それから俺は彼女の向かいに座り、勝手に一人で話し始める。ゲス男のことを話せば、間が持つと思った。
しかし、彼女は不意に「私ってそんなに魅力ないですかね…」と呟く。「え？」と聞き直すと、彼女はこれまで男に相手にされたことがないと嘆いた。
俺は「そんなことないよ」となだめたが、彼女は納得しない。つい、「ちょっとカゲが薄いかもね…」と口が滑ると、彼女は「男の人には私が見えないみたいです…」と落ち込んでしまった。
こうなると何とか元気を出してほしくなり、俺は彼女をほめまくる。そして、「今すぐにでも抱きたいよ！」と言ってしまった。これに彼女が、「ホントですか？」と反応し…。
その後、俺たちはラブホへ行くことになった。彼女は処女らしく、「早く済ませたいんです！」とアツい眼差しで頼まれたのだ。
ホテルに着いた後は、みなさんの想像どおりといった感じ。まあ、俺もゲス野郎だったわけだ。
※2018年2月21日配信
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