日々の幻想アイテムを展示してきたアダルトグッズ博物館も、本日をもって閉館です。最終日を飾るのは、新進気鋭のアバンギャルド集団によるキャンドルアート。リーダーの植野氏を筆頭に、おたけ氏とアントニー氏の3人が、キャンドルの明かりで宵闇を照らしていますが、なにやら炎の揺らめきが奇妙なような…。それでは、心もカラダも激震のラストアイテムをご覧ください。
――最終回のアイテムは、最高のクンニを提供する「ベロバイブ」です。
アントニー なんというか、造形がリアルすぎませんか?
植野 最終回の寂しさを、一瞬で忘れてもうた…。
おたけ この質感というか、弾力感が「舌」そのものだよな。
アントニー 表面のイボイボがザラザラしていて、それもまた「舌」そのものですね。
植野 スイッチを入れたときの動きもローターのような振動じゃなくて、きちんとペロペロと舐めているようになるのもスゴイやんか。
――個人的には、イジリー岡田さんの”高速ベロ”を思い出しました。
おたけ 確かに。それほど動きがリアルということだな。電マだと強すぎて痛いという女の子も多いけど、これならちょうどイイ感じ。
アントニー しかも、動きのパターンが12種類もあるみたいですよ。
植野 いろんなタイプの舐め方を試してみたくなりそうやんか。というか、おたけさんはさっきからずっとベロバイブを手のひらに当てたままですけど、そんなに気に入ったんですか?
おたけ マッサージされてるみたいで、かなり気持ちいい。パターンを変えると結構激しくなるので、乳首やチンコに当てたら、もっと気持ちよさそうだな。ちょっとアントニーも試してみな。
アントニー いや、ズボン越しにチンコに当てても…いや、結構気持ちいいですね。
植野 パンティとかブラジャーとか、布越しで当てるのがええんかもね。
おたけ しかも乳首とか、チンコのカリ首とか、ピンポイントで当てられるので刺激が集中するんだな。個人的に舐めるのが好きなんだけど、コレが出てきちゃったらもう勝てない。
アントニー まぁ、気持ちよさでは勝てないですけど、オナニーでもカップルでも楽しめるアイテムですよね。
植野 まず「何これ~」と笑えるから、エッチのときでも出しやすいよね。これは普通に使おうと思った。
アントニー サイズ感も気軽に持ち運びできそうだし、俺も使ってみたいわ。というか、今夜なんとかして使います。
おたけ お前、本気じゃねーか。以前に紹介したバイブの「アピチェ」を奪われた女の子とか?
アントニー これも奪われそうで怖い。でも、アダルトグッズが好きな女の子へのプレゼントにも最適じゃない?
――ちなみにベロバイブがリリースされたとき、ネットでバズったそうです。
おたけ そうなるだろうな。フォルムも、動きも、使ったときの感触も、よく考えられているし。
アントニー 電池じゃなくてUSB充電式というのも便利だよね。
植野 何から何まで真剣に作られているのがわかる。これまで紹介してきたものも全部そうやけど。
おたけ ところで、お前たちは過去に紹介したグッズで、どれが印象に残ってる?
アントニー ボクはオシャレなバイブの「アピチェ」ですね。マジで勝手に持っていかれて、あんなに女の子を夢中にさせるのかと。
植野 ボクは上下にピストンするバイブの「ストロングマン」。あのえぐい動きが今も忘れられへん。それで、おたけさんは?
おたけ 俺は男性の口をイメージした「クチマン」かな。このベロバイブも同じだけど、とにかく造形へのこだわりがスゴイ。あと、パッケージの男性が行雄ちゃんそっくりで爆笑したな。
アントニー あったね。
植野 こう考えると、いろんなグッズを見てきたんやね。
アントニー 最初は全然わからなかったけど、プライベートで使ってみるまでになるとは…。
おたけ 連載は終わるけど、俺たちはこれからもアダルトグッズを伝道し続けていこうな。
――それでは最後のご挨拶を。
3人 みなさん、これまでありがとうございました!
(構成=丸山大次郎/構成 写真=斎藤大嗣)
『ベロバイブ』 発売/エーワン 価格/3080円(税込)
プニプニとした質感やザラザラした表面など、舌先を見事に再現した「ベロバイブ」は、乳首やクリトリス、亀頭などの快感ポイントを、ペロペロ、レロレロと多彩に刺激する。しかも、舐めまわしアクションは12段階とまさに変幻自在。操作もワンプッシュ式で使いやすく、約1時間のUSB充電で、約1時間の連続使用が可能だ。「ベロバイブ」の次元を超えた凄テクは、絶対に味わってみるべき!
『A-ONE』
アダルトグッズの総合卸売メーカー。新商品開発から卸売り販売、マーケティング・サポートと、アダルトグッズに関するさまざまなニーズに応える。
公式HP〈https://www.a-one-tokyo.com〉
アダルトグッズ博物館
[写真左から]おたけ(ジャングルポケット/1982年、東京都出身)、植野行雄(デニス/1982年、大阪府出身)、アントニー(マテンロウ/1990年、東京都出身)が訪れている大人のおもちゃの博物館。毎月、館内に展示されているさまざまなアダルトグッズを前連載から継続して3人が紹介していく。