2017年2月に募集をはじめ、今や当メンズサイゾー屈指の人気コーナーに成長した【エロ体験談】。読者の皆様や投稿者様のおかげで、今年の2月で連載スタートから3年が経ちます。この3年間で投稿されたエロ体験談は、なんと1000本を超えました!
しばらくの間、皆様の英気を養うためという形で1000本の中から厳選された【エロ体験談・傑作選】をお届けしました。その効果もあってか、新しい体験談の投稿が増えましたので、再び賞金レースを開催させていただきます!
なお、今回の賞金レースの対象は、2020年8月17日~8月26日配信のエロ体験談になります。結果発表は30日。一時の休息を経て、どんなエロ体験が生まれたのでしょうか。それでは、本日の体験談をどうぞ!
『スタイル抜群のアイドル候補生と再会セックス』
投稿者:たけし(50歳/男性)
これまで出会い系サイトを使って女性たちと知り合い、セックスをするまでにいたった体験談を掲載してもらった。これらは実際の体験談だが、すべての女性とその後おつきあいできているわけではない。2、3回楽しくエッチした後で急に音沙汰がなくなることもあれば、いまでもときどき会う仲になった女性もいる。
今回紹介するのは、以前掲載してもらったアイドルを目指す「カレン」と再会した話だ(※)。
カレンと最初に会ったのは、台風が東日本を直撃するという真夏の蒸し暑い夕方だった。身長は170センチの長身で、タメ口で人気のハーフの女性タレントによく似たサバサバした雰囲気の絶品の美女だった。
カレンと初めてセックスをして別れた後、LINEが既読にならず、私はもうブロックされたと思っていた。だが、数カ月経ってそろそろ肌寒くなってくる頃、LINEにカレンからメッセージが入っていた。
「お久しぶりです。カレンです。覚えておいででしょうか? たけしさんはお元気でしたか?」
もう連絡は来ないだろうと諦めていたので、メッセージを見てびっくりしてしまった。
「もちろん覚えていますよ。またメッセージをもらえて嬉しいです。カレンさんもお元気でしたか。歌とかダンスのレッスンは続けているの?」
「よかった。あの後、LINEの返事をしていなかったから怒ってないかなあって心配でした。ごめんなさい。はい、芸能活動は続けていますよ。そのことで、たけしさんにちょっとご相談できないかなって思ってLINEしました。お時間のある時にでもお会いできませんか?」
「怒ってなんかいませんよ。また会えるなら嬉しいなあ。相談したいことってなんですか? 私で出来ることだといいんですが」
出会い系で知り合って一度セックスをしただけの女性から相談があると言われて、一体なんだろうと気になってしまった。一度セックスしているので、美人局というわけでもないのだろうが、芸能関係の相談っていったいなんだろう。
初めて会っとき、カレンは芸能事務所に所属してアイドルになるために、歌やダンスのレッスンを受けていて、グループでデビューを目指していると話していた。
だが、事務所を変わった方がいいのかとカレンは悩んでおり、私はよかったら相談に乗ってあげるし、芸能関係の知り合いを紹介してあげるよと言ってあった。
そのままセックスをして別れたので、そんな話をしたことはすっかり忘れていた。その後はLINEも既読にならなかったので、もうカレンとは会うこともないだろうと思っていたのだ。
「前にお会いした時、事務所を変えようかと思っているって話したじゃないですか。いま、そのことでまた悩んでいて。友達にも話したんだけど、あまり参考にならなくって。ちゃんとした大人の人に相談したかったんです」
「私でいいんですか?」
「はい、もちろん。たけしさん、しつこく迫ってこなかったし、いろいろ相談にも乗ってくれたし。お話したと思いますけど、いま家を出てシェアハウスに住んでて、親にはこんなこと相談できないから」
カレンは親から芸能活動を反対されて家を飛び出し、仕送りも止めらているので相談をする相手がいないのだそうだ。
カレンほどの美女なら、話を聞いてくれる男性が山ほどいそうなものだが、同年代の男性とは相性がよくないと言っていたことも思い出した。
「うん、もちろんいいですよ。都合が良い時があれば教えてください」
LINEでやりとりをしながら、バイトの帰りで都合が良いということで、翌々日に前回と同じ渋谷で会うことになった。
カレンがスタイルが良くてすごい美人だったことはよく覚えていたが、会ったのは数カ月前。その後にも何人かの女性と出会ってセックスしていたので、正直カレンとどんなセックスをしたのかあまり記憶になかった。
たぶん普通のセックスだったんだろう。しかし、そんなことは関係ない。美女からのお誘いは大歓迎だ。
当日、ワクワクしながら仕事を早めに切り上げ、夕方の渋谷に向かう。
時間ちょうどになって待ち合わせ場所に、カレンが小走りで近づいてきた。
カレンはぴったりとしたグレーのニットのワンピースに、黒のレザージャケットを着ていて、スタイリッシュな雰囲気を出していた。前に会った時より髪を短くカットしていて、肩ぐらいにそろえられている。この前会った時も思ったが、ハーフの女性タレントによく似た顔立ちだ。渋谷の街中を歩いている女性たちの中でも目立って美人だった。
「こんばんは、たけしさん」
「こんばんは、カレンちゃん」
私に近寄ると、カレンはハニかんだような表情を浮かべた。
「なんだか、不思議な感覚ですね。ちょっと恥ずかしい」
「久しぶりに会えたことが?」
「だって、これからセックスする人と待ち合わせしてるのって、なんか変な気分」
そう言ってカレンが笑う。
周りに人がいる街中で、こんな美女から「セックス」という言葉が出てきて、私はドギマギしてしまった。
「相談事があるんでしょ、どこかでお茶でもしながら話す?」
久しぶりに会って急にホテルに誘うのもどうかと思い、そう聞いてみた。
「うーん、どうせ後でホテルに行くんだったら、お茶じゃなくてホテルに行って話しませんか? カフェだと人に聞かれたりするのも嫌だし、知り合いに会っちゃうと困るから」
「うん、もちろん、いいけど」
すぐにホテルに行けるのは嬉しかったので、まあいいかと一緒に歩き出した。