「え、ママ…?」
健一に裸を見られるのは、子どものとき以来です。
「たまにはいいじゃない。ほら、椅子に座って」
私は戸惑う健一の背中を、たっぷり泡を付けたタオルで擦り始めました。
(いつのまにか逞しい体になってたのね)
そんなことを思いながら背中を洗い、今度はタオルを前に回して、胸板の辺りを優しく洗ってあげたんです。すると、
「ママ…もういいよ」
健一がそう言って前屈みになり、両手で股間を隠したんです。
(健一…ママ相手に興奮してくれてるの?)
心臓がバクバクしました。
「健一、そこもママが洗ってあげる。ほら、手を離して」
「ママ…どうしたの?」
「ママは健一が大好きなの。ほら、大事なところだから…素手で洗わなきゃね」
私は健一の背中に体を密着させ、後ろから手を回してオチ〇チンに触れました。
「あぁ…ママ、だめだよ」
戸惑いながらも抵抗しない健一に、優しい手つきでシコシコ、シコシコ…。
「健一、いつも自分でしてるんでしょ?」
「そ、そんなこと…」
「いいのよ。男のコなら普通のこと。健一さえよければ、これからはママが手でしてあげる」
「あぁ…ママ」
「気持ちよくなったら我慢しなくていいのよ」
「あぁ…出ちゃう!」
それ以来、健一とはときどき一緒にお風呂に入っています。かろうじてその先にはいっていないのですが、もしも健一が求めてきたら、私には拒む自信がありません。いや、むしろそれを求めている…私はイケない母親なのです。
(取材・文/川田拓也)