――メジャーも地下もアイドルイベントは大変です。最後に明るい話でまとめたいんですが(笑)。大坪さん自身はどのくらいの規模でこの新型コロナが落ち着いたらイベントを開始したいですか?
大坪:いまのところ出演者を会場に呼びづらいです。まず、出演者が会場に来られる状態からスタートです。生のイベントで出演者が来てくれるところもあるみたいですが、アイドルやAV女優は女の子なんで、どうしてもファンが「ヤバいことしているな」って怒る人がいるんです(笑)。男はいいんですけど(笑)。
女の子が安全に会場に来てくれる状況になってからスタートです。6月に毎年やっているAV女優のイベントがあるんですけど、実はやりたいとは思っています。だから、早く収束してくれないかなと思っています。
――6月でも躊躇しますか?
大坪:まだ、事態が読めないです。2月、3月に延期になったイベントがあるんですが、だいたい6月再開を計画していたんです。でも、いまはやれるかどうか分からないです。最近、東京の感染者数が減ってはいますが、それがすんなりいくとは思えないですし。
――ちなみに大坪さんが2月、3月に主催する予定だったイベントは何本キャンセルになりましたか?
大坪:中止、延期を両方含めると11本です。どこもお店の好意でキャンセル料を払ってくれということはありませんでした。もし、キャンセル料を払ったら夜逃げしていますよ。イベントは昔通りに戻ればいちばんいいんですが、形としてはライブをやりながらネット配信をするのが理想でしょう。
そこを上手く差別化して両方やっていけたらいいです。生のイベントはどこかが、まずはやらないと全体が動かないです。国がやっていいと絶対に言うわけにはいかないですから。ライブハウスの再開はいちばん最後になるでしょう。最初は飲食店が再開して、いちばん最後にエンタメ系でしょう。
――自粛はいちばん早くて、再開はいちばん遅いという。
大坪:実際そうだと思います。だから、さっきも言ったように会場の席数を半分くらいにして、ネット配信もするんでしょう。
――6月には大阪で初美沙希さんの延期したイベントが予定されていますが、こちらはネット配信どうなりますか?
大坪:いまのところネット配信は決まってないです。大阪なので移動が大丈夫かもあるんです。
――そう簡単には将来を話せない事態ですね。
大坪:いまのところ「やれたらいいな」という希望的観測でしかないです。様子を見ながらやるんでしょう。
(インタビュー=神楽坂文人/公式Twitterはコチラ)
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