「こないだはごめんなさい…」
「私のこと嫌いになったよね…」
「今日は謝りたくて…」
ひまりは切実な口調で切り出す。
「少しだけ怖くて…」
「エッチにあんまりいい思い出がなくて…」
「ごめんね。こんなこといきなり言って…」
どうやら彼女にはエッチに対する恐怖心があるようだ。言い方が悪いかもしれないが、「ヤリ逃げ」をされたことがあるのかもしれない。ともあれ、女子の切ない気持ちがジンジンと伝わってくる。
そしてひまりが抱きついてくる。
「今日、したい…」
「ねえ、チューしたい」
長いキス。吐息が耳を濡らす。
「好き…」
「もう怖くないから」
ひまりは彼の手を握り、自分の胸を揉ませる。彼女は少しだけ震えていた。
「大丈夫…」
「やめないで…」
ふたたび長いキス。とろけるようなキス。
「あんまり見ないで…」
自分でブラを外したひまりは、乳首を隠しながら彼を見つめる。
「恥ずかしい…」
ひまりは恥じらいを隠すように彼の耳を舐める。それからまたキス。
「ベッド、いこう…」
布団の上でパンツを脱がされたひまりは、秘部をいじられて身悶える。ジッと彼の手を握る感じがしおらしい。
「くちゅくちゅ」という卑猥な音が鳴り響く。やがてビクビクと震えたひまりは、堪え切れないように「して…」と呟いた。