「美奈さんとこは、お子さんは?」
「子どもはいないんですよぉ。だから毎日ヒマなんで。週に何日かはパチンコ屋にいます(笑)」
で「俺もときどきパチンコするよ」と答えたところから話が膨らんだってわけなんです。
聞けば、初めてのパチンコで8万円儲けるというビギナーズラックを体験したと言う彼女。
しかし、その後は勝ったり負けたり。そうこうしているうちに1度に突っ込む金額が徐々に増えていき…。
「ひと月10万円負けたときは焦りましたよぉ(笑)」
彼女は専業主婦ですからね。当然、軍資金はダンナの給料から出ているわけで…。
「最初はヘソクリしてたお金で遊んでたんだけど、最終的には生活費に手を出しちゃうよねぇ(笑)。それでも勝ったときの記憶があるから止められないの」
それ、依存症って言うんだよ、美奈さん(笑)。そう言ったら彼女、「だよねぇ」と言って笑っていたんですが…本題はここからなんです。
「で、ある日ね…。その日も同じ台に4万突っ込んでてさ。玉がなくなっちゃったとき、声を掛けられたんですよね」
あれか、軍資金を援助するから、援交しないかって話ですか?
「まぁ、近いかな。でも、声を掛けて来たのは男性客じゃなくて、顔なじみのパチンコ屋の男性店員さんだったんですよ」
「奥さん、ちょっと熱くなり過ぎじゃないですか。お金、大丈夫ですか?」。ジャラジャラとうるさいパチンコ屋の店内で、店員が彼女の耳元にこう囁いたそうです。で、次のセリフがこう。
「もしよければ、割のいいバイトありますけど…」
割のいいバイトと聞いて彼女もピンと来たそうです。
彼女、多少の援交経験があったこともあり、負け分を埋められるならと、ふたつ返事でOKしたんですって。
すると…?
「じゃあ、非通知でいいんでこの番号に電話してください。で、その人とホテルで1時間…大丈夫?」
お金は戻ってきてから払うから…店員はそう言って、電話番号が書かれたメモを手渡してきたのだとか。
「メモの番号に電話して、電話に出た男の人と駅前で待ち合わせたら、パチンコ屋で見掛けたことのあるオジサンでした。お互い”あぁ、この人”みたいな(笑)」
あはは、気まずいんだか気まずくないんだか(笑)。
「で、エッチした後で話を聞いたら、オジサンも同じ店員さんに声を掛けられてたんだって。大勝ちしてたら”店内にお金に困ってる女性がいるんですけど、ちょっと援助してあげられませんか”って」
その日以降は何回か、パチンコ屋で軍資金がなくなると、例の店員を探し「だれか紹介してよ」と自ら援交志願したという彼女。
どこどこのパチンコ屋に、軍資金欲しさにフェラ抜きしてくれる援交ババぁがいる、なんて都市伝説的な話はありがちですが…。パチンコ屋の店員が、裏デリみたいなことしてるなんて話、聞いたことなかったから、すごくビックリしたのを今でもよく覚えています。