらい。前はデリヘルしてたけど、移動が大変で。こっちのが疲れなくて楽なの」
「曜日に関係なくお客さん来る。最高齢が82歳。でも元気よ。男の人って立たなくなると一気に老け込むんだって」
「19歳や二十歳の大学生も来る。筆下ろしのコが多い。すぐにイッちゃうかイカないかどちからかね」
お風呂に浸かり歯磨きをしながら話を聞く。湯の中で身体を温めると、すぐにベッドへ。50分コースはマットはなしとか。仰向けになると、乳首からイチモツまでしっとりと舌を這わせてくる。あまりに巧みなリップ攻撃にカチカチに勃起してしまい、そのまま騎乗位へ。ゆさゆさと腰を振られた後、正常位に体位を変えて突きまくり、大放出してしまった。ふぅ、気持ちよかった。
「趣味? ケータイのゲーム。RPGとか。パズルもするよ」
「将来の夢? お嫁さんかな。でもまだ先。来月友達と大阪に旅行に行くの。それが楽しみ(笑顔)」
時間いっぱい会話をしてから店を出る。名古屋の隠れソープは秘密の花園。こっそりと遊ぶにはぴったりの、フーゾク通な男のための穴場店であった。
(取材・文=生駒明)
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