本コラムの連載を開始してからそろそろ10年が経過しようとしている。
この10年を振り返ってみると実に色々なことがあったが、筆者の本質はこれっぽっちも変わっていない。
ひとりでも多くの女性とエッチしたい! 心を込めたクンニで相手に気持ち良くなってもらいたい!!
その思いだけで生きているようなものだ。
51歳になった現在も、性欲はいささかも衰えていない。この調子なら後数十年は現役でいられることだろう。
今年の4月1日に、筆者のアドレス宛てにメールが届いた。
———————–
突然のメール失礼致します、40歳専業主婦で都内在住のR子と申します。
【ネットナンパ】のファンです。お若い方から主婦の方まで、トコショーさんと楽しい時間を過ごしてらっしゃる女性たちのお話を読ませて頂いております。
お恥ずかしい話、娘を出産後セックスレスが10年続いていました。去年10年振りにレスを脱却したんですが(主人以外の方と)久しぶりすぎて上手くいかないというか楽しめませんでした。その彼からも嫌われてしまいました。
ご無礼を承知でお願いがあります。
どうか私に男性が喜ぶセックス、また自分も楽しめる時間の過ごし方を教えて頂けないでしょうか?
ご検討頂けましたら幸いです。
———————–
送り主のメールアドレスを確認すると、意味不明の文字列が並んでいた。hotmailやG-mailでもなく、当然キャリアメールでもない。聞いたこともないようなドメイン名だった。
むむ? そういえば今日は4月1日だ。これはタチの悪い悪戯かも? 念のため、そのドメイン名でググってみると、昔懐かしの“捨てアドレス”だったことが判明。
10年前ならいざ知れず、ここ最近は“捨てアドレス”からメールが届くことは稀だ。本気で筆者に会いたいと思っている女性の多くは、普段使いしているメールアドレスから連絡してくるのが当たり前となっている。
悪戯の可能性がますます高くなった。しかし、本当に困っている女性読者からのSOSかもしれない。しばし迷った末に原稿作業の合間を縫って返信を行う。
———————–
はじめまして、R子サン。所沢ショーイチです。
私のコラムを読んでくれてどうもありがとう。
あんなエロいもので喜んでもらえて嬉しいです。
40歳でセックスレスだなんて悲しすぎますね。
女性の場合、40歳を過ぎてからこそセックスの気持ち良さが分かってくるというのに…。
是非ともお助けしてあげたいです!
ちなみに、去年の10年ぶりのエッチはどんな感じだったのですか?
もう少し詳しく教えてほしいです。
そうすれば具体的にアドバイスできると思います。
あ!
もちろんアドバイスだけではなく実際にお会いして実践することも大歓迎です。
ただ、その場合は、写メやもう少し詳しい自己紹介をお願いしたいと思ってます。
以上、ご検討のほどよろしくです。
———————–
軽いジャブのつもりで様子伺いのファーストメールを送信。するとすぐに返信が届いた。
———————–
お返事頂きありがとうございます。
実践して下さるんですか?
本当なら、ぜひお願いしたいです。
写メ…ですよね、最近全く写真を撮る機会がないんです。
自撮りなどもしたことがないので…。
写メがなければお会い出来ませんよね?
私についてお知らせできることはしますので、質問して下さい。
・主人と娘の3人家族
・週数回のパート
・152センチ、47キロ
・Dカップ(最近垂れてるのでCよりです)
・女医の西川史子さんに似てると言われたことがあります
去年のセックスは彼がすごく積極的にしてくれました。
おっぱいが感じやすいので乳首をたくさん舐めてくれました。
中イキをいまいち感じられず、ヨガを10年以上やってるせいか膣の締まりは良かったみたいです。
でも、締め過ぎはダメみたいで…難しかったです。
———————–
やはり相談とは名ばかりで、彼女の目的は筆者とヤることだったのだろう。望むところである。
しかし、写メを送るのに抵抗を感じているようだ。
しばし悩んだ末、返信を行う。
———————–
R子サン、早速のお返事ありがとう。
「中イキ」できなかったようですが、「外イキ」の経験はあるんでしょうか?
別に変なことじゃありません。
40歳を過ぎて初めて「中イキ」した女性をたくさん知っていますので。
オッパイが感じやすいとのことですが、クンニのほうは好きですか?
挿入中にクリトリスを刺激することで、よりイキやすくなると思います。
【写メ】に関しては、会う前に交換するのを前提にしています。
R子サンから写メを貰えたら私も送信するつもりです。
私も色々と忙しい身なので、写メを交換できない場合お会いするのはちょっと難しいです。
せっかくR子サンが勇気を出して私にメールしてくれたのですから、是非ともお会いしたかったのですが…。
もう一度検討してもらえたら嬉しいです。
では!
———————–
最後通告のつもりだった。
これでもなお写メの送信を嫌がるようだったら、やり取りを終える気でいたのだ。
いくら無償の愛の伝道師を自称する筆者であっても、容姿の全く分からない女性読者といちいち会っていては時間がいくらあっても足りない。
そこで、強気に写メを要求することにしたのだ。そして10数分後、返信が届いた。
———————–
そうですよね、わかってました(ネットナンパ愛読者ですから)。
ぜひご一緒させて頂きたい気持ちでおりますから写真が用意出来次第送ります。
外イキは経験あります、クンニは実は去年の彼が初めてしてくれたんです。主人からはされた事がありません。
私もフェラでお返ししようと試みたんですけど、、下手なんでしょうね…嫌がられてしまいました。
つまり私が下手だからクンニもそこそこでお互いに性器を舐め合うセックスをしなくなりました。
ショーイチさんにフェラをご指導して頂きたいです。
———————–
どうやら彼女はこの時点で会う気満々のようだ。そして翌日。R子ちゃんからメールが届いた。
———————–
昨日はお早いお返事頂き本当にありがとうございました。
撮ったものをさらに携帯で撮ったものを送ります。
すみません、エクセルやワード、PDFファイルで色々試したんですが私以外を切り取ったはずが1枚でファイルされてしまい上手く出来ずに考えた挙句のやり方です。写真は加工も何もしてませんので…
ご確認下さい、よろしくお願いします。
———————–
添付されていた写真はパソコンのモニターに表示された写真をスマホで撮影したようなものだった。画質は低めだったが、容姿の判別には問題なかった。
たしかに本人が言うように、女医の西川史子に似た顔立ちだった。
40歳のわりには若々しい感じで、このレベルなら余裕でチンコがギンギンになるだろう。すぐに筆者も写メを添付して返信を行う。
そして数十分後。R子ちゃんからメールが届いた。
———————–
ショーイチさんのお褒めの言葉真に受けていいのかどうか困ってます。
でも素直にありがとうございます。
私はどうでもいいですっ! ショーイチさん、イケメンじゃないですか!
こんな私にお会いして下さるんですね、すごく驚いています。
正直安心しました…と同時にかなり緊張してきました。
お会いする日程ですが来週の4/7はいかがでしょうか?
お昼ごろから夕方くらまでなら時間を作れそうです。
———————–
筆者をイケメンだと持ち上げてくるR子ちゃん。だが筆者は己の不細工さを知っている。彼女が褒めてくれたのは社交辞令というやつだろう。
そこから話がすぐにまとまり、4/7の13時に渋谷で待ち合わせすることとなった。
しかし! 世の情勢は新型コロナウイルスの感染拡大で、今にも緊急事態宣言が発せられそうな雰囲気だった。そして4月5日にR子ちゃんからメールが届いた。
———————–
こんにちは、ショーイチさん。R子です。
早くお会いしたい気分です。一緒に気持ち良くなりたいです!
今まで自分を素直に出す事をしてこなかったんです。ショーイチさんにはたくさん触って欲しいし舐めて欲しいなぁ。
もちろん私はフェラのご指導をいただきたく思ってますからそこも含めてです。
自信は皆無ですけど…だから嫌われるだろうから怖すぎるのもあります。
しかし、今の時期はお会いする日を延ばした方が良いのかもしれません。
日に日にコロナウィルス感染者が増える一方ですよね。
私がもし感染者だった場合はショーイチさんに移してしまうわけですし…それは絶対避けたいです。
私の会いたい熱は冷めません、だって私からメールしたんですから。
絶対にお会いする日を楽しみに待ちます。
リスケしませんか?
ショーイチさんはどう思われますか?
———————–
きっとR子ちゃんもぎりぎりまで迷っていたのだろう。それに彼女は子持ちでもある。彼女が予定の変更を提案してきたのは当然のことだ。
そこで、筆者もすぐに返信を行い、コロナ禍が去ってから会おうと約束したのだった。
それから1か月半以上が経過した。その間、R子ちゃんからは様子伺いのメールが数回届いていた。彼女は筆者のtwitter(@tokosyo5)もチェックしているようで、それに合わせてメッセージを寄こしていたのだ。
そして5月の最終週にまたR子ちゃんからメールが届いた。
———————–
こんにちはショーイチさん、R子です。
6月1日から東京都のロードマップはSTEP2に移行らしいですね。
あれだけステイホームと言い続けてたのが嘘のように解放し放題に見えます。
しかし国が経済を動かすよう指示してるなら私は従うつもりです。
第二波が案外早い段階で来ると予想します、ショーイチさんにお会いする機会を先延ばしにしたくないです。
6月の1週目か2週目辺りでご都合付く日時はありますか?
私が勝手に思ってるだけですからショーイチさんのお気持ちをぜひ教えて頂きたいです、宜しくお願いします。
———————–
もう待ちきれなくて待ちきれなくてたまならいのだろう。こうまで言われたら応じるしかない。すぐに段取りをつけ、6月の第1週の週末に彼女と会うことにした。
そして当日。久しぶりに渋谷に降り立った筆者はまっすぐハチ公前に向かう。その途中で、「あと数分でハチ公前に到着します」とR子ちゃんにメールを送る。
すると、「私も渋谷に着きました。もう少しで到着します」とすぐに返信が届いた。
そしてハチ公前で待つこと数分。メールで聞いていた通りの服装をした女性を発見。キョロキョロしながらこちらに向かってきた。
マスクで顔は隠れているものの、間違いなくR子ちゃんだろう。スタイルもほぼこちらの想像通りだったので、がっかりすることなく彼女に話しかける。
「こんにちは、R子ちゃんだよね?」
「あ、はい。こんにちは」
チラっとマスクを下げ、こちらの顔を見せながら挨拶を交わす。
「とりあえず歩きながら話そうか?」
「は、はい」
どうやら緊張している様子のR子ちゃん。その緊張をほぐすため、当たり障りのない世間話をしながら道玄坂を上っていく。
そして、百軒店通りの入り口で右折。ホテル街に入り、すぐのところにあるラブホテルにチェックインした。
ここでようやくマスクを取って素顔を見せあうふたり。マスクを外しても、R子ちゃんの容姿は貰っていた写真と大差なかった。またもや安心する。
その後、世間話から徐々に下ネタを開始。
「どうしてフェラチオが上手になりたいのかな?」
「ま、前の彼氏に嫌われたのって、たぶん私が下手だったからだと思うんです」
「そんなに下手だったの?」
「は、はい。顎関節症で口を大きく開けるのが苦手なんです」
「そうなんだぁ」
「こんな私でも上手になれますかね?」
「まずは実践してみないとなんとも言えないなぁ」
「ですよね?」
「今日はたっぷり教えてあげるから安心してね」
「はい!」
「あ、もちろん俺も全力でクンニさせてもらうよ」
「フフ、それも楽しみです」
その後、別々にシャワーを浴び、ベッドインすることになった。
室内の照明は明るいままだ。それに対し、R子ちゃんは何も言わなかった。
彼女はこのコラムの読者なので、下手に文句を言えなかったのだろう。
まずは、こちらからご奉仕させてもらうことに。
仰向けになって待ち構えているR子ちゃんにキスを仕掛ける。そしてゆっくりと舌を使い始める。
だが、彼女の口は真一文字に固く閉じられていた。
おいおいおいおいおい! そっちから会いたいって言ってきたくせにディープキスを拒否るのかよ!
少しばかりイラっとしてしまったが、このご時世なのでぐっと我慢。もしかしたら、緊張のせいで口が強張っていただけかもしれない。
キスを早々に切り上げ、オッパイ愛撫に取り掛かる。
壊れやすいガラス細工を扱うように、乳房を優しく揉みほぐし、そっと乳首を口に含む。
目いっぱいの愛情を込め、その乳首を吸ったり舐めたり弾いたりして愛撫を行う。
しかし、どうにも反応が薄い。そこで、愛撫を中断して聞いてみることにした。
「ね、どういう風にされたいか言ってみて」
「は、恥ずかしいです」
「でも自分を解放したいんでしょ? 口で言ってくれないとお互いに楽しめないよ」
「は、はい。も、もっと強く触ったり舐めたりしてほしいです」
「教えてくれてありがとう。それじゃあ言われた通りにするね」
ソフト愛撫からハード愛撫に切り替える。右の乳首を強めに吸い込みながら、左の乳首を指で摘まみ上げる。
「あぁぁぁぁ、い、いぃぃぃ、ですぅ」
強めに愛撫した途端にアヘ声を漏らし始める。どうやら優しい愛撫では気持ち良くなれない体質のようだ。
先ほどまでとは別人のように感じまくるR子ちゃん。そのアヘ声にノせられる形でこちらの愛撫にもますます力が入ってしまう。
こうして、十分オッパイを愛撫してからクンニに取り掛かることにした。
ペカーっ!
年齢のわりには綺麗なマンコだった。毛も薄く、ヒダヒダもたいして黒ずんでいない。十分過ぎるくらいの美マンだ。
すでに濡れまくっていた膣口は、男の脳髄を刺激するような匂いを放っていた。
ゴクリ!
生唾を飲み込んでから、その小さい膣口に舌を挿し入れる。
ここから本気クンニがスタート。
ソフトにクリトリス舐め始めてから徐々に強く舐める。
「イッちゃうぅぅぅぅ!」
クンニを開始して1分ちょっとで果ててしまうR子ちゃん。
だが、この程度で終わるわけにはいかない。エクスタシーの余韻を味わってもらってから、クンニを再開。
今度は中指を挿入し、クリ舐めとGスポットの同時攻撃だ。
「あぁぁぁっぁ、ま、また、い、イッくふぅぅぅぅぅぅ!」
クリ舐め手マンを開始して10秒もしないうちに再びイッてしまうR子ちゃん。
ここから堰を切ったようにイキまくる。クリ舐め手マンしながらの両乳首攻めでは愛液をドクドクと分泌させながら感じていた。
ずっと同じ姿勢で舐めていたので腰への負担が大きかった。少し休憩するつもりで、クンニを止める。そして手マンしながらキスを仕掛ける。
ネロぶちゅるるるる!
今度はR子ちゃんのほうから積極的に舌を絡めてきた。やはり最初の拒絶は緊張のせいだったのだろう。
その舌の感触と唾液の味にうっとりする筆者。辛抱できなくなり、攻守交替を提案。
仰向けになった筆者に対し、いきなりフェラチオしようとしてくるR子ちゃん。
「ううん、そうじゃなくて俺がしたように上から愛撫していって」
「は、はい」
「じゃ、最初はR子ちゃんからキスして」
ディープキスが始まる。そして乳首舐めだ。強めにこちらの乳首を弾いたり吸ってくる。これがまた気持ちいい。
「うん、上手だよ。すごく気持ちいいよ」
左右の乳首を舐めてもらってからいよいよフェラチオ。ギンギンに勃起しているチンポに対し、恐る恐るといった感じで舐め始めるR子ちゃん。
ペロペロ、チロチロ…
竿の周囲を舐めるばかりでイマイチ気持ち良くない。ここからしっかりフェラ講座を始めることにした。
「まず口を大きく開いて、チンチンを奥まで咥えてみて」
「は、はい」
半分ほどチンコが飲み込まれたところで止まってしまった。
「もう無理なの?」
「は、はい。こ、これ以上はちょっと難しそうです」
やはり口が大きく開かないのだろう。日本人の平均以下のサイズでしかない筆者のチンポ。それを半分ほどまでしか咥えられないのだから、彼女のフェラに満足できる男性は少なそうだ。
だが、これも想定済だ。
「じゃあ、出来るところまででいいからもう一度咥えて」
「はい」
「咥えたら、ゆっくり舌を動かして竿の部分やカリの部分を舐めてみて」
チンコを指さしながら舌の動きを細かく指示する。
そして実践してもらう。
「痛っ!!」
思わず大きな声をあげてしまった。彼女が舌を動かした途端、表皮の薄いカリの部分が歯にゴリゴリと当たってしまったのだ。
フェラの最中にこんな痛みを感じたのは生まれて初めてのことだった。
「ご、ごめんなさい」
チンポを離し謝罪するR子ちゃん。
「自分でもチンチンに歯が当たったって分かるのかな?」
「は、はい」
「チンチンのこの部分って凄く敏感なんだよ。歯は当然だし、歯茎や口蓋の固い部分に当たっても滅茶苦茶痛いんだよ」
「ほ、本当にごめんなさい」
「謝らなくていいよ。まだまだ時間はあるんだからたくさん練習しようね」
「はい」
フェラを再開してもらう。それでもまた歯が当たってしまう。
ここで上半身を起こし、彼女にフェラのレクチャーを行うことにした。
「ほら、俺のこの指がチンチンだとするでしょ? それに対し、R子ちゃんの口はこんな角度で舐めようとしているんだ」
両手を使い、彼女のフェラチオを再現。
「ね、この角度だとチンチンの向きと口の中の向きが一緒になってないでしょ? だから少し舌を動かすだけで痛い部分に当たっちゃうんだ」
「な、なるほど。そうですね」
「だから、こうやって口の向きをチンチンの角度に合わせて咥えてみればいいんだよ」
「は、はい」
「そして咥えたら、ゆっくり舌を動かしてみて」
こちらの指示通りにフェラしようとするが、どうにもうまくいかない。
それでも根気強く駄目出しをしていると、徐々に上達してきた。
「ね、R子ちゃん。気付いてるかな?」
「え?」
「チンチンの固さが増してるでしょ?」
「は、はい」
「痛くなると柔らかくなるし、気持ちいいと固くなるんだよ」
「す、すごく分かりやすいです」
「だからずっと固いままでいられるように、チンチンの様子を見ながらペロペロして」
「はい!」
そのまま20分くらいシャブってもらう。まだ時折痛くなることもあったが、かなり上達してきた感じだ。
その後、キンタマの舐め方やフェラしながら男の乳首を愛撫する方法などを教えていく。
こうして30分以上フェラしてもらう。まだまだ及第点には程遠かったが、最後のほうは痛みをまったく感じなくなっていた。
それに、これだけ長時間チンポを咥えていても弱音を吐かないのが素晴らしい。悪戦苦闘しながらも、ヤる気にみなぎっている感じだ。
「どう? フェラのやり方が分かったかな?」
「はい! ショーイチさんのオチンチンの反応がすぐ分かるので舐めやすかったです」
「そうだね。最後のほうはずっと固いままだったでしょ?」
「そ、そうですね」
「それだけR子ちゃんのフェラが上手になったってことだよ」
「う、嬉しいです」
「じゃあ、そろそろ入れようか?」
コンドームを装着し、正常位で合体。
ディープキスしながらまったりと腰を振っていたのだが、マンコの締め付けにあっさり負けそうになる。
もしこのマンコに生挿入していたら、間違いなく彼女にドハマリしていただろう。
このままではあっさり出ちゃう! 焦った筆者は上体を起こし、ピストンしながら両乳首を攻め始める。
「あぁぁぁ、気持ちいいですぅぅぅぅ!」
声を荒げるR子ちゃん。なんとしてでも挿入でイカせようと踏ん張る筆者。
しかし、彼女のアヘ声が大きくなるにつれ、マンコの締まりがますます強くなった。
この予想外の事態に抗うことができなかった。
「も、もう無理! イクよっ!」
ラストスパートして数秒ほどで果ててしまった。
ふぅ。
その後、ベッドで寝転がりながら感想を言い合う。
「最初はわざと噛んでるのかと思ってビックリしたよ」
「本当にごめんなさい」
「セフレだった彼氏に嫌われたのは、やっぱりフェラのせいかもしれないね」
「そうですよねぇ」
「でも、R子ちゃんの一生懸命さは伝わったよ」
「う、嬉しいです」
「やっぱりエッチって“ギブアンドギブ”だと思うんだ」
「え?」
「ほら、普通はギブアンドテイクでしょ? でも見返りを求めるような愛撫って、なんか打算的でしょ?」
「は、はい。なんとなく分かります」
「だから俺はいつも“ギブアンドギブ”を心がけてるんだ。相性のいいコならそれが伝わるし、お互いにそう思ってエッチすれば最高だと思わない?」
「そ、そうですね。“ギブアンドギブ”ですかぁ、それいいですね」
「今日の一回だけじゃマスターできなかっただろうから、また機会があったら遊ぼうね」
「え? いいんですか?」
「うん。またお互いにタイミングが会えば、デートしようね」
「はい!」
その後、渋谷駅に向かい、ふたりで改札を潜る。そして駅の構内でサヨウナラ。
その日の夜、R子ちゃんからメールが届いた。今度はアドレスがG-mailからのモノだ。
———————–
こんばんは。
ftyg***@fo***.re からメールをしてました、R子です。
これからは私が普段使うメールアドレスで連絡させていただきますね。
今日は、わざわざお時間作っていただき、ありがとうございました!
実践させて頂き本当にお勉強になりました。
下手なんですよ、本当。
しかも顎関節症が原因で口を大きく開けられない。
フェラは難しいですね
あまり口を開かないで気持ちよくなってもらうしか方法ないですよね。
ショーイチさんは私の身体では満足度5割くらいですかね。
楽しい時間をありがとうございました!
R子
———————–
どうやら筆者のフェラ講座である程度は自信がついたのだろう。
次のデートがいつになるのかは未定だが、また機会があればじっくり時間をかけてフェラテクを仕込むつもりだ。
(文=所沢ショーイチ)