それから数日後の撮影当日。
「それでは先生、よろしくお願いいたします」
「あ、今日は私、先生なんですね(笑)。よろしくお願いいたします」
と変な挨拶をしてから、いざレズ流の攻めのお勉強。
「まずはキスですよね」
「そうですね。川田さんは普段、どんなキスをするのか、私にしてみてもらえます?」
「はい、では失礼して……」
キスにしろ何にしろ、採点されるってのは緊張するものですが、ここで遠慮したら意味がないと思いまして。
いつも通り、下唇をハムハム。上唇に舌を這わせてから、彼女の唇をこじ開けるようにして舌を差し入れディープキス、ってなキスをかましたんです。
まぁ、時間にしたら2分程度って感じでしょうか。唇を離して点数を聞いてみると?
「う~ん、20点(笑)」
「うわ、厳しいねぇ。っていうか、レズのキスは全然違うってこと?」
すると彼女、意気揚々とレズ女性の攻め方を解説してくれたんです。
「私のこれまでのレズ経験は5人。その中でも、もちろん上手い下手がありますけど…」
と前置きしたうえで、語り始めた佳代。聞けば彼女の場合、初レズの相手が一番忘れられない相手だったそうで。
「まずはキスのテクニックに驚きました。フレンチなキスから始まって、舌が絡まるまで10分くらい。それだけでアソコがトロトロでした(笑)」
あはは、2分で舌を絡めちゃイカンってことですね(笑)。
まずは唇を軽めな感じで吸ったり舐めたり。ときおり耳や首筋を指で撫でたり息を吹きかけたりしながら、じっくり焦らすようなソフトキスを繰り返す。
すると、気持ちよさに口が声が漏れ、口が半開きになったタイミングを見計らっていたかのように舌が侵入してきて…。
「その女性、私の歯茎の表側を舐めたんです。で、上下を右から左まで行ったり来たりしたあと、今度は上の歯の裏側の歯茎を舐めてきたんです。これが妙に気持ちよくて(笑)」
ほほ~、裏側の歯茎を舐めるとは目からウロコ。
ちょっと自分の舌で、自分の上の歯の裏側の歯茎をチロチロ舐めてみてくださいな。
ちょっとくすぐったいような妙な感じがしません? これを人にやられると思うと(舌の短い人は届かないかもしれませんけど)…ちょっと気持ちいいかも(笑)。
で、ここまでで10分。ここまでやって、初めて舌を絡めてくるんだそう。
「その間も、もちろんキスしてるだけじゃないですよ。耳や首筋を愛撫してた指が徐々に下の方に移動してきて。乳首にも触れそうで触れない、みたいな焦らし愛撫をしてくれるんですよね」
で、愛撫は背中やお尻と続くんですが…佳代自身が最も驚いたというのが、この愛撫方法。
「その女性、クリを愛撫するときに”小指”を使うんですよ」
小指でクリ刺激。これは確かに、男にはない発想ですよね? どういうことか、順を追って説明しますと…。
キスから上半身をネチッこく焦らすように愛撫された佳代。相手女性の顔が自分の下半身に近づき、両足を開かされると、まずは内ももや鼠径部とオマ〇コ周辺へのライトキス。
そして、そのままの流れでクンニされるかと思いきや?
「クリに感じたのは羽が触るような感触。思わずビクっと体が反応しちゃっいました。何をされてるのかと思って股間を覗き見ると、彼女が小指を微弱な感じで震わせながら、触るか触らないかという感じでクリにあてていたんです。小指ローター(笑)」
確かに、クリの皮を剥いてグリグリ刺激すればいいと思っている男性も少なくないのは事実ですけど…。
そこまでソフトな刺激でイケるの? なんて思ってしまいますよね。すると、
「分かってないなぁ(笑)」
と笑う佳代。